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★ハッスル、ハッスル、大フィーバー(著・斎藤綾子)

★ハッスル、ハッスル、大フィーバー(著・斎藤綾子)

恋愛よりも、仕事よりも、なぜだかパチンコ台の前だけで一番一生懸命になれてしまう、いわゆる「負け犬」ポルノ作家37歳が、家族や親戚との葛藤に翻弄されながら、自分の死後のために墓を購入、というような話。
著者自身が生前に墓を購入したという経験を下敷きに書いた小説だそうです。

彼女のポルノ小説自体は、正直言って私にはあまりついて行けない世界なのだけれど、何度か彼女がトークショーで話すのを聴いて「素敵な女性だなあ」という感想を持ちました。
つまらないタテマエ論には体当たりするけれど、ものすごく内面は繊細な方で、フェミニズムに距離を取りつつも、実は女性の自立だとか性の自己決定なんかについての意識がとんでもなく高い方、という印象だったのです。もちろん、2度ほどお話をうかがっただけなので、私の勝手な誤解かもしれませんが。

この小説は、正直言って、パチンコの知識も経験もまったくなく、「フィーバー」と言葉すら知らないような私には、ほとんどついて行けません。
ただ、一部の精神科医やカウンセラーなんかがこの本を読むと、主人公も、たぶん著者自身も「トラウマのかたまり」とか言われちゃうんだろうな、とは思った。
父親からの虐待を誰も助けてくれなかったし、家で「いい子」でいるしかなかった長女が、若くして家を出て、ポルノ作家として人気を集めた今なお、家族の呪縛からは自由になれず、家族と会うと「しっかりものの長女」の仮面を被ってしまうあたりが、切なくも悲しいです。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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