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シマウマ散歩2

今日も、息子と1時間の散歩。
道なき林の中を歩き、倒木をつたって川を渡り、シマウマの証拠写真を撮りに……。

はい、今日もいました。
シマウマ君。


zebra1.jpg


え?
小さくて見えない?
ならば少々拡大して……。


zebra.jpg


わかっていただけます?
息子と私が仰天した理由。
シカの群れを追って散歩してて、これを見つけたときの衝撃。
ちなみに、上の写真のほうの、右端には、ダチョウが写ってます。
でもって、同じ写真の左端に白く写っている動物は、
遠目に、アルパカではなかろうか、と。

google mapの衛星写真で確認する限り、表側はフツーの住宅地なんです。
その裏が林に面していて、そこにどどーんと牧場を作っちゃった、って感じ?
やっぱり、アメリカは、奥が深い……。

今日の散歩の収穫。
シカ7頭、シマウマ2頭、ダチョウ3羽、アルパカ?1頭、カモ2羽。


シマウマ散歩?

春だ。
アメリカ最後の春。
もう、毎日毎日がいとおしくて、たまらん。

今朝、裏のデッキに出たら、キツツキが木をコツコツやる音が。
いいよなあ、あんなに粒のそろった同音連打ができたら……などと、ついついピアノを思い出したりしつつ、双眼鏡でしばし観察。頭くらいの大きな穴を掘り出していくキツツキの、その執念を尊敬。

夕方は、息子と家の裏の林を散歩した。
道なき道を行けるのは、今の季節だけ。
春も暖かくなると、ぐんぐんと下草が伸び、歩けなくなってしまうから。

数日前に散歩したときは、6匹のシカの家族と2回も行き会った。
だから今回は、最初からシカ狙い。
川岸に真新しいシカの足跡を見つけ、つま先の向かう方へとずんずん歩く。途中、倒木をつたって川を渡ったり、結構な冒険。

「母ちゃん、いたっ!」

白いモノが遠くの木々に隠れた。
White Tale Deer の尻尾だろう。
このシカは、警戒すると、尻尾をピンと天に向けて立てる。
この尻尾、普段は垂れているから分からないのだけれど、内側が真っ白い。
だからピンと立てたとき、後ろから見ると真っ白な尻尾が伸びて見えるのだ。

足を速める。
足跡を追う。

息子が再び、ささやく。

「あれ、あっちにもシカ! ……あれ? シカじゃない。なんだ……??」

それから、ぼそっとうめいたのだった。


か、母ちゃん。
シマウマがいる……。



し、しまうま?
ってあんた、あの黒と白のシマウマ?

息子は目がいい。
野生動物を見つけるのは、息子が数倍早い。
私は半信半疑で息子の指差すほうに近づき、そして度肝を抜かれた。


ひええええ。
シ、シ、シ、シマウマ~っ!!!
アメリカの東海岸の、住宅地近くの林の中で、シマウマ、ですか?

近づいてみて、ナゾが解けた。
柵がある。
広い広い牧場のような土地に、シマウマが2頭、並んでこちらを見つめていた。
警戒するように。
警戒して動かないシマウマの周囲を、ゆうゆうと、3羽のダチョウが歩いていた。

動物園……じゃないよな。
個人の家の、庭なんだろうなあ。
しかし、シマウマ、飼うかよ?

散歩してて、林の中でシマウマに突然出会っちゃうなんて、これってまるで……

サファリ散歩?


なにはともあれ。
その後、無事にシカの一家も見つけた。
いつも見る家族より、警戒が強い。
遠目に見ると、小さなシカが数頭いる。
子ども連れ、らしい。
息子が素早く走りこんだら、その途端、すべてのシカがほぼ同時に、真っ白な尾をピンと立て、
一列縦隊で走り出した。
私の前を。

1頭、2頭、3頭……。

大きいのから、小さいのまで、数えたら10頭もいた。
驚く早さで、せせらぎをヒラリと飛び越え、夕暮れの林に消えていくシカの群れ。
あまりに美しくて、思わず息を呑んだ。

