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いずこも……DSをめぐる戦い

たぶん、息子は私ほど依存症体質ではないらしい。
週1回、学童保育を休んで、お友達の家でDS遊びしたら、ほかの日は一切禁止、というルールなので、ずっと私がDSをタンスの中に仕舞い込んであるのだけれど、本人は「今度が楽しみだなー」というだけで、例えば親の目を盗んでDSの居場所を探そうとか、やりたくてやりたくて親に泣いて抗議するとか、そういう気は一切ないらしい。
むしろ私のほうが、ふと夜中に、息子が寝入った後に、ちらちらとタンスを見やってしまう始末。
ああ、ダメダメダメ。

ところが。
今夜は参った。
腱鞘炎発覚のショックで、包丁を持つ気を失ったため、息子と近所のパスタ屋へ。
すると、金曜日の夜ゆえか、両隣とも、小学生の子連れ。
左隣は母親2人と子ども4~5人。小学生の男の子2人はそれぞれにもくもくとDSをやっている。幼稚園児がこれを囲んで注目。会話なし。

息子は複雑そうな表情でそれを見る。
無視するのもなんなので、「やっぱり、うらやましい?」と多少残酷な質問をしてみたら、息子が一言。

「あの子、知ってる。○○小学校の奴。朝時々見るもん」

○○小学校は人気の区立小学校で、近所の子たちも多数越境している。やっぱり、越境組には複雑な思いがあったりするのだろうか。
そんな事情、全然気付いてないと思っていたので、ちょっと驚いた。

じーーーーーーっとDSを見やる息子を、
またまた、じーーーーーーーっと見やる私。

と、ふと、今度は右隣のテーブルから、会話が漏れ伝わってきた。断片的に「DS」という言葉が聞こえる。
お母さんがぷりぷり怒っている。
「やるべきことをちゃんとやって、努力している姿を見せてくれたら、ママだって考えてあげるわよっ!」
「もしも買っても30分以内だからねっ!」
「それが約束出来なきゃ、買わない!」

なるほど。
右隣はDSを買わない派。
ところがレストランで、DSやりほうだい派の親子と鉢合わせしちゃったせいで、小学生の息子(たぶん4年生くらい)に「買って買って」とねだられているらしい。

思わず耳がダンボ。
「買わない!」と怒ってるママに心中声援を送りつつ、ふてくされる少年にも「おい、もっと食い下がれ!」と応援してしまったりして。
左隣のテーブルのDSを注視する息子と。
右隣のテーブルの会話に夢中の私と。
我々のテーブルに会話なし。。。

結局、長居は無用、と右隣のアンチDS派ママは子どもを連れて早々に店を退散していった。
あとで息子に「何をもめてたの?」と聞かれたので、

「ママが30分以内しかダメ、という条件を持ち出して、子どもがそれは嫌だと言って、結局、だったらやっぱり買えません、という結論に至ったみたいよ」

と説明してやった。
その時の息子の一言。

「ふーん。家で30分、とかにするより、家では禁止にして、その代わり、週に1回、お友達の家で遊べることにしたほうが、たくさん遊べるのにねえ」

なるほど、息子なりに、「自宅で30分」という制限に比べれば、週1回でもお友達と思う存分何時間も遊べるほうがいい、という判断をしていたらしい。おもしろいもんだなー。
自分でこういった手前、しばらくは「家でもやりたい!」とは言い出さないかもなー。

それにしても。
レストランで子どもを静かにさせておきたい、という気持ちは分かるけれども、お食事の場にゲーム機を持ち込む、というのは、あまり美しくない光景だな、と思った。
いくら肩の凝らない気さくなパスタ屋だったとしても。
肘付いて食事するのと同じくらいか、それ以上に見苦しいと思うのだけど。


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いや、レストランでDS持ち込みは、オフ会とかでもよく見るよ。子どもは親同士みたいにおしゃべりだけではもたないし、親は子どもが飽きるまでじゃおしゃべり足りないし。その親子も普段家では厳しく時間制限しているかもしれない。いつでも野放図なのかもしれないけど。

うちは平日30分まで1回、キッチンタイマーを自分でかけてやってます。休日は2回ですが、兄弟でなんだか盛り上がってるのもよく見るので、友達とやるのはまた別の楽しさがあるんでしょうね。

分かる分かる~

うちもせがまれていてまだ買っていない派?です。
だから、すご~く分かります。
外食時にやっている子を見ると羨ましそうにして
いる長男。でも、視力の問題もありもう少し様子見
という感じ。本人もまあ納得しているみたい。

先日の空手の打ち上げのときも食事後、男の子は
ゲームで、女の子は絵を描いて遊んでいました。
オフ会含めて親が話をしたいときは楽だし、ゲーム
の面白さも分かるし、いろんな話を聞いて揺れています~
ただ、家族での食事中は待ち時間でも私もイヤだな。

エミュさん。

オフ会かー。なるほど。
確かに、子連れオフ会となると、私もオモチャやら絵本やら、飽きないようにあれこれ必死で持っていったもんなあ。その延長線上にDS、と考えると、違和感も薄れる気がします。

どういう場面だと見苦しくて、どういう場面だと許容範囲なのか、自分でも実はきちんと説明できないわ、私。何が判断材料になるのかなあ。
ちょっと考えてみますねー。

まるこさん。

>ただ、家族での食事中は待ち時間でも私もイヤだな。

うん。それはありますよね。
あと家族旅行のときの電車の中なんかも。ああ、もったいないなーと思ってしまう。
でも、旅館についた後、家族中でワイワイとゲームを囲んで大騒ぎするのは悪くないな、と思っちゃうし。

なーんていってる私がかつてポケモンにはまった時は、歩きながらやってたし、地下鉄の乗り換えで階段を下りたりあがったりする最中もやってたわけで……まあ、誰よりも見苦しい奴だったのよねー。反省。

来月はムスメの誕生日。ご多分に漏れず彼女はDSを所望。で、まさに揺れ中な私・・・
そうそう、どんなシーンでゲームされるのがいやで、どこまでが許容範囲なのか、自分自身が整理しないと、条件も的確に出せないんですよね。

まー、ムスメがもし私に似ていれば、一日はサルなみに没頭しても、次の日から飽きるんだが(^^;)よしんばそうだとしても、飽きるとわかってて買うのもなー。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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