スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

旧姓併記旅券への道3

注:「旧姓併記旅券への道2」より続く。

旅券課のご担当者が電話でおっしゃるには
「戸籍謄本は本日無事に届きました」。
ここまでは予想していた通り。
意気込みを見せるため、速達で送ったしね。

ところが、次の一言には驚いちゃった。

「それで、いただいた書類を精査した結果、旅券事務所のレベルで、旧姓併記旅券を発行できると判断いたしましたので、来週、受け取りにきてください」

えええええっ!

まず、先に、喜び。
外務省に回されて、さんざ待たされて、挙げ句に「ダメです!」と連絡が来ることを覚悟していたもんだから。

それから疑問。
いったい何が決め手になったのだろう。

とりあえず、電話のお相手に尋ねてみた。
「今後のためにも教えてください。今回は何が決め手になったんでしょうか?」

説明によると、

・戸籍謄本によって婚姻後の書籍であることが証明できた。
・戸籍謄本と社員証によって、職場で旧姓を使用していることが証明できた。
・今回追加で送った新聞記事も含め、たくさんの提出書類のお陰で、総合的に海外で「活躍」していることも証明された。

というような判断をしてくださったことが分かりました。

厳密にこの書類とあの書類があったから認められた、という説明ではなかったけれど、やはり昔と同様、あれこれ大量の添付書類を見繕って窓口で切々を訴える、というようなことが、案外効果を発揮するのかもしれません。

それともう一つ。

「旧姓併記旅券への道1」に切々と書いたように、そもそも私は今回、「会社の所属長印を押した書類がなきゃ、私が『おぐに』であることを認めてもらえないのか?」という悔しさからスタートし、「会社の書類なんかの力を借りてたまるか」と半ば意地になったわけだけど。

結果的には、「所属長印を押した旧姓使用証明書」こそ提出しなかったけれど、やはり旧姓で仕事をしていることの証明として「社員証」が、海外で仕事をしたことの証明として「会社の仕事として行った海外出張をまとめた新聞記事コピー」が、やはり力を発揮してくれたことは間違いないのでありました。
それがちょっと悔しいところではあります。

それでもそれでも。
婚姻届を出して約10年。
運転免許書や健康保険証、通帳など次々と旧姓名義のものを失い、いまや私が「おぐに」であることをそれなりに証明してくれそうなIDカードは、社員証と国会記者証だけとなっていたわけだけど。
(もちろん、社員証じゃあ何もできない)。
10年ぶりに私は、「おぐに」という文字の入った身分証明書を手に入れられるというわけです。

もちろん、かといって、今の法律の下では、この旧姓併記旅券を使ってあらたに旧姓名義の銀行口座を開くようなことはできません。
ただし。

次のステップとして、今度は旧姓併記ではなく、旧姓の「おぐに」名で新たにクレジットカードをつくってみようかな、と思っております。写真入りカードをつくっておけば、国によっては、身分証明書代わりになる、と聞いたので。
(去年、シアトルマリナーズの試合を見に行った時、生ビール1杯買うのに身分証明書を見せろと言われ、わざわざ旅券を出さなきゃいけなかった。あれはかなり面倒。クレジットカードで済むならそのほうが助かるもの)

ただし、カードの名義と、支払い口座の名義が違うという点で、若干の手続きが必要かもしれません。半年ほど前に問い合わせたいくつかのカード会社によると、確か、これができる会社とできない会社と両方あるみたいでした。
そのあたりを、「旧姓併記旅券への道4」以降でご報告したいな、と思っております。

それにしても。
来週の旅券受け取りがすっごく楽しみ。
変よね。
たかが「おぐに」の名前が、あくまで「併記」されるだけなのに。
なぜ、こんなにうれしいんだろう。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おめでとうございます!

> なぜ、こんなにうれしいんだろう。

当然ですよ!
だって、やっぱり、おぐにさんはおぐにさんでなくっちゃいけないんだもの。
おぐにさんが配偶者さんの姓になっちゃったら、私もこのブログにたどりつくことは不可能だったんだもの。
まぁ多少の問題は残っているとしても(^^;)、今夜は心置きなく祝杯をあげてくださいませ♪

P.S.