本日の散歩。
1時間30分。
足の裏で、枯れ枝をポキリポキリと折って歩くのが好き。
あの乾いた音が好き。

歩きすぎて疲れたけど、収穫は多かった。
シカ10頭。
そしてなぜか、シマウマ2頭……。



冷凍マグロの調理法

近所のCostcoの商品ラインナップが、どんどん変化してて面白い。
一言でいうなら、中南米系移民やアジア系移民のための食材が、どんどん増えてる、って感じか。
何しろ、私の暮らすカウンティーは、もはや、外国生まれが人口の3分の1だかを占めてるそうで。とんでもなく、移民が増えてる地域なのよね~。
そんなわけで、醤油や米はもちろん、日本茶のティーバッグなんかも当たり前にあったわけだけど、今回は、とうとう、イクラを見つけたぞ。

去年、歓喜した生の赤身マグロは、1度だけで姿を消したけど、その代わりだろうか、生のたたきや半生ステーキにできそうなマグロの塊の冷凍商品、ってのが登場した。(いや、昔からあったのかも知れないけど)。
そろそろ、冷凍焼きおにぎりや、冷凍たこ焼きが登場するかも、と待ってるんだけど、さすがに無理か。
(あ、でも、トレーダージョーの冷凍焼きおにぎりはとってもおいしいと思う!)

そんなわけで、Costcoに行くと、最近は妙に高くつく。
だいたい、1度の買い物で300ドル近くになるって……(涙)???
しばらくこれで食いつながなきゃなぁ。

で、本題は、この、Costco の冷凍マグロ。
たぶん、解凍してサシミにするほどの質じゃないと思うのよね。
外袋を見ると、中はレアのままの、マグロのステーキ、の写真が。
料理法も書いてあって、高温のオーブンで何秒ならレア、何秒ならミディアム、なんて説明もある。
さて、どう料理しようか?

基本的に、冷凍マグロは、さきに解凍すべきだと思う。
(そうしないほうがおいしい、という調理法があったら、教えてねー)。
自然解凍だと、うまみが水分と一緒に逃げちゃう感じなので、色々と試した結果、我が家では、濃い塩水のぬるま湯に数分(塊の大きさによる)漬けて、その後、ペーパータオルに包んで冷蔵庫の中で自然解凍、って方法を採用してるの。
だから、今回も、先に解凍するとして。

■バーベキューの時にでも、ボッと炎を上げて、表面をあぶって、タタキにする?
■あるいは台所でフライパンかオーブン使ってタタキに?
■卵白に潜らして、表面にびっしりとゴマをつけて焼くってどうだろ? もちろん、中はレアで。
 (卵白に潜らしたシシャモにゴマの衣をつけて油で揚げるの、大好き!)
■ゴマの代わりに、パン粉でも、おもしろいかも。その場合、ソースは何味?

いろいろ考えてると楽しい~。
みなさま、お知恵拝借。
おいしい料理法を教えてくださいませ。

あ、こんなの、見つけちゃいました。
みんな、悩んでるのね。
http://chowhound.chow.com/topics/758435

8月に日本に帰ります宣言

夫の海外転勤で急転直下アメリカ行きが決まったのが4年前。
今度は、夫の日本への異動時期に無関係に、私は今年8月、日本に帰ります。
これもまた、私自身の事情じゃないんだよな。
今度は息子。
中学受験で受かった学校が、「4月から1ヶ月半登校して、そこから休学するか、あるいは、2学期の初日からの登校か、どちらか選んでくれていいですよ」 と言ってくれたもんで、やっぱり行ったり来たりは面倒だし、と後者を選んだのだった。
9月1日から登校、となると、8月上旬には日本に引っ越さないと、制服やら、学生証やら、色々と間に合わないらしい。

アメリカに来る時期も家族の事情なら、
日本に帰る時期もまた、家族の事情。
一度、自分自身の事情で海を越えてしまいたいよ、というような気にもなるけど、まあ、それはあと5年後くらいにとっておこうと思う。
ワシントンDC界隈は、なんといっても、芽吹きの3月、4月の初春が美しいわけで、その季節だけでもどうしてもアメリカにいたかった。もう一度、ポトマック河のさくらや、木蓮や、裏のデッキから見渡せる林の木々が芽吹いていく姿を見たかった。
だから、まあ、いい。
残されたちょうどあと半年を、大事に大事に過ごしてみよう、と思う。

