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記事222◆ある交通事故遺族との交流、のコラム

■掲載年月日 2005年12月28日
■編集部から

仙台の玉枝さんから電話があった。12年前、高校生の息子、拓弥君の命を信号無視のトラックに奪われた。2000年に玉枝さんを取材した時は私自身も母親になったばかりで、玉枝さんの深い悲しさが胸に迫り、泣きながら記事を書いた。

 きょう28日は拓弥君の13回忌。残された夫婦で開いたギャラリー「拓坊」で追悼コンサートを開くという。「拓弥の昔の同級生が子連れで来てくださるの」と話す玉枝さんの声がいつになく喜びを帯びていて、私は少しだけほっとした。

 新聞記事にすればわずか十数行かもしれない交通事故がどんなに人を悲しみに追い込むかを、私は拓弥君と玉枝さんに教えられた。どんな小さな死亡記事の向こうにも「玉枝さん」がいることを忘れない記者であろうと思い続けてきた。

 年が明けたら、久しぶりに「拓坊」を訪ねようと思う。
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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