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記事262◆憂楽帳・10回 「親子とゲーム機」

■掲載年月日 2006年12月15日
■憂楽帳:親子とゲーム機

 同志がまた一人消えた。「クリスマスに買い与えるわ」とママ友だちはいう。何かというとゲーム機である。私はかつてゲームに膨大な時間をつぎ込んだ経験があるので、逆に、小学2年の息子に与える気にはまだなれない。社交のツールという一面を尊重し「友だちと遊ぶ時だけOK、一人で使うのは禁止」と購入条件を提示したこともあったが、「じゃあいらない」と息子はあっさり引き下がり、そのままになっている。

 先日、バイオリニストの五嶋みどり、龍さん姉弟を育てた母の節さんにお会いした。「『ゲーム=悪』ではない。以前ゲームに夢中だった息子に言いました。『ゲームの作り手のことを考えてごらん。ゲームの奴隷になる人もいれば、それを作る人もいる』と。こんな親子の会話で、子どもはゲームからも何かを学ぶのです」

 感化されやすい私は早速息子に「作り手を考えてごらん」。その夜、息子はゲームのキャラクター案を何時間も夢中で描いていた。「買って」「買わない」の親子バトルが、会話一つでこんなふうに変わるなんて不思議!

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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