スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コムキャストとの闘い、再び

我が家のインターネットとケーブルテレビは、comcast という会社にお願いしている。
そう、渡米直後の私に、こんな試練こんな試練、そしてそしてこんな苦悩のすえ、こんなドラマチックな結末までプレゼントしてくれた、あの愛すべきコムキャストである。

ことの発端は、この会社から送られてきた支払い明細書。
なんと、合計額は280ドル!!!
確か、ケーブルテレビとインターネットで月々106ドルのパッケージだったはず。
確かにモデムなどの機材は別料金という約束ではあったけれど、いくらなんでも高すぎる……。

ということで、覚悟を決めて comcast に電話した。
なぜ「覚悟を決めて」かというと、渡米直後に一度、comcast のスタッフと電話でやりとりして、ほんと、ありえないほど相手の英語が分からなかったことがあるから。
大丈夫かなあ。
ちゃんと相手の言うこと、分かるかなあ。

さて。
結論からいうと、今回の comcast のカスタマーサービスの姉ちゃんは、結構わかりやすい英語をしゃべってくれる人だった。
ラッキーである。

「あのね、280ドルって明細が来たの。でも本来、1カ月に106ドルのパッケージのはずだし、いくら最初でも高すぎると思うんだけど、明細の項目ごとに毎月課金されるものなのか、今月だけなのか、中身について確認させてもらえます?」

ところが、彼女、280ドルという値段を聞いた途端、即答で、
「それはさすがにありえませんね」

……。
だろ?
ありえないよな?
だけど、あんたの会社が送りつけてきた明細なんだぜ。
いきなり、簡単に impossible とか言うなよ。

彼女はあれこれ調べていたが、最後にこんな結論を出した。
「どうやら二重請求しちゃったみたいです。インターネットとケーブルテレビのパッケージなのに、別にインターネット関連の料金を加えちゃってるんでしょう」
で、本来の支払額は144ドル。
136ドルも下がったのだった。
黙って支払ってたら、大変な大損だったぞ。

それでも結果オーライ。
私もなかなかやるじゃん。やっとこの国で生きていくチケットを手に入れちゃった気分だわ~。
……などと浮かれていたら、パソコンがいきなり不穏な動きをし始めた。

メールが取れない。
ネットにもつながらない。
再起動をかけて、Internet Explore を立ち上げたら、そこには

You Got Here

の3文字。
これ、記憶にあるぞ。
確か comcast のネット立ち上げの際に、技術者が家に来てくれた時、彼が最初にたどりついた画面じゃあなかったっけ???
どう考えても、さっきのカスタマーサービスの彼女が何か変な処理をしたせいで、ネットがつながらなくなったとしか考えられない!

再度、comcast のカスタマーセンターへ電話。
しかし今度は電話が混雑していて、全然オペレーターにつながらない。
結局20分も待機アナウンスを聞きながら粘ったが、外出時間となり、タイムアウト。

外出先から帰った午後も、すぐにcomcast へ電話。
カスタマーサービスの電話番号、覚えちゃいそうだよ。
今度はようやくつながった。
次は男の声。
つたない英語に加え、技術的なことはさっぱりの私だから、もうしどろもどろ。それでも、

「技術的なことは分からないけどね。キム(カスタマーサービスの彼女の名前。きちんと聞いておいたんだ)が、二重請求の処理をしてる最中に、いきなり、いきなりよ! ネットがつながらなくなったの。何が起こったかは分からないけれど、間違いなく、キムの作業のせいだと思う」

と、言いたいことだけはぶちまけてみた。
今度の相手はアンソニー。
アンニュイな声が魅力の男だ。
そういえば、アンソニーとかいう名の、かわいい男の子が、漫画キャンディーキャンディーに登場したっけかな。
私の好みは、名前も忘れたが、あの眼鏡の兄ちゃんだったが。

ともかくアンソニーは言う。

「まず、何がトラブルの原因なのか、チェックさせてください」

いいよいいよ、好きなだけやってくれ。
私はすでに疲弊していて、なんとなく投げやりな返事。

それなのに。
これって comcast の接客のルールなんだろうか。
「少々お待ち下さい」系のアナウンス音楽を延々と流しているくせに、アンソニーはきっかり1分ごとに、
「madam...」
と電話口に登場し、
「One moment, please」とかいう。
ほかにも、
「あなたの我慢に感謝します」とか
「本当に待たせてすみません」とか色々。
こっちは電話をオンフックにして、ソファーでだらけているわけで、10分でも20分でも好きなだけ作業してくれ、という気分なんだけど、1分ごとに
「madam...」
とアンニュイな声で起こされてしまう。
「One moment, please. O.K?」
と言われると、つい、
「おーけい」
と生真面目に答えてしまう自分が哀しい。

途中、「問題の所在が分かりました。どうやら、さきほどの処理の時に、こちらのモデムまでオフにしてしまったようです。もう一度設定をしなおさねばなりません。だから、さらにもう少し待っていただけますか?」と、アンソニー。

結局、30分たっぷりかかりました。
が、それでも何度かのパソコンの再起動の後、ネットにつながった時にはちょっと感動。
どう考えても comcast側 の二重のミス (二重請求の末、作業ミスでネット不通になったわけだからね) なんだけど、「すみません」 の一言も言わず、むしろ 「僕が全部解決してあげるよ」 的な声で優しく私を励ますアンソニーに、こともあろうに私、言っちゃったよ。

「さんきゅーふぉーよーへるぷ」

まあ、いいか。
今日はそんなこんなで、英語でしゃべった相手は、キムとアンソニーの2人だけだった。
NOVAの講師と「駅前留学」ならぬ「テレフォン留学」したと思って笑い飛ばそう。
明日は、さて、誰と闘うんだろ、私。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おぐには英語をしゃべるのも、現地の人と対応するのも何の躊躇も無くできるのねー。うらやましいわ。
私はいつも二の足を踏んでしまうので、なかなか最初の一歩が出ません。

わはははは、思わず有難うって言ってしまうのが
日本人だわよねぇ..。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。