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☆プーシキン展

☆プーシキン展@東京都美術館

仕事に忙殺される中、それでも夜中の2時、3時まで自宅残業して時間を捻出し、開館9時から1時間で駆け足鑑賞。ああ、ゆっくり絵を見たかった……。

思ったより見応えのある美術展でした。
フランス絵画の変遷をなぞる、という意味でも勉強になったし。
500円で借りられるイヤホンガイドの内容もよかったです。鑑賞しながら聴いていて、違和感がなかったし。混んでいるといっても、9時から10時まではかなりゆったり見られました。

心に残った絵を以下に。

*モネの「白い睡蓮」
 こういう絵は絵はがきに再現不可能なんだろうなあ、というような絵。光にあふれてます。オランジェリー美術館に並ぶ巨大睡蓮画もよいですが、生き生きした光がまぶしいこちらも好きです。

*シニャックの「サン=トロペの松の木」
 ちょっと大きめの点描。すごく明るい色合いの魅力。近くで見たり、遠くから見たり。

*ゴッホの「刑務所の中庭」
 胸に迫る絵でした。刑務所の中庭を囚人たちがグルグルグルグルと同じ場所を回りながら運動させられているのかな。ものすごい圧迫感。こっちまで苦しくなってしまう。真ん中の男だけがこっちを見ている。別に鋭い目つきがはっきり見えているわけじゃないのに、ドキドキしてしまう。圧迫感で苦しくなるんだけど、ふと囚人たちの上空を見ると、白い蝶が2匹。空すら見えないのにね。

*ドニの「画家の妻、マルド・ドニの肖像」
 何がどうといえないんだけど、構成や構図が妙におもしろくて心に残りました。ドニの絵を意識して見たのは初めてです。

*マティスの「金魚」
 だって印象に残るような展示の仕方なんですもの。「ほれ! これが金魚だ!」みたいに。確かに朱色の金魚の生き生きとしたさまは素敵だけど。これまでに見たほかのマティスの作品と比べてどうか、と言われたら、それほど好きな部類ではないんですが。

*ゴーギャンの「彼女は死霊について考える」
 なんと初めて見たぜ、ゴーギャンの版画。3色刷り。これはこれでなんというか原始的な魅力。
 絵はがきにしていただきたかった~。

*ドランの「水差しのある窓辺の静物」
 これまたおもしろい絵。イヤホンガイドは「フォービズムからキュービズムへ」と言っていたけど、なるほど、そう言われれば……って感じ。妙に縦に細長いカンヴァスも印象的だし、そこに、静物画のくせにすべてのものが今にも動き出しそうなこの雰囲気ってなに?

*ピカソの「アルルカンと女友だち」
 ピカソは全部で4作品ありましたが、結局、これが一番好きだった。いつも思うけど、私、ピカソが描く女性の表情って妙に好きなんです。今回も、それ。

 ということで、わずか1時間余で、会場を2巡したのはきつかった。1回目はイヤホンガイドに沿って順番に。2巡目は好きな絵の前だけゆっくり、あとは走りました。順路に階段が何度もあって、最後のほうは時間切れで突っ走り、ヘトヘト。
 それでも、無理して見にきてよかった。
 新聞記者の仕事って、忙しさに身を委ねたら最後、ただひたすら、はき出すばかりで、身体の中に新しいものをどんどん取り入れていく時間も、心の余裕すらなくなってしまう。
 無理してでも、睡眠時間を削ってでも、やっぱりこういう時間を作らないと、としみじみ実感。こういうのって、かならず後日、仕事に生きるもの。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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