先週末、息子が帰宅するなり、
「ねえねえ、見て見て」と手の平を広げた。
見ると、マメができている。
「??? 素振り100回?」
わけを知りたがる私に息子が教えてくれた。
「今日ね。休み時間に、うんていをしたの。初めてやってみたんだけど、右から左まで全部できたんだよ。でもマメが出来ちゃった」
驚いた。
実は、うちの息子、仲の良いお友達が何人もうんていに挑戦しているのを見ても、自分ができるかどうかが不安で、失敗するのがいやで、一切挑戦したことがなかったのだ。
そういう慎重でプライドが高くて頑固で、人前で何かに挑戦することを嫌がる性格は、私の血筋に間違いなく、だからこそあきらめていた。
だから、あえてうんていを無理強いせず、ただ、「うんていは握力が付くから、野球のバッティングの練習になると思うよ」と話すだけにしていたのだ。
そんな母ちゃんの助言には一切耳を貸さず、うんていなんて絶対にやらない!といっていたくせに。
いきなり挑戦したなんて、どういう風の吹きまわし?
息子によると「○○君が、やって~やって~っていうから」だそうで。
ふ~ん……。
母ちゃんより、その子の言うことを聞くわけ?
……なーんて、さすがの私もふてくされるわけはなく、ただただ、そのお友達に心の中で感謝!
やはり子どもって、お友達の中で成長するのねえ。
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