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★Will 眠りゆく前に(著・小倉恒子)

★Will 眠りゆく前に(著・小倉恒子)

副題は「がんになった女医が我が子へ贈る愛のカセットテープ」。
この副題を読んだ瞬間、つい「最近はやりの泣ける本路線かぁ」としばらく読む気が失せていました。
が、たまたま、昨日読み始めて、びっくり!
以前読んでいろいろと考えさせられた「怖がらないで生きようよ―がんと共生する医師のポジティブ・ライフ」の著者さんの本だったのです。

乳ガンと診断され、がんと戦い続けて19年。再発をも乗り切ってきたのに、昨年10月に再々発。そんな彼女が、すでに成人した息子と娘に向けて、伝えておきたいこと、これまで伝えられずにきたことを、毎日少しずつ、カセットテープにメッセージとして吹き込んでいく、そんな本です。

「いつかそのうちに、と思いながら、結局話さずに終わってしまう親が、世の中にどれだけたくさんるでしょう」「このテープは、他の親御さんより少し早く逝ってしまいそうな私だからこそできるささやかな言葉の贈り物です」「むしろ『自分たちは恵まれているんだ』と思いながら、これを聴いてくれたら、お母さんはうれしいです」(本書より)

「泣ける本」は嫌いだけど、結果的に泣いてしまうことが多い私だが、この本はむしろ、淡々と読めました。
安易に感動することよりも、著者がどうしても伝えたいと思っているメッセージの一つひとつを受け止めることに忙しかったからです。

この本の中で最も心に残ったメッセージは、病気に絡んだ話ではなく、子育てについての言葉です。

「子どもに対して、心から悪かったなと思った時、親がしなければならないことは後悔よりもまず、本気になることなんだ。今、子どもにしてあげなければならないことは何かを本気で考えて、本気で行動することなんだ」

これ、心から共感しました。
後悔より先に、するべきことが親にはあるんですものね。
しっかり胸に刻んでおきます。



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目に,止めて頂きありがとうぞざいます。 あっというまに,あれから子供達は飛び去っていきました。現在,趣味の、ダンスができなくて、肺転移の息切れで・・くさってます。カセットにふきこむのは咳がでるので、ブログに書いてます。ブログは3割増し元気にかいてます。昆虫かわいいですか?私は,昔,昆虫ではありませんが、いもりを飼っていました。歯がない口をもぐもぐさせて,食べる姿はかわいいし、おなかが赤くて綺麗です。じっと眺めてすごせる趣味にかえないとね。そろそろ

小倉さん。

著者さんからの書き込み。感動です。
ブログ拝見しました。「目やに先生のレール敷」に深く共感。

実は数年前、最初の御著書を読んだ後、何度か、「お会いできませんか?」とお電話させていただきたく思ったこともあります。
でも、特に、記事を書ける見通しもなく(うちの部は編集長が「うん」と言わないと一切記事にならないもので)、自分の胸に手を置いて考えてみるに、「私はきっと、小倉さんの話を聞きたいのではなく、本を読んでどんなことを思ったのか、自分が肺ガンで死んだ母を十分に看取れなかったことをどんな風に引きずっているかを、自分のほうが語りたいだけなのかも……」と思い至ったところで、足踏みしたことを思い出します。

これからゆっくりとブログのほうも読ませていただきますね。
コメントありがとうございました。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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