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初めてのハロウィン

10月31日はハロウィンでした。
一応、オレンジ色のカボチャなど買ってきて、でもくりぬく余裕はなかったので、知人から色々とグッズなどお借りし、無事ハロウィンを迎えたのでした。
新居に引っ越してわずか3日。
一応、ハロウィンまでに転居し、現地校入学、という当初の目的は達成できた、というわけ。

昼間は学校でハロウィンのパレード。
その後、それぞれのクラスでゲーム大会。

私は、息子の教室での風景をこの時初めて見たのだけれど。
ありゃ、つらいわー。
正直言って、先生やほかの保護者がペラペラペラとやるゲームの説明を、私だって半分くらいしか理解できなかったもの。
息子なんか、全然分からないわけで。
そのたびに、オロオロと目が泳いでる。
分からないことや、不安なことを、表に出すのが恥ずかしい年だから、わざと、興味のなさそうな格好を装ってしまう。
おまけに、この日は母ちゃんがいるわけで、クラスの動きに無関心な風を装っているのを母ちゃんに看破されるのも悔しいから、余計に惨めな気持ちになっているようだった。

思った以上に、言葉の全然分からない教室で1日を過ごすというのは、子どもにとって酷なことだなあ、と思い知らされた。
毎日、ぐったりと疲れて帰ってくるわけだ。

あれこれ息子の世話を焼いてくれてる黒人の女の子がいるので、その子に声をかけてみた。
「なんて名前だっけ?」
「アヤンナ」
「どういうつづり?」
「えっとね。AYA……」
「ひええ! あんた、私と同じよ。私の名前はAYAKO。AYAよ」
「AYAの続きは、NNA」
「そっか。私はAYAのあとが、KO、だよ。この子の母親。うちの子をよろしく頼むね」
「OK!」

アヤンナはすごくたくましい。
身長だって、クラスメートと一回り違う。
この日はイス取りゲームをしたのだけれど、見事優勝していた。
傍らで、「アヤンナに突き飛ばされた」と延々と文句を言ってる男の子がいたが、相手にもされてなかった。

日本でも、アメリカでも、おもしろい子っているなあ。

学校から帰宅して、今度は夜のハロウィンの準備。
ところが息子は、随分と渋る。
「いやだなあ。ハロウィンなんて大嫌い」
「どうして?」
「だって、何て言っていいか分からないもん」

何かというと、

Trick or treat

とうまく言えるか自信がないのだった。
そこで助け船を出した。
「じゃあ、あんたはピンポーンって押す役。で、母ちゃんが、Trick or treat って言う。お菓子をもらって、Thank you! って言うのは、あんたの役だからね」
商談成立。

玄関にロウソクの明かりを灯し、カボチャランタンを並べ、段ボール箱に買い込んだ小さなお菓子をたくさん入れた。
これを玄関先に置いて、出発準備完了。
やっぱり、ハロウィンは、家で待ってるよりも、自分たちで出かけるほうが楽しそうだもんね。

ということで、あっちこっち親子で回りました。
淡々とお菓子をくれるだけの家もあれば、「引っ越してきたんでしょ」と会話が弾む家もあれば、もう、お化け屋敷のごとく小道具で庭を飾り立てた家まで、いろいろ。
出歩く子どもたちも、思い思いのコスチューム。

一方、うちの息子は、私が友人からお借りしたNASA地上隊員の制服コスチューム。
結構、あちこちでほめてもらって、息子もご満悦。
年甲斐もなくつけた私のウサギ耳の方も、あちこちでほめてもらった!
ほんと、こちらの方はほめるのが上手だ。

何だか無事に終わって、帰宅したら、お菓子がかなり減っていた。
「我が家にも来てくれたのねえ」
息子が今度は家でお客さんを招きたいという。

「来てくれるかなあ。引っ越したばかりだから来てくれないかなあ」
一生懸命にランタンの位置をセットし直したりしてる姿は、かなり涙ぐましいものがあるのだった。
やっぱり、そうだよね。
来てもらいたいよね。
こうなると、私も内心「誰でもいいから、来てくれー」 と祈る気分。

しかし、我が家のある通りは、子どもは結構いるのだが、それゆえ、みな、「出かけてしまう派」 で、派手に家を飾って、子どもたちを驚かすのに命を賭けてるような家はあまりない。
どうやっても、そういう派手系の家が並ぶ通りに子どもたちの足は向く。我が家のある通りは何となく素通りされてしまうのだ。

窓から通りの様子を眺めては、見る見る落ち込んでゆく息子。
まいったなあ……。

そんな時!

「母ちゃん! 来る! もうすぐ来る!」

窓の外を見て息子は大騒ぎ。
あわててウサギ耳をつける私。

ピンポーン。

Trick or treat!

いやはや、やってきた子どもたちが天使に見えたよ。
恥ずかしがって完全に私の後ろ側に隠れてしまった息子だったけど、それはそれはうれしかったみたい。

夜9時を過ぎても、「あーあ、もっと来てほしかったなー」 と言い続けていた。
「もっと、ハロウィンやりたかったなー」
数時間前まで、ハロウィンなんて嫌だ、嫌だ、と言ってたのにね。

夜空を親子で見あげたら、夏の大三角形が傾き、ペガサスの四角形が上ってた。


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お疲れ~

私はまだ一度も仮装したことないのだけど、息子たちに「なんでママはコスチューム着ないの?来年は絶対着てね。」と言われてます。何になればいいんだか。
うちの2号はだんぜんあげるよりもらいに行く派!毎日ハロウィーンでもいいそうな。

応援してるよ!

いつも楽しみに読んでます。
また今日もうるうるしてしまった(笑)!
ハロウィンって日本でもだいぶ飾り付けを見るようになったけど、
アメリカではホントにそんなふうなんだね。楽しそうだー。
毎日ワクワクドキドキのおすそわけをありがとう。
息子クンがんばれ~!

本場だねぇ..。

息子の小学校では総合の時間にやったそうだわ。
ハロウィン!
原宿や川崎じゃ、仮装してパレードがあって、
だんだん日本でも市民権?を得たような感があるけど、
やっぱり本場のレポート読むと楽しそうだねぇ。

おぐにもこれで一挙にご近所さんとの距離が縮んだんじゃない?

さて、ムギ畑、今週土曜が全国オフですが..
コスプレでハロウィンみたいなパーティになるのかも..(笑)

本場のハロウィン楽しそう!
渡米してから一ヶ月過ぎたんだね~。
ずっと読ませてもらってましたがコメント遅くなって
ごめんね~。おぐにの文に何度も泣かされてます。
なんか、おぐに息子くんがちょっとずつたくましくなっていく様子がすごくうれしかったりする…。


また泣いてしまったわ、職場なのに!

息子くんの気持ちがすごくよく分かる。
というか、ちゃんと分かってあげるおぐにはすごい!

子どもも一生懸命なんだよね。
ホントに応援してるよ~!
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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