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★絶対学力 (著・糸山泰造)

★絶対学力 (著・糸山泰造)

息子が9歳、小学3年生でして。
つい、帯にあった言葉 「『9歳の壁』を乗り越えられないと高学年で学力不振に!」 という言葉にびびって、図書館で借りてしまったのでした。
(びびっても、あくまで借りて、買わないところがミソだな……)

さわりだけ読んで、「おお、陰山センセの100マス計算と公文式批判、というやつだな」と理解しました。

陰山センセのほうは、私は一定の効果があると思ったりもしますが、息子は根性がないし、私にもあえてやらせようとするだけの根性もないので、うちでは全然やってないし。

公文式は、そもそも、不登校児を対象にオータナティブスクールなどで実践している友人たちから、「公文をやってきた子はすぐわかる。『習ってないから分からない』と先に言い、分からないなりに考えようとしない」とよく聞かされていたので、そもそも、うちの息子みたいなタイプには不向きだろうと判断しました。
(これだって、合う合わないがあると思いますが)

著者の主張はシンプルで、

「幼児期には『ゆっくり、じっくり、丁寧に』、体験に裏付けされた豊かな言葉を習得させ、『考える力』をつけてやること。考える力がないと、具象思考から抽象思考へと劇的に思考形態が変化する『9歳の壁』を突破できない」

ということ。
そして、時期を間違った学習方法(12歳までのスピード練習)は 「確実に子どもの頭の柔軟性を失わせ、本来持ってる力を低下させ、取り返しのつかない不幸な結果をもたらす」と。

この人の、公文式批判は、かなり激しいものがあるのです。
著者の実践については、このホームページでよく分かるかな。

この本には「やってはいけない家庭学習ワースト10」というのがございまして。笑った、笑った。

●高速学習
 算数の「10の補数」と「九九」はある程度の速さが求められるが、この二つの計算以外は速くするのは百害あって一利なし。

●先行学習
 上の学年の勉強を先に家で教えちゃうこと。応用力がつかない。

●垂れ流し学習
 問題集をやる→答合わせをする→復習する、というやつ。

●圧縮(まとめ)学習
 一気にまとめてやっちゃう、というやつ。高学年で対応でいない悪い習慣をつけちゃう。

●宿題学習
 お粗末3点セットは、教科書の音読、漢字の書き取り、計算ドリル、だそうです。

そのほか色々、列挙されております。
家で全然勉強しない息子なので、「やってはいけないリスト」で引っかかってるのは、「宿題」だけでした。ははは。
私の中学時代を思い出すと、「圧縮(まとめ)学習」タイプだったなあ。確かにあれじゃ、知識が全然蓄積されないのよねえ。

でも、「やってはいけない」で一番感心したのは、実は、

●親子学習

かな。
すなわち、低学年の時期に親が子どもに勉強を教えることは、先生に質問しない子を産み出し、高学年での学業不振につながる、という話。
確かに、自分のことを振り返ると、私の親ってそもそも勉強にノータッチだったから、授業の後に先生に質問するのは私の趣味みたいなものだったっけ。
私は息子に質問されると、つい口出しちゃうもんなー。
漢字は自信がないから「ドラえもんに聞きなさい!」(ドラえもんの漢字辞典があるの)と叫ぶけど。

「先生に聞けば」と言っちゃえばいいわけだ。
なるほど、簡単!

とまあ、「やってはいけない」系の記述は気楽に読めるのですが、この本は単にそれだけじゃあ、終わってくれません。

例えば、「母親の最大の責任は言葉を習得させること」だって。
おいおい、父親の責任はどうなるんだよ!
でもまあ、そこで彼が書いているのは

読み聞かせは最低でも小3まで続ける

というもので、これには納得。
というか、小学校に入ると読み聞かせを周囲の親がいっきにしなくなるのを見て、すごく不思議だなあ、と思っていたから。
うちなんか、もともと本をそれほど読まないので、いまだ延々と読まされ続けてます。
それでも最近おもしろいなあ、と思うのは、ドキドキワクワク系の児童文学を3分の1くらい読んだところで、「今日はここまで!」なんて途中でやめて、本を放り出しておくと、たいてい息子が、ふりがなのついてない漢字なんかも苦にせず、一人で読んじゃうことが増えたこと。

