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★フライ・ダディ・フライ(著・金城一紀)

★フライ・ダディ・フライ(著・金城一紀)

著者の作品では「GO」が圧倒的で、だから、あらあら、色々と作品が出てるのねえ、と気付いたもので読んでみた、というわけ。
ちょっと失敗したのは、この作品を読むなら、その前に「レヴォリューション№3」を読んでおくべきだったのだな。

大手家電メーカーの子会社で経理部長をつとめるサラリーマンの平凡な日々。ところが、17歳のひとり娘が、ボクシングの高校生チャンピオンで、学校では品行方正で通っているという男子高校生に殴られて入院する。父親は復讐を決意し、包丁を持って高校に突っ込んでいくのだが、そこで出会った「落ちこぼれ男子高校3年生」たちに、「刃物なんか持つな」といさめられ、在日韓国人でケンカの名人の高校生の指導のもと、身体を鍛え始めるのだが……、という話。

この本に登場する「落ちこぼれ男子高校3年生」たち、いきなり登場するとなんだかリアリティーがないんだけど、前作「レヴォリューション№3」では主人公だったらしい。それなら、やっぱり、前作から読めば良かったー。

一気に読めます。
「GO」のように深く考えさせられたり、じわじわ泣いてしまったりはしないけど、パンチ力があって、「おもしろく、やがて哀しき」みたいな感じ。

「ありえねーよ、こんなの」という荒唐無稽な話ではあるけど、おもしろいです。
主人公のサラリーマンと、ケンカ名人の少年との間に結ばれる不思議な結びつき、もっとじっくり読みたかった気がするけど、それを書き込むと、むしろベタになりすぎちゃうのかな。

読んだ後、「しかし、この本なら、映画化したら、どんな人が作っても、お金をかけなくても、少なくともB級の名作にはなるよねー」などと思ったんだけど、なんてことない、すでに映画になっているのねえ。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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