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★キッドナップ・ツアー(著・角田光代)

★キッドナップ・ツアー(著・角田光代)

98年に、YA(ヤングアダルト)の雄、理論社から出た本。
角田さんってこんな本も書いているのね、と。

主人公は5年生の少女。
夏休みの初日、2カ月前から家を出てしまっていたお父さんに、少女は「ユウカイ」されるのだ。だらしなくて、お金もない、ちゃらんぽらんなお父さんに連れ出され……という話。

ユウカイに際して、父親は母親に何らかの「要求」をし、その要求を母親がのめば、娘を母親のもとに返す、という条件らしいのだけれど、少女が父親に教えてとせがんでも、父親は一切娘に答えない。
それどころか、著者は本の終わりまで、この理由を書いてくれない。

おいおい、どういう理由だったんだよ! 
と、読後、無性に気になる。

もちろん、本読みとしては、「そういう理由にこだわるより、父親とのユウカイ旅行を通して一つ大人になる少女の成長物語の美しさを受け止めろよ」ってな話なんでしょうが。
どんなに貴重な体験だったとしても、どんなに少女がそれによって成長したとしても、人との出会いがあったとしても、一つ間違えたら、あんたそりゃあ、犯罪であり、虐待でしょう?
と思ってしまう私としては、納得ゆく「理由」を明かしてほしかったのだった。

……と思ってしまう私はもう、10代のようにはこの本を読めないってことか?
うーん。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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