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★映画「バッテリー」を見に行く

家族3人と、息子の野球仲間の合計4人で、映画「バッテリー」を見に行った。
原作の1巻出版直後からのファンである私と。
原作は読んでないけれど、最近、とうとう、息子の少年野球の練習に毎週付き合うようになった「脱・会社だけ人間」状態の夫と。
それから、ピッチャーをやりたい、と頑張る息子と。
今のチームでは不動のキャッチャーである息子の友だちと。

まあ、こういう構成で行ったのでした。

家族で一番涙もろい夫は、「病気の子ども」という設定だけで涙ぐむので、もう大変。ここに最近は「少年野球」という涙のツボが加わったらしく、「イチニイサンシイ、とかけ声かけて練習してるシーンだけで泣けた」という始末。映画館を出る時は、目が真っ赤でした。

私は、映画の冒頭で主人公の少年を見て開口一番。
「おいおい、少年野球やってる子が、こんな色白なわけなかろう」とつぶやいてしまったりしましたが、やはり、私の大好きなキャラクターである豪ちゃんが出てきたら、その笑顔がまた、イメージぴったりでうれしくなってしまったのでした。
豪ちゃんや、ほかの少年たちの心の葛藤を小説で読んでしまっているので、そういう意味では映画に物足りなさを感じますが、映画にそれを全部ぶち込めるわけはないので、映画としてはとても良い出来だと思いました。

ちらちらと、映画館に並んで座る少年2人の顔色をうかがっていたのですが、息子のほうは相変わらずポーカーフェイスのまま。友だちのほうは、最初、私や夫が涙ぐむたび、息子に「おい、泣いてるよ」と報告し、ふざけてましたが、後半は何度もこぶしで目をこすってました。
ざまあみろ!

ってなわけで、今一つ、息子がこの映画に何を思ったかは分からぬまま。
まあ、感想を聞くのもヤボだろう、とそのまま放置してました。

その夜、親子で外食していた際、夫が一言。
「オレさあ、最近、少年野球の練習をするようになったから、よくわかるんだけど、あの映画のお父さんが『野球って心を伝えるスポーツなんだ』って言ってただろ。あれ、分かるよ」と。

私が「正直なところ、野球未経験だから、ぜーんぜんわからん」とのたまうと、
夫が息子に、「おまえは分かるだろ?」と。
息子は平然と、「うん、わかる」と言ったのだった。

わ、わかるのか?
君は、野球が「心を伝え合うスポーツ」だなんて思ってるのか?

意外な息子の一面にビックリ。
息子は「だってね、この前だって……」としゃべり始め、それからふいに恥ずかしくなったのか、「いや、いい。何でもない」とまた黙ってしまったのだった。うーん、残念。

でも、息子によると、「僕は自分がピッチャーをやる時は、○○君に誰よりボールを受けてほしい」 という思いが明確にあるんだそうだ。
○○君とは、もちろん、映画に一緒に連れて行った友だちのこと。

そうか。
我々夫婦は、息子を、バッテリーごと映画館に連れて行ったというわけか。
なんか、ベストメンバーで映画館に行けたんだな。
ちょっとうれしくなった。

私が結構好きだったシーンは、3枚の大中小のユニフォームが、物干し竿に並んで揺れていて、それを母親がみつめているって光景。
普段の私であれば当然、「おいおい、3枚のユニフォームを洗うのは、母親かよ? 男女性別役割分担、殲滅!」とか怒り狂うはずなんだけれど、やっぱり、心に染みるシーンなのでした。
このあたりは、もう、理屈じゃないわー。



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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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