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思わず歌えた「せんせい」「中学三年生」

森昌子さんのインタビューをする前に、彼女のベストアルバムを聴いておこうと思った。
1曲目はデビュー曲、「せんせい」。
当然のようにフルコーラス歌えた。
ここまでは想定内。

3曲目の「中学三年生」。
タイトルすら忘れていたのに、曲の前奏を聴いた瞬間、またしても全部の歌詞を思い出し、フルコーラス歌えてしまった。

「ほ~たるの光が、う~たえーなーい~」
さび部分をうなりそうになった。職場にいるのに。恐ろしい。
子ども時代に歌った歌の記憶って、いったい脳のどのあたりにひそんでいるのかなあ。

彼女には4月に入ってすぐ取材を申し込んだ。
この手の話は、たいがい必ず婦人公論で独占インタビューとなる。
独占インタビューでなければ、瀬戸内寂聴との対談。
だから「できれば婦人公論に出るより前にインタビューしたい」と思っていたのだ。
結局、その時は「一部メディア以外の取材は6月の新曲発表のタイミングまで待っていただいてます」と断られた。
「一部のメディア、って、ちなみにどこですか?」
恐る恐る聞いたら、案の定「婦人公論です」。
やっぱり。
スキャンダルまみれになった女性が新たに第一歩を踏み出す前に心境を語るなら、やっぱりここなのだろう。

でも、考えようによっては、4月のタイミングで取材をすればどうやっても離婚騒動だの、元夫との確執だの、財産分与だのの話に触れざるをえないわけで(何しろ当時の読者の関心はそこにあったし)、6月のタイミングで取材となったほうがむしろよかったのかも、と今は思ったりもする。
純粋に、私が聞いてみたいことを聞けるから。

離婚の理由なんて、本人たちにだってうまく説明できないものだ。どちらか一方だけが悪いなんてありえないし、どちらも悪くなくても起こる時には起こってしまう。それをわかりやすいストーリーに仕立てて記事に書くのは、仕事としてもつまらない。
そろそろ離婚騒動とか、どちらが悪いとか、もういいよ、と読者が思い始めた今だから、違った切り口もありえると思う。

離婚体験に踏ん切りをつけ、歌ともう一度向かい合い、たぶん、引退する前に歌っていた自分自身とももう一度向きあっただろう一皮むけた女47歳の言葉をきちんと引き出せればいいなあ。

ちょっと前まで、頭の中をオフコースや小田和正さんの歌がぐるぐる回っていたというのに、今は森昌子さんの歌がぐるぐる状態。





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「せんせい」・・・たぶん私もソラで歌えます。

実は、実家に初代ソニー製アタッシェケース型カセットテープレコーダーで録音した
「せんせい」by私@4歳(か5歳)の肉声テープってのが、
まだあるはずだ(笑)
「幼い私が 胸*壊し*」と歌ってました~。


婦人公論の表紙&巻頭は、篠山紀信さんにきれいに撮ってもらいたい、という要素も大いに影響していると感じています。私が担当する欄でも、2か月の差だったことがあります。

私は、森昌子、桜田淳子、山口百恵と同い年です。
森昌子は、歌唱力も抜群ですが、山田太一原作の「思い出づくり」というドラマが印象に残っています。父親役が、前田武彦だったと思います。

森昌子さんの記事は明日夕刊掲載予定。

manaさん。

「胸壊し」! 爆笑。
アタッシュケース型……は私は知らないわ。

まあさん。

なるほど。そっか。篠山紀信氏撮影で表紙、というのがミソだったのね。
いやはや、勉強になるわ。

さるたさん。

お、お、同い年でしたか。
なんかそういうの聞くと、しみじみしてしまいますねー。
森昌子さんが出たドラマというのは、私は名前すら知らないです~。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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