クリスマス報告

アメリカ生活、たぶん最後になる2010年のクリスマスは、受験生の息子を抱え、恒例の家族旅行もなし。
これまでバハマ、フロリダ、コスタリカ、と暖かい場所で野生動物まみれのクリスマスを迎えてきたんだけど、息子のお陰 (?) で、アメリカにきて初めて、自宅でのクリスマス、というやつを体験することになった。

ツリーは例年、Mayne's Tree Farm という農場まで出かけて、好みのツリーを選んで、家族で切り倒し、車に積んで帰ってくる、というのを恒例にしてきたんだけど。
「さすがに、俺、そこまでやってる時間、ないわ」 という受験生らしい息子の自己申告を受け、計画変更。
近所の教会でツリーを買うことにした。

買ったのは、毎年恒例、Fraser Fir という種類。
白っぽい葉の裏がきれい。
農場で切り倒すのも面白いけれど、教会で買う、という経験もできてよかった。
教会に通ってる青年たちがボランティアで寒い中、もみの木を売っていた。
我が家が買ったのは2メートルちょっとので、90ドルくらい。
農場で切り倒したらたぶん、60ドルくらい、かな。
もみの木販売は、教会の大切なファンドレージング、なんだそうだ。

とりあえず、息子が飾りつけたツリーは、こんな感じ。
去年より一回り小さい。


tree2010.jpg


以下は、食べたものの備忘録。

23日。
日本で受験生の息子さんを持つお母さんが、受験日に 「やっぱり、敵に勝つ、だもの。トンカツよね」 とmixi日記に書いておられるのを見て、「よし、我が家もこれだっ!」 とふと思い立ち、23日の夜(日本とは時差があるから)の夕飯は、トンカツにした。
それゆえ、24日のクリスマスイブの夕飯は……残り物のトンカツで、カツ丼!

Costcoのひれ肉で作るトンカツは、「まい泉」真っ青のやわらかさ。
そのトンカツで作るカツ丼は、さらにうまい。
クリスマスイブにカツ丼かよ、といわれそうだけど、シアワセ感100%の夕食だった。

この夜は、家族で 「男はつらいよ」 のDVDを見て、「おまえ、さしずめ、インテリだな」 という寅さんの決まり文句に笑い転げて。

デザートは、ブッシュドノエル。
ココア生地で、生クリームとブルーベリーを巻き込んで、外側は、刻みチョコ入り生チョコクリーム。
例年になくおいしくできて、大満足。

25日のクリスマスディナー。
かつ丼から一転、一応、それなりの鶏の丸焼き。
サイズにして4キロくらいか。
日本においてきたデロンギのオーブンには絶対に入らないサイズ。
アメリカの巨大オーブンのある今のうち、今のうち。

小さな皮付きジャガイモと、プチトマトと、芽キャベツ(アメリカの芽キャベツは安くてうまい)はオリーブオイルと塩とハーブで一昼夜マリネ。
鶏肉は、にんにくやらあれこれハーブ入りの塩水に漬け込んだ・
これを時間差で、同じトレイで、オーブンの中で焼き上げておしまい。
ああ、ラクチン。でも、うまい。下準備の勝利か。
おまけに豪華に見えるのだから、究極の手抜きクリスマスディナー、ってやつだ。

で、デザートは……。
息子と夫のリクエストで、前日とまったく同じレシピにて、ブッシュドノエル再び。(おいおい)
2日で卵10個使ったよ。

26日は、朝から息子は塾の冬期講習へ。
第一志望校の志願者は、昨年に比べ3割増し、だそうな。
あまりの展開に、親子して、くら~い気分。

「ここまできたら、親にできることって、結局、おいしいものを作るくらいしかないもんなあ」。
そんな夫婦の会話を経て、その日の夕飯は、ラーメンに決定。

夫は朝から、前夜食べ終わった鶏の丸焼きを使って、コトコトと鶏がらスープを取った。
全身から立ち上るオーラは、「息子にうまいラーメンを食わせてやりたい」 か。
はたまた、「俺がうまいラーメンが食いたい!」 というオーラか。
私のほうは、トンカツを作るときに切り落とした豚ひれ肉で、チャーシューを作ることに。

