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アプリケーション・ブルー?(家探しへの道3)

世の中には、マリッジ・ブルー (「本当に結婚していいのかしら?」「この人でいいのかしら?」「私の人生どうなっちゃうの?」みたいなの) とか、マタニティー・ブルー (「子どもを産んでもやっていけるのかしら」「私の人生どうなっちゃうの?」) とか、内定ブルー (「必死で就職活動してきたけど、内定をもらっちゃうと不安。本当にこの会社でいいの?」) とか、色々ありますが。

一昨日夜の私はたぶん、アプリケーション・ブルー??
何かというと、土曜日、家を見に行った先で、まったくリサーチしていない地域、学区にもかかわらず、衝動的にアプリケーション(本契約前に提出する申込書)を出してしまったのです……。

お値段は、これまで見た物件の中では最も良心的。
家は、3人家族には十分すぎるほど広く、
庭は、「ひろびろ~」とはいかないまでも、キャッチボールするにはいい感じで、
台所と洗濯機のある場所がワンフロアだから動線も良く、
高速道路の入り口が近く(米国の方はこの点をとても重視されるようです)、
おまけに近所の方に尋ねると、近所に子どもも多く、お隣は息子と同い年くらいの男の子がいて、目の前がスクールバスのバス停。
公園には歩けそうな距離で、学校もすぐ近く。
不動産仲介業のパワフル日本人K女史の「こんな物件、まずないわっ!」の一言もあって、

ええいっ、一気に突っ走れ!

とばかりに、土曜休業の不動産オフィスに押しかけ、アプリケーション提出となったのでした。

ところがところが。
これまで探してきたのは、いずれも日本人の知り合いが「この学校はいいよー」と勧める小学校の学区。教育レベルも高く、とりあえず知り合いもいるから安心感もありました。
が、今回、アプリケーションを出した物件の学区は少々変わっていて、学校自体は隣町にあるの。それだけに情報収集もできてないし、ESOL(英語を母国語としない生徒たち向けの授業)がどんな雰囲気なのかとか、全然見えない。
そもそも、学校に一人も日本人がいないかも。
「学校に一人か二人は日本人の子がいるところがいい」という息子の願いは、かなうのかしらん?

土曜日の夜。
闇が深まるにつれ、段々と不安になる私。
夜中に目が覚めてからは、なんと!
寝られなくなっちゃいました。

ネットであれこれ検索してみちゃったり。
ちょっとした記述に心揺れたり。
その物件の学区の中学校について、一人の親が 「課外活動に熱心な素晴らしい学校です。唯一の問題は安全性」 なんて書いてあるのを見て、すごく怖い想像をしちゃったり。

州の一斉テストの学年学科別の達成度やら、給食補助率、人種割合まで全部ネット上でオープンになっているだけに、どんどんとつまらないことまで気になってしまう。
そういう自分の心の動きがまた情けなく、鬱々としてしまう。
「本当に、あの家でいいんだろうか?」

結局、朝まで寝られなかったのでした。
まいった、まいった。

翌日、お日様輝く昼下がり、もう一度、その家を見に行きました。
お隣の学区にお住まいの日本人家族が人脈を駆使して、私たちが選んだ物件の学区にも日本人の家族がおられることを調べてくださいました。
学校に日本人の子がいるかどうかまったく分からない段階から、なぜか「この家がいい」と頑強に言い張っていた息子が、このニュースを聞いた途端、心底ほっとした顔をしたのを見て、私の緊張も解けた次第。

そこまで来て、やっと気付いたのさ。
ああ、私の不安な一夜は、あれは、アプリケーション・ブルーというやつだったのね、と。
マリッジブルーや、マタニティーブルー、というよりは、内定ブルーに近いんでしょうな。

就職難の時代に、内定を取ることが目的化し、必死に頑張って内定を取ったはいいけれど、そこから悩み出す。
「本当にいいのか? この会社で」って。
それが内定ブルー。

私の場合は、「善は急げ」とアプリケーションを提出したまではいいけれど、そこから急に不安になっちゃったのね。
「本当に、この家でいいの?」って。
まいったなあ。

ひごろ、息子には、
「夜にあれこれ思い悩みなさんな。夜は、誰でも不安になるから。
悩み事があれば、おてんとさまの下でやんなさい」
と言い聞かせてきたのに。
なんてことない、私も、ダメダメねえ。

ま、いろいろありましたが。
家探しの道、ゴールは間近……のはず。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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