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食をめぐるアジアンの輪

こちらに来てから、あまり外食をしない。昼食は抜いている。息子が学校に行っているわずか6時間の貴重な時間のうち、半時間なり1時間をたかだか食べ物を食べるだけのためにつかってたまるか! と思ってしまう。
いわゆる時間貧乏性、だ。

それでもさくっと昼食を食べたいと思った時は、チープそうなアジア料理の店を選ぶ。
中華でも、韓国料理でも、ベトナム料理でも。
おいしくて安いアジアン料理情報は、私にとって貴重だ。

そんなわけで、今日知り合った韓国人にも、聞いてみた。
「どこが一番おいしい?」
そしたら、「ピッゴうんちゃら」 (うんちゃら、は聴き取れなかった) という返事。
私の乏しいハングル文字の知識を駆使した結果、行き着いたのはこの店。

Light House Tofu

看板のハングル文字を読む限り、とりあえず、「ピッゴ」 から始まるものね。
たぶん間違いないと思う。
そもそもこの店、この周辺に住む日本人のブログにもよく登場する店なので、日本人の間でも結構人気があるんだろう。

ちなみに、こちらに住んで14年の韓国人の彼女によると、この近所ではこの店以外の韓国料理は全然ダメ! なんだそうだ。
「ヴァージニア州にはおいしい韓国料理がいっぱいあるんだけどね、こっちは全然だめよー。みんなアメリカ料理の味がしちゃうのよねー」 という。

そんな彼女に、「外食する時はどこで?」 と尋ねてみた。
帰ってきた答は、

「やっぱり、その韓国料理店。次によく行くのは、TEMARI かなー」

は?
驚いた~。

TEMARI、とは、前エントリーで紹介した 「最もフツーの日本の定食屋」。
店の客の3分の2は中国人か韓国人。どうしてこんなに日本人以外のアジアンが多いんだろう、とずっと気になってた。
どうやら、彼女も TEMASRI の常連らしい。
ここぞとばかり、根掘り葉掘り、「なぜ TEMARI なのか」 を聞いてみた。
韓国人の彼女曰く、

「だっておいしいもの」
「韓国料理は、たいていの店がアメリカ料理っぽくなっちゃってるけれど、TEMARI はホンモノの日本料理だし」
「寿司は確かに高いけど、ほかはそうでもないし」
「みそラーメンが好きよ。あとトンカツも」

うむむ。
私が注目してしまったのは、彼女が2番目に挙げた理由。
確かに TEMARI は極めて普通の日本の定食屋の味に近い。日本だと、そうだな、駅前の商店街にある特徴のない定食屋、って感じ。
どこにも、アメリカの香りがない、とたぶん言える。
でも、「ホンモノの日本料理」 かといわれると、うーむ。

ふと思ったのは、私たちアジアンってお互いに似たようなことをやってるんじゃないか、ってこと。

例えば私は、安く外食したい時は、たいてい中華料理か韓国料理、ベトナム料理を選ぶ。
日本料理も、アメリカの料理も、なんとなく避けてしまう。
ハンバーガーやホットドッグはいくら安くてもあんまり食べたいと思わないし、一方、日本料理のほうは、味の善し悪しが分かってしまうだけに、ある程度のレベルでも満足できないことが多い。
その点、中華や韓国、ベトナム料理はいい。
だいたいの店で、何となく 「ホンモノ」 の味を楽しめる。これは、私がホンモノのアジアン料理を味わう舌を持っているからではなく、むしろ逆。本当にホンモノの中華や韓国、ベトナム料理を現地で食べ慣れていないから、私の側の許容範囲が広くなっているのだ。

かくして私たちアジアンは、お互いに、自国の味を食べさせる料理店を厳しく選別する一方で、お隣の国の料理店の味をより寛容に受け止め、アメリカンな料理や味に疲れた時、ついつい出身国以外のアジアンな店に足を運んでしまうんじゃなかろーか。
TEMARI が日本人客以上に、韓国人や中国人で大入り満員なのも、そういう理由からなんじゃないかな。

そんな仮説を立ててみたんだが、どうだろう?

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USA...USO!!

No comment! But...
やっと捕まえました。あなたのコラムを詩集に盗みとった<犯人>です。このサイトは、そのことをネットに書いたら、親切なお方から戴きました。ありがたかった。
 
 「十一月ーーぼくの生きた時代」(詩集の題名)は出版元へ戻ったそうです。アメリカのご住所宛に再送したいので、差し支えなくば、お報せ願います。わたしも、かつてポーランドという田舎住まいを7年(67~74)しました。
   
  稔り多きご滞在をこころより祈ります。坊やは、お元気の様子で良かった。詩に仕立てられてしまった、ママの文章をお見せになって、いただけますか。
  
  毎日新聞は、とても良い新聞だと、まいにち、思っています。そこを定年まで留まらないのには、覚悟が要ったでしょうね。(けんかやめ、でなければ、よいが、と余計な心配してます)
   
  きのうから、ぼくのPCのブログと書かれた横に<小国綾子>の文字が点きました。ゆっくりしたら、ゆっくりと、読ませてもらいましょう。楽しみです。
   
  どうぞ、ご健闘のほどを。取りあえず、ごあいさつまで。

  ご返事をお待ち申し上げます。お騒がせを、お詫びします
                      
                       工藤 幸雄拝
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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