夜は、家族で、ラーメンをはふはふとやった。
なんとなく、年の暮れ、という感じ。
そろそろ餅もつかないとなぁ。


Costco にいよいよマグロが登場

Costco で生魚といえば、養殖ものの、寄生虫フリーの鮭である。
我が家はこれを、刺身にするだけでなく、ディルの枝と砂糖と塩とウォッカにまぶした後、ピチットシートという脱水シートにくるむこと1~2週間。ねっとりと熟成した濃厚なやつを、ライムと塩なんかで食らうのが人気だった。

が、本日、Costco で、まぐろを発見。
「こ、これ、生で食えるか?」 と聞いたら、店員さんが、「スシ・OKね~」 だって。
ほんまかいな。

いきなり、刺身もなんなので、フライパンで表面だけ焼いて、たたきにしてみた。
薬味は、庭にある、三つ葉とシソ。それににんにくと、いただきもののミョウガ!
怖いくらいおいしゅうございました。
これまでマグロは、DCのシーフードマーケットまでわざわざ買いに走るか、近所の日本食材店の中落ちと決めていたのだけれど、選択肢が一つ増えた。うれしい。

しかし、最近のCosco はすごい。
アジア人人口の急増を背景にしているのか、アジアンフードの半加工品などがどんどん増えてる感じがする。
日本食材だけ取り上げても、米、醤油、日本茶、茹で上がった枝豆……。
そろそろ味噌や豆腐も登場するのではないか、という予感。

カナディアンロッキーの旅5止

番外編、です。
さて、1週間のカナディアンロッキーへの旅の最後を飾ってくれたのは……。
ユナイテッド航空による、ディレイバゲッジ。

ワシントンDCの空港を降り立って、さて、荷物を拾おうと、ターンテーブルの前にずっと待機していたというのに、あわれ、われらが黒いトランクは、ちっとも現れなかったのでした。

仕方なしに、ユナイテッドの窓口で、タグを見せて、荷物を探してもらったんですけど。
このときの、窓口のおばちゃんとの会話が、すごーくアメリカっぽくて、ついつい書いてしまおう。

窓口女性 「はぁ~い、ご機嫌いかが?」
私    「うん、最高よ。荷物が出てこないことをのぞいてはね」
窓口女性 「あらら、じゃあ、タグを見せて。検索してみるわね」

(パソコンで検索を始める彼女)

窓口女性 「あった、あった! 2時間遅れの便でこっちに向かってるみたいね」
私    「へ? じゃあ、どうすればよいの?」
窓口女性 「あなたの自宅に送るから、ここに住所を書いて」

(わきから夫がこう質問する)

夫    「ところで、どうしてこんなことになったんですか?」

そのときの彼女の返事がこれ。

I have no idea

とびきりの笑顔で、全然悪びれもせずにこういうものだから、「ああ、アメリカだ~っ!」 と感動しちゃった。
日本だったら、「まことに申し訳ありません」 的お詫びが先に来るものね。

おまけに、私が、伝票に自宅の住所を書いていたときのこと。

窓口女性  「あら、あなたの住所、素敵ねえ。Sunrise Dr だなんて、最高」
私     「ええ。とっても良いご近所さまなんですよ」(お決まりの返事だ)
窓口女性  「で、家から、通りの名前どおり、sunrise(日の出)は見える?」
私     「それはちょっと、そうでもないんですけどねえ」

ここでも感動。
こっちは長いフライトでへとへと。
そこに来て、荷物の遅れ。
致命的なものは入ってないし、旅先ではなく、旅が終わった時点でのバゲッジディレイだから、いろいろな意味で不幸中の幸いだったわけだけど、それでも、精神的にはかなり疲弊していたわけ。
ターンテーブルの前で待つこと半時間、それでも荷物が出てこなかったんだからね。

それで、ついつい、むっとしているところに、彼女の能天気な、

「素敵な住所ねえ」

だもの。

日本人のサービスに対する期待値としては、荷物遅れが生じた原因はユナイテッドにあるわけだから、同じ会社に勤めている窓口女性から、一言のお詫びくらいほしいと思ってしまうわけだけど、アメリカでは、「だって、彼女自身の責任じゃないものね」 という正論が当然成り立つから、彼女を責めたりしたら、もはやその時点で、「大人げない客」 になってしまう。

でも、「素敵な住所ねえ」 なんて能天気な彼女の笑顔を見てたら、「あら、あなたの笑顔こそ、とっても素敵」 程度のことを言いたくなるくらい、気が軽くなっちゃったのだった。
最近は、こちらのやり方になれてしまったせいか、「日本ほど、『お客さまが神様』 でなくてもいいのにねえ」 と思うことのほうが増えちゃった。

