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息子のトイレ問題、その後

ESOLの教科書にある 「May I go to the bathroom?」 という一文を指さし、無事にトイレに行ったことを報告してくれた我が息子。
翌日はさらに、頑張ったようだ。

「母ちゃん、今日は休み時間だけど、バスルーム、って自分で言ってトイレに行ったんだよ」

実にうれしそうに報告してくれた。

どうやら息子の学校では、休み時間であっても、トイレに行く時には先生に一声掛けなければならないらしい。息子には鬼門だった 「bathroom」 の発音だが、この日は勇気を出したらしく、休み時間に一言、bathroom と行ったら、先生が分かってくれて、トイレに行けたんだそうだ。

その夜のこと。
息子がパソコンに向かってカシャカシャとキーボードを叩いているので、何をしてるのかな、とこっそりのぞき込むと、こちらに来て初めて、友だちにメールする文章ではなく、日記をパソコンで書いていたのだった。

プライバシー保護のため、さすがに全文掲載は控えるけれど、

「今日、学校で初めて BASUEUMU と言ってトイレに行けた。うれしかった」

うれしかった、の一文の後には、20個くらい 「!」マークが並んでいた。

「今度は授業中に行ってみたい」
とも。

なんかもう、母ちゃんはこれだけで十分に泣けるぜ。

「現地校なんかもう飽きた」
「熱が出ればいいのに。学校を休めるのに」
などと、すっかりあきらめたポーズを取る息子だけど、心の中にまだ、相手を理解したい、相手に理解してもらいたい、という思いがちゃんとあるのだと教えられた思いだった。

最近の息子は、一人でいることが多いらしい。
クラスにいる日本人の子にくっついているのにも何だか飽きてしまったらしく、長い昼休みにも、校庭を一人、うろうろしているそうだ。
そんな様子を私が尋ねると すぐ 「忘れた」 というので、こちらも根掘り葉掘り聞かないことにしてる。

最近は、学校のお迎えの時にグローブ2つと野球のボールを車に入れて行く。
学校と自宅の間に、フットボールと野球場とサッカー場を全部合わせたくらいの、とんでもなく広い公園がある。週末は色々なスポーツの試合をしているそうだが、平日はがらんとしている。

校舎から疲れた顔で出てきた息子が、親子2人でキャッチボールしているうち、いつの間にか、いつもの生き生きとした表情を取り戻す。
そんな時はいつも、心の中でこっそり、野球に感謝してしまう。

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やったね!トイレ記念日だね。
そして母ちゃんが学校にお迎えに来てくれて、キャッチボールもしてくれるなんて最高だね。
我が家の小3転校生も、やっぱり休み時間に遊ぶトモダチがいなくて、ぼーっとしてたらしい。まだ3年生は、1人でいる子に気を使って声をかけたりできないんだよね。こればかりは時が解決するのを待つしかないよね。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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