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★チョコレートコスモス(著・恩田睦)

★チョコレートコスモス(著・恩田睦)

読み進めるうちに、「なにこれ、『ガラスの仮面』の小説版じゃん」と思ってしまった。調べてみたら、著者さん自身が「ガラスの仮面へのオマージュ」と意識して書かれた作品だそう。
どうりで!

基本的に漫画ちっくな展開で、心情描写まで漫画っぽくわかりやすいので、小説を読んでる感じがしません。小説を読む楽しさは味わえないけれど、漫画を読んでる感じで夢中になれます。
私も結局半日で一気に読み終えてしまいました。
それぐらいおもしろさに勢いがあります。

が、「ガラスの仮面」のほうがおもしろいな。
なぜか。
主人公格の天才少女の自意識がありえないほどに希薄、という設定がどうにもつまらない。「ガラスの仮面」の主人公は、あれでいて、舞台への執念は凄まじいんだけれど、「チョコレートコスモス」の主人公はなぜ舞台でなければいけなかったのか、理由がよく見えない。
はじめに設定ありき、で物語が展開している感じ。

タイトルのチョコレートコスモスに話を落としていく展開も最後の終わり方も、今ひとつ。
どうせなら漫画に負けず、大河連載小説にしてもらいたいかも。
そしたら、主人公の少女もあっさりしたままでは終われないだろうから。


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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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