お陰さまで、2時間遅れの便で空港についたらしい我が家の荷物は、翌日のお昼ごろ、我が家に届きましたとさ。
めでたし、めでたし。
ちなみに、ある方のウェブサイトによると、航空会社が預け荷物を客と同じ便で運ぶ、という行為は、「そうしなければならない」 性質のものではなく、「できる範囲でそうすればよい」 程度のもので、その旨はチケットなんかに小さな文字で注意書きが書いてあるんだって。
もはや、Eチケット時代だし、航空券購入のときにそこまで条件を読んだりしない私は、全然知らなかったのでした。おもしろいもんですねえ。

旅の後日談としては、 「あやちゃんのお野菜畑」 がかなり大変なことになっていた。
まず、昨年の地這いトマトの反省もあって、しっかりとくみ上げていたトマトツリー(金網の支え) が、嵐のせいで、ばったりと倒れ、さんざ伸びて、すっかり花の咲いたバジルの茂みが2つほど、横倒し。
シソの茂み3つは、それぞれに茂りっぱなしのせいで、随分と過密状態。
何よりショックだったのは、

*嵐のせいで、トマトの多くが裂果していたこと
*横倒しになったトマトの新芽を、ラッキーとばかりに、鹿が食い荒らしていたこと

結局、裂果トマトは、全部、翌朝のガスパチョにしました。
これ、大発見だったんだけど、裂果したトマトって、湯むきが簡単なのよ~。
なにしろ、皮に切れ目を入れる必要ないもんね。最初から切れ目入っちゃってるから。

ほとんどのトマトはプチトマトだったので、これまで滅多にガスパチョに使ったことはなかったんだけど (プチトマトの湯むきってむちゃくちゃ大変なんだもん)、今回は、大量の湯にボール2杯ほどの裂果したプチトマトをいっぺんにいれ、数十秒後にざるで湯を切り、水の中に投入。あとは、片手でつるつると簡単に皮がむけた。
裂果トマトは、ガスパチョ用、で決まりだ。

茂りすぎたシソは、もはや冷奴や鶏肉の梅シソ揚げ、なんて料理で消費しつくせるものでもなかったので、思い切って、10枝ほどバッシバッシとはさみで切ってしまった。
500グラムくらいになったシソの葉で、青ジソジュース。
加湿器の掃除用に、日本で手にいれたクエン酸があったので、これを入れてみたら、あら不思議、汚い茶色いシソジュースが、きれいなピンク色になりましたとさ。

息子のリクエストにお答えして、これでゼリーを作ってみたら、むっちゃくちゃおいしい~。
息子が一言、「これ、売れるよ」。
私が一言。「売りたくない。自分たちで食べたい」

秋の霜が降りるまで、あと数回、シソジュースを楽しめそうだ。
ああ、種から大量にシソばかり作っておいてよかった!

あと、伸びすぎて倒れていたバジルは、支柱を立てた上で、これまた何十もの枝先を摘み、ジェノベーゼソースにして、パスタを食べた。バジルも大量にあるので、毎週のようにジェノベーゼを作っている気が……。
ネックは、「松の実の値段が高いこと」。

そんなわけで、最近は、白ゴマで代用している。
それなりにおいしいので、いいよね?

そうそう。
うれしいニュースも一つ。
朝顔がようやく2つ咲いた!

そして、ミョウガの根元にも、とうとう一つ、小さな実が!
ああ、楽しみ!

カナディアンロッキーの旅 4

イエローストーンでは、普通にどこにでもいるバッファローに比べ、希少価値のあったエルクという動物は、角がないと、単なるシカの毛の濃いヤツに過ぎない。
それなのに、角を大きくはやしたオスは、どうしてあんなに存在感があるんだろう。

なんでも、角の枝分かれの数で、角の大きさを表すらしい。
5本に枝分かれしていると、5ポイント。6本だと6ポイント。
6ポイントだとかなり立派な角で、7ポイントとなると滅多に見られないという。

ところが。
ジャスパーの街の道路脇は、エルクの宝庫だった。
いきなり、こんな風に、彼を見つけてしまったのだった。


blog_6points_elk.jpg


迫力、ありすぎ。
あまりに堂々としていて、思わず息を呑んでしまった。
6ポイントは確実。
小さい枝別れが2つほど伸びかけている。
これって、もしかして、7ポイント?
まさか、8ポイント、ってことはないよね?

