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5年ぶりに聴いた水谷修さんの講演

勤務先の毎日新聞が主催で、水谷さんの講演会があるというので、これも何かのご縁だろう、と出かけてきました。
思えば、水谷さんの講演は5年以上ぶりかも。
まだ30人とか50人とかの人数で講演していた姿しか知らない私は、本日の会場で、卒倒しそうになりました。

著書が飛ぶように売れているし。
たくさんの人に囲まれながら、水谷さんがサイン会までしているし。
最近の水谷さんの講演は数千人単位、と話には聞いていたけれど、こ、こ、こんなことになっていたのね。

水谷さんのご厚意で、水谷さんの著書の隣に拙著「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)も並べていただいたんだけど、その本までが、火事場のドサクサみたいに売れていく。
隣で水谷さんが、「ったく!おぐにさんの分までサインしてるんですからねっ」と言いながら、リスカ本にまで「春来 水谷修」とペンを走らせてくれているのを見た。感謝。

たくさんの人が、いろいろな思いを抱えてこの会場に来たんだろうなあ、とずっとサイン会の様子を見ていた。
水谷さんに会えて、感極まって泣いている人がいた。
それを見て、もらい泣きする人が女子高生がいた。
思いを押し殺しているような少年がいた。
大人より、子どものほうが、切実そうに見えた。

写真だって、最初にパチパチやりはじめたのは中年女性で、それまで子どもたちは携帯電話のカメラを向けることすら遠慮して遠巻きに立っていたんだ。
一緒にいた編集者の人が教えてくれた。
「普通のサイン会はファンがすぐ『握手してください』と要求するもんだけど、水谷さんに会いに来る子は自分から手を差し出す人が驚くほど少ないのよねえ」と不思議がっていた。なんかちょっとだけ分かる。握手したくても、それを言い出せないような子がきっと、この会場にはいっぱい来ていたんだろう。

力のこもった2時間たっぷりの講演は、さすがに年間400本以上も重ねているだけあって、芸術品みたいでした。
いちばん多い日で、1日4本の講演をしたことがあるんだとか。
「4本どころか、1日2本でも、あんな重たい講演をやってたら、身体にこたえるでしょ。命を縮めるよ」と無遠慮に言う私に、水谷さんは「僕はそうでもないなあ。授業で鍛えてましたから」と不敵にも笑うのだった。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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