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★ウルトラ・ダラー(著・手嶋龍一)

★ウルトラ・ダラー(著・手嶋龍一)

あんまり話題になっていたので、読もうと思って図書館で予約入れたら、とんでもない件数の予約がすでに入っていて、私の手元に入ったのは出版から半年以上が経ってからでした。

最初に読み始めて、ウムム?となったのは、「これってどこまで本当なんだろう。どこまで創作なんだろう?」という疑問。
ノンフィクションノベル、と言われても、仕事柄、素直にそれを楽しむなんて無理なんだもの。
「事実」なのか、「事実である可能性は極めて高いが裏は取れない情報」なのか、「もっぱらの噂」程度なのか、「断片的な情報をまぶした創作」なのか、それぞれの事項について、あるいは登場人物について、そこが気になって気になって、小説として楽しむことがなかなかできなかったです。

読後、ご本人のサイトを見に行きました。

いろいろ読むに、「ノンフィクションとして書くにはあまりに危険な情報ゆえに小説の形を借りた」ということのようです。
実名がぽんぽんと飛び出す小説で、おまけに「これが事実だったら、全然知らなかった~」みたいな衝撃もいくつかあって、なるほど話題作といわれる理由はよく分かります。

ただ、登場人物の中で、とある官僚などはもう、誰の目にもモデルが明らかだったりして、となると、いくら小説とはいえ、奥さんは不倫させちゃうし、「そういうの、あり?」という気もするのですが。
また、終盤、「事実」の持つ力強さが段々と削がれていく感じで、おまけに小説としても結末が今一つで、それが残念な感じがしました。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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