個人的には、この彼と目が合った (ような気がした) のが、一番印象に残る体験だったかも。

そうそう。
夏のカナディアンロッキーは、高山植物の宝庫でもあります。
私のお気に入りを2つ。

一つ目は、インディアンペイントブラッシュ、つまりネイティブアメリカンの絵筆、という名前を持つ花。


blog_indianpaintbrush.jpg


もっと真っ赤な色のが多いんだけど。
こんな色もあります。


もう一つは、西洋アネモネ。
咲き終わった後の、フワフワがかわいかった。
日本の高山で咲くチングルマなんかも、こんな感じになりますよね。


blog_westernannemone.jpg

カナディアンロッキーの旅 3

人間の欲望というのは、たぶん、際限がないのだろう。
旅の懸案だったビッグホーンシープを、旅の2日目には見てしまい、それどころか、さして期待していなかったピカやビーバーも見てしまった息子は、いまや、トナカイ探しに燃えている。

昨日は、トナカイがよく出没するという場所にも行ってみたが、結局会えなかった。
調べてみると、カナダの東海岸では、トナカイを見に行くツアーなんてのもあるほど、トナカイがよく見えるらしく……我が家の来年夏の旅行先は、そこしかないのではないか、なんて話まで、まだ旅が終わってないうちから浮上している。
まったく、もう。

一方、あれほど憧れ、恋焦がれたビッグホーンシープのほうは、ジャスパーでは道路脇に普通に見られることが分かってきた。
なにしろ、道路標識が、これ。

blog_sign.jpg

ビッグホーンシープが出るから、規制速度は守ってね、ってわけ。
ホンマかいな……と車を走らせていると、

blog_bighorn.jpg


こんなのがウヨウヨ。
野生動物を見たら、一定の距離を保って、野生動物が人間に慣れないよう心がけねばならない、というのがルールだから、一生懸命距離をとろうとするんだけど、下手したら、向こうから近づいてくるんだもの。
あんた、人に慣れすぎ。

でもまあ、いまや、トナカイ探しに躍起になってる息子のほうも、「あんた、野生動物が見つかることに慣れすぎ」、という話なんだろうな。

トナカイ探しの途中、息子が言う。

「しかし、サンタと一緒にいるトナカイって、どうして空を飛べるんだろ」
「だいたい、赤鼻のトナカイっていうけど、ほんとに鼻が赤いトナカイっているのかな」


6年生の少年に、さて、どういう返事をしたら良いものか。
アメリカの国立公園をめぐるなか、レンジャープログラムにいくつも参加し、今では親より野生動物に関しては詳しくなっているはずの息子が、一方で、「日本のサンタの絵本に出てくるトナカイって、カナダのトナカイと角の形が違うんだけど、あれって別の種類だろうか」 とか本気で言うのだから、こちらはもう、口ごもるしかないのだった。


カナディアンロッキーの旅 2

さて、肝心の野生動物の話。
野生動物を見るのにはコツがあって、それは早起き。
たいていの動物は、早朝と、夕暮れに、一番活動するから、この時間はただひたすらに動物探しにあてるのが、我が家の旅の作法なのだった。

もう一つ。
動物を探すのは、まずプロに頼るのが一番、というのも、ここのところの旅で学んだ。
特にコスタリカの旅のガイドさんたちは、恐ろしく良く訓練されていて、どうやって見つけるのか不思議なくらい上手に動物を見つけた。

そんなわけで、今回も、バンフで最初にやったことは、イブニングサファリ、という名前でわざわざ夕暮れに動物観察ツアーを設けているTOLOCOツアーズという日本人向けツアーに参加することだった。
日本語ツアーを選ぶ理由は2つ。
1つは、もちろん、説明が理解しやすい、ということ。
2つ目は、物怖じせずに質問しやすい、ということ。
英語ツアーの場合、英語の説明がたとえよく理解できたとしても、そのグループの中で、ひっきりなしに質問するのは結構おっくうだ。自分の英語にあまり自信がない、というのは、普段からそうだから、もうすっかり慣れてしまったが、質問するタイミングというか、会話の流れみたいなものを自分に引き寄せるのが、大人数のツアーになるとかなり大変なのよね。

