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谷亮子さんの勇気の出る言葉

毎日新聞夕刊に女子柔道の谷亮子さんの記事を書いた。
谷亮子さん、仕事と出産。究極の両立。「ママでも金」

実は最初、ご本人の取材は難しいといわれていた。だから、ご家族のある方にお電話でお話を聞いていたのだ。
ところがご本人が突然「挨拶だけなら」と電話口に出てこられ、私はもう恐縮するやら、あせるやら。それでも、短時間で2つだけ質問させてもらったのでした。
それが、「出産直後ってヘロヘロになりません?」と「復帰に不安は本当にないんですか?」。

いやね、後で考えれば、もっといろいろな質問はありえたと思う。北京五輪のこと、今後の練習への復帰のこと、周囲のサポート態勢をどうするのか……。
でもね、でも、つい聞いちゃった。
「夜中の授乳とか大変じゃないです?」「ヘロヘロじゃないですか?」と。
だって、私はすっごく大変だったんだもーん。
2つ目の質問。これはやっぱり、どうしても知りたかったんだと思う。
最近、出産してから現役復帰し、五輪出場を目指す選手は他種目で何人か出ているけど、多くの人は出場権を得られなかったり、出場できても結果を出せずにいる。
そもそも、出産後にメダルを取ったのが64年の東京五輪の女子体操団体に2人いただけで、それ以降は皆無、ってこれどうよ?

でも、亮子さんが語った言葉に、私はかなり感動してしまった。
「子どもを産んだことで、私の柔道生命はむしろ伸びると思う」って。
その言葉には何の迷いもなくて、乗り越えてきたものの大きさを感じさせて、「伸ばしてやるぞ」という意気込みが感じられて、なんだかものすごい勇気の固まりをもらった気がした。

ほんの短いインタビューで、この言葉を中心にした記事を書きたいと思った。
私自身、いつも、「子どもを産んだからできる仕事だってある」「出産や育児だって仕事に生かせるはず」と思ってやってきた。そんな風に仕事できる新聞記者という職業に感謝もしてきた。
でも、アスリートが言う言葉には、ずっとずっと重みがあると思った。

最初、「YAWARAちゃん流、子育て」なーんてテーマでの取材を予定していたのに、できあがった記事は「YAWARAちゃん流、仕事と育児の両立」。ははは。
ちょっと思い入れが過ぎたかな。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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