こちらのブログをmicmicこと佐谷氏(御存知ない方、ごめんなさい~!)のBBSで紹介したら、一気に戸籍、改姓等の議論に突入しちゃいました(^^ゞ
良かったら覗いてやってくださいまし♪

>去年、シアトルマリナーズの試合を見に行った時、
>生ビール1杯買うのに身分証明書を見せろと言わ
>れ、わざわざ旅券を出さなきゃいけなかった。あれ
>はかなり面倒。クレジットカードで済むならその
>ほうが助かるもの

写真入のカードって生年月日も表示されるのでしょうか?アメリカで酒類を購入する際にIDを要求されるのは飲酒可能な年齢かどうかを確かめるためなので、生年月日が確認できなければあまり意味無いと思われます。アメリカでは万が一老け顔の未成年でも酒を売ったら、売ったほうが厳しく罰せられるので(おとり捜査もよくある)年齢が外見から良く判別できない場合とりあえずIDを要求されます。面倒でもあまりゴネずに生年月日が記載されたIDを見せてあげてください。

U子さん。

確かにねー。旧姓でブログ作ってないと、子ども時代の友だちとかに見つけてもらうようなこともなかったんでしょうねえ。

Kame@USAさん。

住んでる方などに聞くと、やっぱり運転免許証とかが良いようですねえ。確かに、クレジットカードって生年月日が入ってないから、そういう時には使えませんねえ!

旧姓の銀行口座とクレジットカード

1に続き、2・3と読ませて頂きました。
旧姓併記のパスポート、早く届くといいですね。
1にも書きましたが、約9年前から旧姓併記のパスポート(もうすぐ更新!)を使ってます。
通称使用は、約12年かな・・・その前に戸籍姓での社会生活の期間が約9年ほど(別姓を始めるときに、この期間が障害になった)ありました。

私は、銀行口座とクレジットカードは、はじめから旧姓のものが使えました。
二つ前の職場で別姓を始めた時は、銀行の担当の方が、「特別」って感じでやってくださって、なんだか複雑でしたが、やっぱりどうしても、旧姓の銀行口座とクレジットカードが必要だったので、作りました。

前任校に移った時に、地域が変わったので給与などの受け取りで旧姓の銀行口座が必要になり、結構どきどきしてお願いしたところ、
元帳では戸籍名だけれども通帳の名義は旧姓という形で、こうざを 作ってくれました。
これに連動したクレジットカードも、旧姓ですよ。
元帳を戸籍or住民票で確認しているので、OKということなのかな・・って思います。銀行口座の通称って感じですね。

確かに海外では、旧姓のクレジットカードがないと困りますよね。
また、逆に、もう7・8年前のことですが、5・6人(旧姓を通称使用しているkt@
4・5人)のグループでスタディツアーに出かけた時、到着便がそれぞればらばらで、ホテルでおち会ったのですが、
みんなパスポートの名前でチェックインしていたため、フロントを介してお互い連絡がつかず、困ったことがあります。

私も、時々、飛行機のチェックインの時に余計に時間がかかったり、どこかに問い合わせられたりします。
( )付きの記名方法のせいだとおもうんですが・・・
最近は、飛行機のチケットは、(  )をとって予約しています。その方がスムーズです。
ちなみに、サイン欄は、旧姓の漢字表記です。
これも、国内でIDとして使うときには、結構引っかかります。

デジタルになったら、旧姓の情報がなくなるというのは、
どういうことなんでしょうか・・・とっても、ふゆかぁ~いです。

長々とごめんなさい
読み聞かせのエントリなど、他のもとても楽しみに読ませて頂いてます。
それでは~


いのうえさん。

なるほど、飛行機の予約は戸籍姓だけの方がスムーズなのですねえ。こういう情報、助かります。あれこれ試してみることにします。

妹様の友人です

おぐにあやこさま
はじめまして
結婚するにあたり、「旧姓」で仕事を続けたいとかんがえています。しかし、実際ってどうなのだろう?と妹様に尋ねたところ、このブログを紹介してもらいました。
大変参考になりました!やっぱり旧姓使用で行ってみよう~ と思っています。職場にも旧姓を使用している方は複数名いるので、やってやれないことはなさそうですし。
なんだか元気になりました。ありがとうございました。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。