スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大づかみ、の重要性

今日の息子の算数の宿題には、ほほーとうなってしまいました。

こんな問題。

There are 4 boxes of cookies. Each box has 19cookies in it. ESTIMATE the total number of cookies.

いつもは私に英文の問題を日本語訳してもらってから宿題に取りかかる息子が、「あ、これは分かるからいいよ」 と勝手に解き始めた。

20×4=80  Estimate: 80cookies.

最初に息子の計算式を見たときは、母ちゃんはびびったよ。
おいおい、1箱19個であって、20個じゃあないじゃないか!
でも、問題文をよく読んで、納得。
なるほど、これはあくまで、ESTIMATE する問題なのね。

次の問題なんて「消しゴム32個入りの箱が6箱あります。消しゴムの合計数を ESTIMATE しなさい」だもの。
息子の計算式は、30×6。
当然、32×6 の答と比べれば、12個もの差が出るわけで、なんだか私は落ち着かない。

しみじみ、日本じゃあ、ありえない問題だよなあ、と思った。
だってさ。
日本だったら、19×4 や 32×6 をいかに正確に解くか、掛け算の筆算をするかが問われるじゃないですか。実際、息子は3年生だから、掛け算の筆算なんか日本語補習校で習っていて、この手の計算問題をひたすら宿題で解かされてるわけ。

一方、現地校では、「ざっと大づかみに推量してみなさい」 だもんなあ。
でもよくよく考えると、「大づかみにする」「推量する」 って、実生活では極めて必要とされる能力なのよね。

正確な計算力の習得を目指し、やたらめったら計算させる日本と、基本的にほとんど文章題で、答を出すだけでなく、どういう考え方で解いたのかを絵や文字で説明させることが多いアメリカと。
その違いをこれまでも、日々痛感してきました。
もちろん、両方とも大切なんだろうけれど、今回の 「大づかみ」 な宿題には、結構感心しちゃった私でした。

だって、私の日常生活はまさにそう。
摂氏から華氏。
マイルからキロメートル。
グラムからポンド。
毎日、「大づかみ」 を武器に乗り切ってるんですものね。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

とにかく、毎回楽しく読ませていただいています。
アメリカで生活する日本人は何万人もいるんだろうけど、やっぱりこんなに日常をつぶさに書いてくれるのはこの日記!

今日みたいに、アメリカの教育にも興味深々です。
今年も、たくさんの読者のために、ピアノや合唱とブログを両立させてくださいね。
がんばれおぐに!&息子くん!

怒涛の記事UPですねー。毎日チェックしてるんで、毎日書いてください。(笑)
↓のほうの温泉、すっごくうらやましいです。私は卵かけご飯は昔から嫌いなので(ぬるぬる系が苦手)、ちっともうらやましくない上に近所のミツワとかで生でも食べられる卵も売ってるらしいし、やっぱりチャレンジする人は、普通のスーパーの卵でもやってるらしいのですが(あ、でも新鮮さは下のお宿のがぴか一でしょう。)、肩までつかれる温泉にはぜひ、入りに行きたいです!!!いいなぁ。
うちの上息子もこの間、やってました。Estimate。日本ではこういう教え方はしないけど、二桁以上の割り算をするときに教えてくれるんじゃないかと思います。どっちの授業も受けられて、ラッキーな息子です。なんちて。

確か息子は1年生のときからestimateする訓練をさせられていました。ジャーとか袋に入っているものを見て、いくつ入っているか当てっこするのを毎週(笑)。

多分推測する、というスキルを身につけさせようとしているんだと思います。サイエンスの授業でも仮定みたいのを立てて、cause and effectを学んでいるみたいです。最初にこれが起きると、次に予測されるのはこれだ、みたいなね。

ところ変われば

日本で教師をしていますが、教え方ってところ変われば本当に違うものですね。楽しく読ませていただいています!私も現場で「大づかみ」感を伝えてみます。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。