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アメリカ初ボランティア体験

ボランティア……とか言ったところで、せいぜい、息子の学校での話なんですけどね。先週のブックフェアの後、図書館の本の並べ替え作業が大変だからみんな助けてくださいねー、という案内文を息子が持ち帰ったので、試しに行ってみました。
だってさ。
本の並べ替えならば、多少の英語で何かしら訳に立てるだろうし。
これで図書室の先生なりアメリカンママとお話でもできれば、「タダで英会話学校」状態じゃない?
おまけにあれこれ、知りたい情報もあったしね。
ボランティア、とは名ばかり。
実は下心たっぷり!

結論からいえば、手伝いのお母さんは1人しかいませんでした。
その前に一人いたらしいんだけど、私と入れ替わりに帰っちゃった。
一緒に作業をしたママの名はマリア。とても親切な人で、「英語ができないなりに、何かしたいと思って来たんだけど、私にできることってある?」と尋ねると、すっかり感動してくれた。
この国の人は、思うに、challenge とか try とか、とにかく前向きな言葉が好きなのよね。
だから、初対面の相手にはできるだけこの二言をまぶしてしゃべるようにしてるわけ、私。

それから1時間。
黙々と本の並べ替え。
小さい数字から大きい数字の順。
さらにアルファベット順。
アルファベットの順番は、いちいち、abc……とaから始めないと判別できないので、結構必死になったわよ。
でも1時間で、あっさり終わっちゃった。

「ほかにはないの?」と聞いたら、「全部終わっちゃった! あと4日掛けるつもりだったのに!」と図書室の先生は感動。マリアも、「あなた、私よりずっと早かったわ」なんてお世辞を言ってくれる。

しかしなあ。
かつて、「CNNの英語より、大学の授業より、結局はママ友だちの井戸端会議の英語が一番難しい」と聞いたことがあったけれど、あれは本当だと思った。
マリアと図書館の先生がしゃべってる内容は、理解するのも難しかったし、とてもじゃないけれど口が挟めるようなものじゃあなかった。
たぶん、マリアは 「よその学校では読書にもっと力を入れていて、クラスごとに章を出したりもしてるみたい。そういうことできないかしら?」とかそういうことを提案してたんだと思うんだけれど、私の単なる想像の産物かもしれませぬ。

アメリカに来て以来、何か想像力ばかりたくましくなってる気がするなあ。

とにかく、ボランティアが終わった後、「ところでさ。息子の髪を切ってもらえる場所を探してるんだけれど、近くで安いところはないかしら?」と聞いてみた。
こういう情報は、日本人コミュニティに頼るまでもなく、地元のママさんたちに聞くに限るもんね。
マリアと図書館の先生は口々に教えてくれた。
が、彼らはとても道を教えるのが苦手。
そこで私はすかさず、冊子になった立派な地図を取り出して見せる。
こんな地図、普段から持ち歩いているはずもなく、もちろん、この機会に色々と情報収集しよう、とボランティアに出かける前に密かに鞄にしのばせておいたんだけどさ。

地図を見せると、あっさりマリアは地図に散髪屋さんの場所を記してくれた。
「それに、ここには小さなスーパーもあって、たぶん、この学校からだと一番近いスーパーよ」 とも。
ひええええ。
いつも15分かけてスーパーに行ってたんだけど、車で2~3分のところに日常の買い物ができそうなスーパーもあったんだっ!

さて、かくかくしかじかで、本日、息子は無事にアメリカ初の散髪を体験しました。なかなかの出来です。
子どもは13ドルで、チップを入れると15ドル。
この近所の物価を考えると、なるほど地元で子連れに人気があるのも分かるわ。
みな子どもの扱いに慣れていて、お店にはひっきりなしに子連れが訪れてました。
おまけに直近のスーパーマーケットの場所も分かったし。

与えるものより、得るものの方がずっと大きな、初ボランティア体験だったのでした。
めでたし、めでたし。

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すばらしい!!

どんどん社会に溶け込まれておられる様子で何よりです。地図を持参するなんてさすが、新聞記者経験者。そうかこのごろ地図も持ってない記者が多いか。こうしておかあちゃん方は生きた社会を学んでいくのですね。男の子は周りが日本人だらけで、存外駄目なのかもなー。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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