ということで、読み聞かせ時代はしばらく続きそう。

ちなみにこの本の最後にはかなり分量の多い資料がついてまして、良質な問題例だとか、考える習慣があるかないかのチェック表なんかがついていた。特にこのチェック表。まじめに息子について考えたら、空恐ろしくなるくらいうちの子も「重症」であることがチラリと分かったので、途中で読むのをやめた。
問題例も、たぶん、2学年くらい下の問題だって、文章問題を毛嫌いしている息子には解けないだろうな。

真剣に考えると別の意味で「教育ママ」になっちゃいそうなので、とりあえず、「やってはいけない」だけ頭に残しておくことにしたのでした。

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学習塾

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父の責任は、「遊び方を習得させる」かなぁ???

インド式やノルウェー式学習法など、最近の教育事情にまったくついていけない小4男児の父ですが、我が家の宿題は上記3つが順繰りに出ているだけだなぁ。そうかぁ、やらんでいいのか。

確か、うちでは小2くらいまで読み聞かせしていたような気がする、自宅で。いまじゃぁ自分が好きな本を図書館&学校で万万借りてきて、むさぼるように読むようになりましたね。去年は学校の図書室が99冊、その他に市の図書館で月に20・30冊は借りましたから。


あ、そうそう。先日の生き物系。
トカゲは結局我が家に一泊だけして、近くの公園へ。ヤゴは5匹いっしょに大き目のプラケースへ。なかなか冷凍赤ムシを食べなかったのですが、昨日ピンセットで揺らしてやったら2匹が食べてくれましたv。

100マス

私は100マスけっこう賛成。だって、1日5分だよ(速さによって差がある)。買うまであんなのやる根性ない、と思ってたけど、沢山やる必要はないの。たった1日数分やるだけでものすごく計算力がつくってコストパフォーマンスいいのよ。今の算数、昔みたいに計算力つけないからね。

読み聞かせ

私は読み聞かせ、がんばってしてるわけじゃないんだけど、このまえちょっと驚いたこと(息子自慢です^_^;)

今週前半、竹富、石垣に旅行してきました。
行く前に沖縄関係の絵本でもと思い、図書館で「やえやまひるぎ」の絵本を借りてきたの。
でも、結局一度流し読みしただけでした。

私自身、「やえやまひるぎ」という言葉を聞いたのも初めてだし、一度読んだだけだったので、頭に残ってなかったの。
(ちなみに「やえやまひるぎ」は八重山諸島の海から生える木(?)です)

そして、沖縄旅行。石垣から竹富島に渡る船の名が『八重山観光 ひるぎ号』。
その名を私が口にすると、3歳8ヶ月の息子はとたんに目を輝かせ
『やえやまひるぎの絵本読んだなぁ!』

日ごろ仕事や何やらで、あまり息子との時間をとれずにいる私は、こどものことさっぱり知らずにいました。
ちょっと真剣に読み聞かせしようかな。

すいません。長々と息子自慢でした^_^;

でかまるさん。

>そうかぁ、やらんでいいのか。

ははは、私もね、ついつい、「やらなくていいんだ~」と思ってそれで気分が楽になっちゃった。
本人は、やってるようでうが。

>いまじゃぁ自分が好きな本を図書館&学校で万万借り>てきて、むさぼるように読むようになりましたね。

おお、理想的なパターンですねえ。
うちも早くそうならないかなあ。
ところでヤゴは元気ですか?

エミュさん。

私もね、100マスは「なるほどなあ、こりゃ大事だなあ」と思ったことがあります。やる気のない子に無理矢理やらせて、計算嫌いになっちゃうくらいなら、とうちはやらせてませんが、効果は絶対にあると思うな~。

くぼたさん。

そういうのって、すっごく親は感動ですよねー。
ほんと、子どもってすごくひょんなことで、昔の絵本だとか記憶をよみがえらせたりして、こっちはビックリさせられちゃうんですよね。

プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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