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★それいけ!新聞記者 (著・くさばよしみ)

★それいけ!新聞記者 (著・くさばよしみ)

フレーベル館の「おしごと図鑑シリーズ」の最新刊。
子ども向けの本とあなどるなかれ。
むちゃくちゃリアルです。
子どもがこれを読んで「新聞記者になってみたぁい!」という光景はあまり思い浮かびませんが、少なくとも、現役新聞記者が「あるある、そうそう!」と腹を抱えて笑う光景とか、「これ、新聞記者の生態がよく分かるから、おまえら読む価値あるぞ」とマスコミ塾の先生が大学生に勧めちゃう光景とかは、リアルに思い浮かびます。

ということで、新聞記者志望の人にお勧め。
あと、記者さん必見。爆笑すること間違いなし。

私が一番笑ったのは、新聞記者が「ついやってしまうこと」を列挙した項目。
1、友人との会話でも5WIHで追及してしまう。
2、本を読みながら、思わず赤線を引いてしまう。
3、テレビのアナウンサーが「日本中の女性が熱狂しています!」などとおおざっぱなもの言いをした時、つい、「私は別にうれしくないわよ」などと突っ込んでしまう。
4、子どもに童話を読み聞かせていても、物語につい見出しをつけてしまう。(例えば、白雪姫なら「凶器は毒りんごか/若い女性、昏睡状態に」)
5、子どもの作文にダメ出しする。
6、言葉の乱れが気になり、喫茶店のウェートレスさんの「よろしかったでしょーか」に、「その言い方、変」と突っ込んでしまう。
7、締め切りがないとなかなか書かない(例えば年賀状の返事)。
8、場所取りがうまい。
9、パトカーや消防車を見るとつい追いかけてしまう。

ちなみに私は、3、4、5、7、8に激しく同意。
特に、「子どもの作文にダメ出し」だけは絶対にならないようにと分かっているのだけれど、ついつい、

「音や匂い、色はどんなだったか書き込んでごらん。目だけでなく、耳や鼻で得た情報を書き込むと、生き生きした文章になるんだよ」

などと、横から口を出してしまうの。
お陰でうちの息子、作文嫌い。反省。

著者のくさばさんからは何度かインタビューを受けました。
私がお話したことも、あちこちに散見されます。
特に、「特ダネを抜かれた時」という項目に登場する女性記者は、顔まで私にそっくりで、夫が爆笑したほど。
抜かれた時に何をするか、について、「取りあえずおこられる」とか「抜かれたことと同じ内容で追いかけ記事を書くのは惨めなので、少しでも新しい要素を入れる」なんてのも自分で話した記憶がはっきりとあるだけに、「やっぱり、この抜かれ記者は私なのだろうか……」と考え込むのであった。

なにはともあれ。
新聞記者志望の方や、来春から新聞社に就職が決まってる方などには、絶対お勧めの一冊です。


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思い出した数え歌

うーん、たしかに締め切りがないと書かないよなー。この項で記者数え歌を思い出したのでここに記録させて下さい。一つ、一人で書くのをトクダネ原稿と申します 胸が躍ります。
二つ、二人で書くのを企画原稿と申します けんかばかりです。三つ、みんなで書くのを発表原稿と申します 中身がありません。四つ、呼ばれて書くのを持ち上げ原稿と申します 気がひけまする。五つ、勇んで書くのを告発原稿と申します 調べがかかります。六つ、無理やり書くのを捏造原稿と申します お手が回ります。七つ、泣き泣き書くのを抜かれ原稿と申します 筆が進みません。八つ、山で書くのを遭難原稿と申します 寒くてかないません。九つ、窮して書くのを決まり原稿と申します 去年と同じです。十、飛んで書くのを特派員原稿と申します ボクには無縁です。この7番目が大好きで、ほんと抜かれると筆が進まないよなー。

仕事中だっていうのに、爆笑してしまいました。

私、4以外はほとんど該当します。
「締め切りないと仕事しなくてさ~」は、会社以外でも言い訳によく使っています。

息子の作文にだめだしをして、嫌われています。「朝起きて、歯磨きして、学校行って、みたいな順番に書いたってだめさ。おもしろいところから書かなきゃ」って。一度、指導した作文がほめられて、みんなの前で読んだという時には、ハハが舞い上がりました。

学校の参観日に行ったら、偶然にも近所で火事が起き、ビデオカメラを片手に走った私。周りのお母さん達が、笑いながら励ましてくれました。

コンビニでもレストランでも、口には出さないけど、「それちがう」と心の中でつっこみを入れています。

ああ、このくらいにしておこう。
自分が変だということにあらためて気付きました。

抜かれたときの、頭にかーっと血が上る感覚。思い出しちゃった。
私も4以外、あてはまる。
見出しは弱いなあ。ずっとやったことがなかったから。
今その分、余計に苦労している。

うちの子も作文、文章題嫌い。私が、あれこれ言うからだわ。

でも、これ以外もあるかも。
食事を早く食べる癖が染み付いてしまい、新聞記者以外の人との
会食では、浮いてしまう。っていうのは、どうかしら。だけかな。

冷奴さん。

数え歌のご紹介、ありがとうございました。初耳です。
私は、5番が結構笑えました。なんか「言えてる言えてる」感が漂ってますもの。

いのいのさん。

>一度、指導した作文がほめられて、みんなの前で読んだという時には、
>ハハが舞い上がりました。

大爆笑しちゃった。
実は私もそう。何かのイベントで息子が作文を書いた時、口述筆記にならない程度に、しかし目の前で「まず一文目は短く」「ここで自分の思いを」「色や匂い、音を書き込め」「ここで一瞬話題を変えて、あの話をもってこい」などと事細かに助言した作文が、優秀賞を取って、賞品の電子辞書をゲットした時には、「ざまーみやがれ!」と心で叫びました。
おろかよね~。

まあさん。

>食事を早く食べる癖が染み付いてしまい、新聞記者以外の人との
>会食では、浮いてしまう。っていうのは、どうかしら

確かに!
フルコースの食事なんかだと、必死に必死にゆっくり食べていても、油断すると、ほかの人がサラダ食べてる時にメインディッシュ食べてたり、一歩先んじてしまうのよね~。
みながメインディッシュ食べてる時に、デザートメニューを一人でながめていたり……恥ずかしいです。反省。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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