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インフルエンザの贈り物

先週末から我が家を急襲したインフルエンザでしたが。
夫も息子もすっかり熱も下がり、ウイルス排出期も終えたようです。
私は、といえば、実は看病疲れによる風邪でいったん発熱し、それをインフルエンザ感染と早とちりしてタミフルを飲んでしまうというハプニングもありましたが、どうやらただの風邪で済んだみたい。

本日、会社から帰ると、明日の出勤を控えた夫が「最後の夜だから」と夕飯のおかずに麻婆豆腐を作ってくれました。
「やったーやったー」と息子が子犬のように父親にじゃれついていて、なんとも心温まる光景だったので、思わず「ふーん」と思ってしまったのでした。

というのも、我が家では、平日の夜は常に私と息子だけの暮らしで、夫は日付が変わるまで帰ってきません。
息子にとっての父ちゃんは、「休日に一緒に野球で遊んでくれる相手」であって、「平日にためこんだ話をお休みの日にする相手」であって、「家の中で一番怖い相手」でもあるのです。
父と子が平日の夜にじゃれあっている、なんて光景は、この8年間にもほとんどなかったような……。

インフルエンザ隔離政策のため、我が家ではこの数日間、私が一人で普段の寝室に寝て、夫と息子は日頃は物置部屋になっている10畳の洋間に布団を並べて寝ておりました。
お互いに熱を出したり、眠ったりしつつ、色々な話をしたんだそうです。
父ちゃんが学生時代にした世界旅行の話。
息子がタミフルを飲んだ夜に幻覚でも見たのか寝ぼけて大変だった話。
その部屋にはテレビもパソコンもありませんから、父も子もお互いに何をするでもなく、壁全面の本棚からあれこれ本を選んでは、一緒に読書を楽しんだのだそうで。

私が夫に「インフルエンザのお陰で、あの子は父ちゃんといっぱい時間を過ごせてよかったのかもねー。あの子にとって貴重な1週間だったと思うよ」と言ったら、夫が一言。
「俺にとっても、な」。

思わぬ、インフルエンザの贈り物、というところでしょーか。

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あたりまえのことだけど

みなさん、おからだの具合はいかがですか?

親子が会話する・・・とくに僕ら父親は、忙しいなんて言ってそんな当たり前のことができてない。
病気が、「子どもと、ゆっくり話しなさい」「ゆっくり休みなさい」と、その機会を作ってくれたんですね。

と、病気になっても「それは“前向き”な意味があるんだ」と言うと、うちの奥さんは「お気楽ねぇ」と返してきます・・・。

noriさん。

>うちの奥さんは「お気楽ねぇ」と返してきます・・・。

ははは。
それはそれで、家庭の平和な一光景、ですよねー。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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