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★チエちゃんと私 (著・よしもとばなな)

★チエちゃんと私 (著・よしもとばなな)

すっかりご無沙汰していたのだけれど、久しぶりに、ばななさんの本を読んでみるか、と。
いきなりそういう気持ちになったのでした。
ばななさんの本で一番好きだったのは、彼女の初期作品「キッチン」の中に収録されている「満月 キッチン2」です。
特に、あの、カツ丼を出前に行くシーン。

本当に本当にほしいモノは、あるいは人は、絶対に手放しちゃだめ。失いそうになったら、最後まで、みっともなくとも、ジタバタするんだ。

という私の信条は、あの本によって最大級に強化され、今に至る気がします。(20年も経てば、その芯の強さも、単に『強気のオバサン』ですけどねえ)

さて。チエちゃんと私。
圧倒的に装丁がいい。というか装画が好き。
ここのイメージ、拡大して見てください。原マスミさんという方の絵だそうだ。
花々の深いピンクが好き。傘の黄色が好き。人物の目が好き。手が好き。
……ということで、表紙のほうが、中身よりうれしかった本、かも。

42歳の「私」と35歳の「チエちゃん」、という従姉妹同士の不思議な同居生活を描いた本。
主人公が私と同世代、ということに、ちょっとびっくりしました。
最後までの3ページくらいの文章は、好きです。
でも、とどのつまりは、きっと、私にはこの本はもう必要のない本なんだろう。そう思った。

20年前、大学時代の私には、あの「カツ丼」のエピソードは、絶対に必要な、誰がなんと言おうと価値のある、見過ごしてはいけないものだったのだけど。

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私も好き

娘の中学では朝読書という時間が10分ある。「何か本、ないか?」と言われて、ちょうどダンボールの中から出て来た「キッチン」を渡したところ。ばななさんの本、大好きだけど、ストーリーはすっかり忘れてるわ。新作も旧作も、また読みたくなったよ。
原マスミ氏の絵も、すっごく好き。個展、見に行った事もあります。あの目がたまらないよね。

吉本ばななさん、私、とてもはまっていました。
最近はご無沙汰ですが。

キッチン、私もすきです。
カツどんを出前に行くシーンいから
『本当に本当にほしいモノは、あるいは人は、絶対に手放しちゃだめ。』
というメッセージを読み取ったんですね。

なるほど。
好きな本について、人の感想を聞くのっておもしろいですね。

海星さん。

原マスミさん、私は今回初めて知りました。
今度、個展などの機会があったら、行ってみたいわー。
上の娘さん、とうとう、ばなな本を読む年になったのねえ。なんか私まで感慨深いわ。

くぼたさん。

>カツどんを出前に行くシーンいから
>『本当に本当にほしいモノは、あるいは人は、
>絶対に手放しちゃだめ。』
>というメッセージを読み取ったんですね。

うん。もう、それ以外の読み方はありえない、っていうほど強く、そういうメッセージを心に刻んだものです。もうストーリーもほぼ忘れてるのに、それだけを覚えてる。本って偉大ですよね。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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