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☆世界遺産からのSOS展

☆世界遺産からのSOS展

東京芸大の中に美術館があってね。とても素敵な建物なのです
(レストランは高いけどそれほどおいしくない。コストパフォーマンスは悪いです)。
で、見に行ってきました。
地味な展覧会のくせに、結構な人の入り。「日本人は世界遺産が好きだものねえ」という私自身が何を隠そう、結構世界遺産が好きだったりします。
今回の展覧会は、紛争で大仏を爆破されたアフガニスタンのバーミヤン遺跡や、地震で激しく破壊されたイランのバム城砦など、「危機遺産」について写真や資料が展示されています。

おもしろいな(難しいな、と同義)、と思ったのは、例えば、バーミヤン遺跡の壁画保存が進む中で、それまで洞窟で暮らしてきた人達が立ち退きを求められ、「壁画はあげるから、ここに住み続けさせてほしい」と言っている話とか、フィリピンの棚田が世界遺産に指定され、観光客が増えた結果、客相手の観光業のほうがずっともうかる、ということになり、農業従事者が減って、結果的に棚田を維持するのが難しくなっている、というような話。

世界遺産が危機にさらされている、というような話を聞くと、決まって思い出すのがイランの映画監督マフマルバフ氏の言葉です。

「アフガニスタンを追いつめたのは、世界の国々の過去の干渉ではない。むしろ世界の無関心だ。全世界の人々はバーミヤンの仏像を守れと声高に叫んだが、干ばつと飢饉(ききん)で死にひんした100万人の存在には無関心だった。バーミヤンの仏像は、こんな世界に対する恥辱のために自ら崩れ落ちたのだ」

これを2001年9月11日の後、彼が口にした時、随分と胸に刺さったのだっけ。
(当時のインタビューを上にアップしておきます)
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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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