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「ナカちゃん」という記事

今週はこんな記事を書きました。
徳島県の那珂川で死んだアゴヒゲアザラシのナカちゃん。

ナカちゃんは結局取材せずじまいだったけど、
タマちゃんは随分と取材した。
2002年夏にタマちゃんが現れて大騒ぎになった時、このルポ記事(前半後半)を書き、同年冬にタマちゃん人気が落ち着いた後でこの記事(前半後半)を書き、さらに翌年春、タマちゃんに釣り針が刺さって再び人気が高まった時、こんな記事(前半後半)を書いた。
だから、アザラシネタには愛着がある。

これまでの取材であれこれ悩みながら、「野生動物」であるタマちゃんの存在を自分の中で整理してきたからだろうけれど、今回、ナカちゃんと呼ばれた野生のアザラシが「市民葬」になっちゃったりするのは、素直に、いやだな、と思った。
生きている間、タマちゃんがそうであったように、ナカちゃんもまた、色々な人にとって、色々な存在であったのだろうと思う。でも、それでもなお、最期くらいは、野生動物らしく扱ってあげたいと思ってしまったのだった。

クジラやイルカやウミガメが打ち上げられた時、その死骸は学術目的で骨格標本にされ、地元の博物館などで展示されることが多いようです。徳島県立博物館には実際、そんな骨格標本が多くあるそうです。
骨から子どもたちが何を学ぶかは、周囲の大人の言葉にかかっているような気がします。
生きているタマちゃんから子供たちが野生動物との関わり方を学んだ時、たくさんの大人が尽力したのと同じように。

骨の前で、子どもが「残酷だ」と思うだけで終わらないよう、語るべき言葉を持ちたいと思います。


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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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