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記事142◆大人は見て見ぬふりをやめよう、のコラム

■掲載年月日 2004年02月26日
■編集部から

 初めての街でバス停を探していたら中学生の女の子たちがたばこを吸っていた。「たばこはやめなよ」と声をかけついでにバス停への道を尋ねた。

 数分後、バス停が見えてきた。バスは今にも発車寸前。もう無理だ、とあきらめた瞬間、「早く早く」と声が聞こえる。よく見ると、さっきの金髪の女の子たちが自転車で先回りし、バス停近くで叫んでいるのだ。走り寄るといったん閉まっていたドアが再び開いた。彼女たちのけんまくに運転手も気を利かせてくれたらしい。「助かった、ありがと」とバスから叫ぶ私に、彼女たちは軽く手を振る。その手には、ああ、やはりたばこが……。

 隣の客が「中学生がたばこなんて。時代は変わった」と言った。でも今も昔も喫煙する中学生はいる。変わったのは見て見ぬふりする大人の方かも。思い切って声をかけてよかった。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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