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★チーム・バチスタの栄光 (著・海堂尊)

★チーム・バチスタの栄光 (著・海堂尊)

第4回「このミステリーがすごい」大賞受賞作です。
おもしろい、と評判だったので、遅ればせながら読んでみました。
はい、むちゃくちゃおもしろかったです。
何がって、一人ひとりのキャラクターが際立って魅力的であること、かな。

主人公は、権力闘争の中枢からはすっかりはずれたところにいる、が、自らの意志でそこから離れた、と周囲から認識されているがゆえに、病院内では風変わりな存在でもある勤務医の「俺」。

まあ、この「俺」も良いのですが、何といっても、おもしろいのは、この病院に乗り込んでくる厚生労働省官僚の「白鳥」という男。
ものすごくイヤなヤツで、おまけに頭がきれる。
奥田英朗さんの書く医者「伊良部」を若干想起させるけど、キャラクターだけでいうと、私はこの白鳥のほうが興味深い。
ぜひ、彼をつかってシリーズものを、と思っちゃうわけだな。
って思って調べたら、案の定、あらら、第三弾まで出てるのね。
ちょっと読んでみようっと。

ただ、よくよく考えると、奥田さんの「伊良部」にせよ、この本の「白鳥」にせよ、主人公に絡んでくる副主人公である、という点が興味深いなあ、と思った。
そもそも、彼らを主人公格に据え、「第一人称」を使った物語というのは、やっぱり無理があるものね。

活躍する主人公に自己投影して楽しむサスペンスより、とんでもなくイヤな副主人公の活躍に「とほほ」とぼやきつつ、振り回される主人公の物語が、今の時代は好まれるのかもなあ、などと思ったのだった。

一点だけ。
44ページに、「自分と真逆のスタイル」って文章が出てくるんだけど。とうとう、印刷物にも「真逆」という言葉が普通に登場しちゃうようになったのか、とがっかり来たのだった。
(参考サイトにこれこれ
流行語か何かしらないが、すでに定着したような顔をしているところがイヤになる。
この言葉、なんかよくわからんが、ものすごく嫌いなのだった……。

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海堂尊氏の本

これは好き好きですが、「チーム」が一番面白く、「ナイチンゲール」でちとなぁという感じになり、「螺鈿」でうーんとなってしまいました。もう一冊本屋に並んでますが、読む気はしません。医者に医者ものを書かれると勝ち目がないという感じがして……。

白鳥パワーダウン

私も海堂さんの本、3冊読んでます。螺鈿は未読。やはりチームバチスタが一番面白い。ジェネラル・ルージュは悪くはなかったですよ。
白鳥さんのパワーは、なんだかだんだん衰えていっている感じで、そこは詰まんないのだけど。

冷奴さん。むつみさん。

おおお、やはりシリーズ数冊を読破されている方が結構おられるんですねえ。
アマゾンなどの書評によると、その後の数冊は評判がよくないけど、「ジェネラル・ルージュ」は結構評判が良いようで。
さすがに買うのはもったいないので、図書館で予約したら、予約が100人待ちだった。
読めるのは……まあ、半年先かなー。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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