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★「個」を見つめるダイアローグ (村上龍×伊藤穣一)

★「個」を見つめるダイアローグ (村上龍×伊藤穣一)

2005年6月から約9カ月間かけた2人の対談集。
テーマは日本の経済、教育、政治、メディア、エンターテインメントなど。
本書の姿勢は、村上氏のまえがきによく現れています。

この本は、おそらく大まかに「日本批判の書」としてとらえられてしまうことになるのだろう。日本社会の問題点や、伝統的な考え方の非合理性や、システムの矛盾や、危機意識の希薄さについて、わたしと伊藤穣一は言及しているからだ。
この本の編集者たちも、本のタイトルに当初「日本」という固有名詞を入れたいと考えていた。だがわたしはそういったタイトルはふさわしくないと思った。いいろな意味で単純な「日本批判」の書にはしたくなかったし、そうはならなかったと自負している。


あ、確かに、と思った箇所が1点。
イラク戦争開戦に関して、伊藤氏が「フランスやドイツはアメリカときちんとケンカした。日本はそういうことはできないのかな」と言った時のこと。
村上氏が「いや、ある部分ではすでにアメリカに抵抗してるんだよ」と。例示したのは、コメの自由化、BSE問題など。つまり、自分たちの支持者が怒り出しそうな問題については、さすがに政治家も声を上げている、というわけ。
村上氏曰く「小泉首相がいち早くイラク戦争を支持したり、それに他の政治家が賛同しても、日本の国民はあまり怒ったりしない。だから平気で支持するわけ」。
伊藤氏がこれを受けて「民主主義って、たんに多数決で決めることではなくて、ちゃんとチェック機能が働いて初めて民主主義といえるんだよね」

あともう一点。
respectという言葉に対応する日本語がない、という指摘も、「そうなんだ~」と思った。
「尊敬」でもないし「敬意」でもない、と。
訳語がないということは、そもそも日本にその概念がないんだよ、とも。
そうなんだろうか、色々な人に聞いてみようっと。



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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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