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「の人たち」、増殖中?

NHKのニュースを見ていて10年くらい前から、ものすごく違和感を感じているのが、「ホームレスの人たち」という表現。
ある時、「ホームレス」が、「ホームレスの人たち」にある日突然変わった。みるみるうちに、ニュースの中に登場する「ホームレス」の文字に100%、「の人たち」がくっつくようになった。
「ホームレス」と呼び捨てる感じが「差別的」ということになったんだろうか。
なんだか偽善的で、ものすごく嫌なのだった。

今朝、NHKのニュースを見ていたら、「いわゆる『ニート』と呼ばれる人たち」という言葉が使われていた。
「いわゆる」は、「ニート」の定義が明確でないことに対するエクスキューズだろう。ニュースに何度も登場した「ニート」の文字に必ず付けられていたわけではなく、節目節目に使われていた感じ。
一方、「の人たち」はやはり、100%、くっついていた。
「ニート」もとうとう、「ホームレス」と同じ扱いになったのね、と一言皮肉を言いたい気分だ。

の人たち」はどういう時に増えるんだろう。
言葉自体にネガティブなニュアンスが定着した時、それをごまかすために付けるんだろうか。NHKが「の人たち」と付けた瞬間、「この人たちは呼び捨てにはできない人たちです」と一歩退いて遠巻きに見下している感じがして、ものすごく不愉快になる。

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今日お誕生日なんですね。おめでとうございます。

ところで言葉の問題にとても関心があり、こういう感想を待っていた(?)のですが、

>NHKが「の人たち」と付けた瞬間、「この人たちは呼び捨てにはできない人たちです」と一歩退いて遠巻きに見下している感じがして、ものすごく不愉快になる。

とあり、なるほどと思ったのですが、見下してない感じの言い方はどんなものなんでしょうか。
それともNHKの人が(あれ。この呼び方って…確かにやわらかく言おうとすると?「の人」とか何とかついてしまいますね…)「の人たち」と言うから見下してる感じになるのでしょうか。

どう言うと見下してない感じになるんでしょうか。
かなり研究してる(?)んですが、ようはどう足掻いても無理なのかなと最近はがっかりしてます。
でも気をつけないとなとは思いますが…というわけで、おぐにさまがおっしゃってることに興味があります。

呼び捨てにしていたら見下してないんでしょうか。言い方って難しい…

みちさん。

>見下してない感じの言い方はどんなものなんでしょうか。

それは確かに、ないですよね。「こう言えば見下してない」って言い方って。
私がたぶん、「の人たち」に抵抗を感じるのは、ニュースに出てくる「ホームレス」や「ニート」という言葉に100%、「の人たち」を付けるマニュアル化された姿勢についてなんだと思います。
もちろん、公的な新聞記事やニュースの場合、それぞれ個人の記者の思いを一つひとつの言葉に込めるにも限界があって、その場合に、他人を不愉快にしない最大公約数の言葉の使い方を選び取っていくわけで、その延長線上に「の人たち」があることは重々承知してるんですけどね。
でも、ある日突然、「ニート」に「の人たち」が100%つけられたりすると、「なんだかなー」と思ってしまうんですよね。

私も変だと思ってた

そうそう、この言い方、私もとても不自然だと思って気になっていました。
言葉って、本当に難しいですね。

nonkoさん。

不自然、って感じてる人、きっといっぱいいますよね。

プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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