「……ってわけで、息子は今回、ビッグホーンシープを見るのが旅の主目的なんですが。見られますかね?」
前もって、ツアーの担当者Hさんに問い合わせると、「まず大丈夫だと思います。ただし、野生動物ですからねえ」 という返事。
日本人の 「まず大丈夫と思います」 は、「ほぼ確実です」 だろう、と解釈し、迷わず、申し込んだのだった。

結果、見られたのは、グリズリーベアの子ども、ハクトウワシ、角のないメスのエルク、ホワイトテール鹿……。
もう、クマが出たときなんて、ツアーのほかのお客さんは大喜び。
みな、一番クマが見たかったらしいので。
しかし、一方、クマなんかイエローストーンでさんざ見たし、角のないエルクなんてどこが面白いねん、ホワイトテールの鹿なんて、うちの庭でも出てくるぞ、というような状態の息子は、念願のビッグホーンシープが見られず、だんだんと暗くなっていく。

ミネワンカという湖の周遊道路を走っていたときのこと。
突然、ガイドのHさんが、

「おい、羊、走ってこーい、走ってこーい」

などと念じ始めたら……数分後に、ほんとに、やつらが走ってきたのである。
群れで。
見事な角をつけたオスの集団も!

息子、大感激。
ツアーを申し込んだ私は、責任をはたせて、ホッ。
見れば隣で、ガイドのHさんも、ホッとした様子。
「イブニングサファリが一番、緊張するツアーなんですよ。野生動物がまったく見えないとどうしよう、ってね」
確かに。
ガイドさんとしては、えらくプレッシャーのかかるツアーだろうなあ。

翌朝6時に起きて、ツアーで回ったミネワンカ湖を再び走ってみた。
前夜は最後の最後まで見られなかったビッグホーンシープは、前夜よりさらに道路に近い場所で、のんびりと岩をなめていた。
彼らは、ミネラル分を補うために、こうして岩やら石を食べに来る。
おもしろい。

車を走らせていると、息子が、「今、何かいた!」 と叫ぶ。
車を戻してみると、遠くに白い点のようなものが。
双眼鏡で確認すると、なんと、大きな角を持つオスのエルクだった。
しかし、走る車の中から、点にしか見えないエルクをみつけられるもんか?
子どもの動体視力というのは、本当に恐ろしい。
息子と一緒にいると、下手な大人のガイドより、動物に遭遇する可能性が高くなる。

さて。
旅もほぼ終盤を迎えた現時点までで、見たものといえば……。

念願のビッグホーンシープ。
グリズリーベアの子ども。
ブラックベア多数。子どもの木登りやら、好物のバッファローベリーをムシャムシャと食べているところやら。
巨大な角を持つエルク数頭。メス多数。
ホワイトテールの鹿はあっちこっちで。

あと、今回、結構うれしかったのは、モレーンレイクで早朝に岩場で見た、ピカ。
日本で言うところの、ナキウサギ、だろうか。
尻尾のある地リスや、すらりとした赤リスとはまったく違う。
あれも、イエローストーンでは見られなかったので、うれしかった。
湖の散歩は、やっぱり朝がいい。
この日は、お天気もよかったので、写真なんぞ撮ってみた。

blog_lake.jpg

本物の空より、
湖に映った空のほうが、
青いんだなあ。

そして、今夜ようやく確認できた野生動物は、ビーバー数頭。
大きなビーバーダムはいくつも見えるのだけれど、夜しか活動しないビーバーを見るのは、なかなか大変で、夜8時からのビーバー観察のために、連夜、飲みたいワインをぐっとこらえて、やぶ蚊のうなる沼地をどれだけ歩いたことか。
とても丁寧な情報を教えてくれたのは、今とまっているジャスパーのB&B、Seldom Inn のシェリルさんとダグさん。シェリルさんは、ジャスパー国立公園で働いていたころ、ビーバー担当だったそうで、知識量もものすごい。
ビーバーって、時には2階建ての大きなダムを作って、1階できちんと体の汚れを落とし、2階に上がって休むんだって。
……おいおい、息子より、かしこいかも。


プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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