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記事223◆「ママでも金」目指す谷亮子さんインタビュー

■掲載年月日 2006年01月13日
■知りたい!
■仕事と出産、究極の両立
■柔道・谷亮子さん「ママでも金」


 女子柔道のシドニー、アテネ両五輪の金メダリスト(48キロ級)、谷亮子さん(30)=トヨタ自動車=が昨年の大みそかに長男を出産し、子育てに奮闘中だ。「ママでも金」を目指すヤワラちゃんの心境は?

 新生児の世話は大変。産後の疲れの中で、3時間ごとの授乳が夜中も続く。だが、亮子さんは電話で開口一番、「楽しくやってます! 出産直後から母乳もちゃんと出てます。順調です」と喜びいっぱい。
 パパのプロ野球オリックス外野手、谷佳知さん(32)とママの名前を一文字ずつもらった佳亮ちゃん。九州から手伝いに来ている亮子さんの母親は「どちらかというとパパ似。最近はよく寝てくれて、いい子です。夜中の授乳? ええ、ママ(亮子さん)が頑張ってますよ」

 佳亮ちゃんの将来について、亮子さんは「夫婦で『何かスポーツをやらせたいね』と話してますけど、本人がやりたいことをやらせてあげたい。だって世界中には本当にいろいろなことがあるんですから」と話す。

 亮子さんの目標は、08年北京五輪での優勝だ。とはいえ、五輪金メダリストが出産し、再び金メダルを勝ち取った例は、00年のシドニー五輪陸上一万メートルのデラルツ・ツル選手(エチオピア)がいる程度。03年の世界柔道では、出産後に現役復帰したアマリリス・サボン(キューバ)が52キロ級で優勝した。

 日本に限れば、出産経験のあるメダリストは64年の東京五輪体操女子団体(銅メダル)の小野清子・参議院議員と池田敬子・日本体育大名誉教授の2人だけ。

 日本医科大の中井章人助教授(産婦人科・スポーツ医学)は「妊娠中や出産時にトラブルがなければ、出産後6週間で体は元に戻る。妊娠中に医師や専門家の指導のもとで適度なトレーニングを続け、筋力をあまり落とさず出産できれば、スキルダウン(技能低下)もわずかなものにとどめることは可能」と説明する。

 多くの働く女性が悩む「仕事のキャリアと出産」。亮子さんは語る。

 「結婚し、家庭を守りながらアテネ五輪で結果を出せたことは、私を大きく成長させてくれた。今回の出産もそうなると思う。出産で柔道を休んだことで時間的な余裕も得られました。出産で、私の柔道選手生命はむしろ延びると思います」

 浦沢直樹さん原作の漫画「YAWARA!」のモデルといわれ、今は全日本柔道連盟女子強化委員として女子柔道界を引っ張る山口香さんは、女子選手の指導経験から「ママでも金」の課題を次のように指摘する。「長期遠征は周囲のサポート次第で乗り切れる。むしろ母親が子供を置いて家を空けることに罪悪感を感じず、上手に心の折り合いを付けられるかがカギでしょう」

 そのうえで、山口さんは「出産によるメンタル面のプラスは大きい。どんな苦境でも、命がけで産んだ子供という存在が勇気をくれるはず。出産をプラスにとらえて、『母は強し』で夢に挑戦してほしい」とエールを送っている。
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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