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読書日記4~6月・後編

松井秀喜選手の取材ということもあって、関連図書を大量に読み続けたのが5月。
今月に入って読んだ、

「ブラック・カルチャー観察日記 黒人と家族になってわかったこと」
 高山マミ


これはとても興味深い本です。
アメリカに興味のある方、人種や民族、多様性ということについて知りたい方、異文化理解や多文化共生に興味のある方、どなたにも興味を持って読んでいただけると思いました。
イチオシ!はこれです。


■松井秀喜著で
「告白」
「不動心」
「信念を貫く」
の三冊。

■松井秀喜「語る 大リーグ1年目の真実」

松井選手が大リーグで発見したことが、まさに我が家がアメリカの少年野球で発見したことに重なって、興味深かった。以下心に残った点を列挙。

*大リーグ挑戦を兵衛位した2002年11月1日の会見での文言が極めて松井的で、かつ、日本人に好まれそうで興味深い。「何を言っても裏切り者と言われるかもしれないが決断した以上は命をかける」「ぼくは日本の球界に育てられた人間。その誇りを持って戦うしかない」「向こうでも巨人魂を見せたい」。今、松井に聞いてみたいな。「巨人魂、今も胸にありますか?」と。きっと、「はい」と言いそうな気が……うーむ。
*日本とアメリカのスプリングキャンプの違いについて。全体的にはそれほどハードではない/ただすべての面でペースが速い/日本のような着替えタイムがない/水も飲めない/アップの短さにびっくりさせられる。「いいの、これで?」という感じ。球場入り前に多少やっていかなければだめ/フリー打撃のテンポが速い。……これら、全部少年野球でも同じ。
*守備練習で日本ではほとんど使用しなかったサングラスを使用。→アメリカでは少年野球でもサングラス着用。日本の高校球児がサングラスをかけたら、審判に注意されるんじゃないかな。まあ、日差しの強さが違うけどね。
*「ぼくは大リーグでは中距離打者だと思う」。打球の飛び方がまるで違う。身体全体のパワーが違う。……これもよく思った。フォーム無茶苦茶なのに、とんでもなく振りが鋭く、よく飛ばすアメリカ野球少年、多かった。
*日本では右投手なら右ひざを見てタイミングを取ってきた。ひざが折れたらスイングを始動する。ところが、アメリカの投手は足の上げ方や下半身の使い方がまちまちでこの方法は使えない → アメリカの少年ピッチャーたちもフォームがまちまちで、タイミングが取りにくいだけでなく、変化球投げてる気がなくても、クセ球というか、変に手元で変化したりする。こういう子の球って打ちにくい。アメリカで頑張ってた日本人ピッチャーの少年たちは、みなフォームが良いから、球威がある日はいいけど、不調の日などは、球筋が素直だから、打たれるとえらく軽々と飛ばされる……というシーンをよく見せつけられました。
*ヤンキースで4月20日、監督のトーリから「お前は休みだから」と言われ、素直に「はい」と言った松井選手。あまりに素直にそう言ったから、監督もそれでいいんだと思ったが、あとで、日本の記者や広岡広報から「松井は連続出場記録を続けてる」と聞かされ、翌日になって、トーリー監督は松井に直接聞いてきた。「おまえ、その記録続けたいのか?」と。これまた松井は、「チームに迷惑がかからないのなら、続けたい」という答え方をしたそうな。そしたら、監督は「だったら、途中の守備か代打で使うから」って。それでも松井、ああ、日本人らしく、「それでチームに迷惑をかけたりはしたくありません」と言ったらしく……。その時のトーリ監督の言葉がこれ。「ノープロブレムだ。言いたいことは言え。自分のことは何でも伝えろ」。……→何度も我が家はこれで失敗した。息子なんて、監督のバントサインに素直に従っていたら、バントが好きと勘違いされ、毎打席バントの指示を出されたりしたことも。「だって、バントが嫌いだったら、普通、そう言うだろ?」と誤解が解けた時に言われたもんです。こっちにしてみれば「監督の指示は絶対でしょ?」でしたが。
*オールスター戦でイチロー選手と会話した時のこぼれ話。「盛り上がったのは、日本と米国では野球のスタイルが違うという話題です。日本は速い球を投げる投手はいるけれど、ストレートの回転がきれい。こちらは速い上に、いろんなクセ球を投げる。ぼくの場合はこれにアジャストするのに苦労しました、なんて話しをしたんです」。まさに、野球少年の世界における日米差と同じだ! 

■「ねむりねこ」「MODESTY」伊集院静

■「無縁社会の正体 血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか」橘木俊詔

にわかに注目されている無縁社会だの孤独死だのってのも、少し考えてみたくて、とりあえず読んでみた。個人的には、結婚しようと子どもがいようと、結構高い可能性で自分だって「孤独死」するだろ、という気がしているので、なんというのかな、男性単身者が増えて、男性も孤独死の可能性がぐぐっと高まった途端、社会がオタオタしてるのがちゃんちゃら……とまでは言わないにしろ、なんかすごく覚めた見方をしてしまっていたんですけどね。

*p20なぜ男性のほうが女性よりも自殺者が多いか……著者は第三の理由として「女性のほうが男性よりも精神が強い」と自己流の仮説と前置きつつ言ってる。
*p62単身者の貧困はなぜ深刻なのか……年収60万円以下の人が、婚姻経験なしの男性だと11.6%いるのに、女性では1.9%しかいない、という話について。これを著者は「不思議だ」という。女性読者でこれを不思議がる人、あんまりいないと思うんだけど。
(ちなみに、女性で、60万円以下が多いのは夫との離別で12.5%に上る。これは死別の3%よりずーーーっと高い。むしろこっち大変さに注目してほしいと私は思う)
*p113出生数を地域・学歴・職業ごとに検討している章……「あえて出生率を上げると期待できる例外としては、女性の無職(すなわち専業主婦)、特に、パート・臨時で働く女性である。最近の若い女性の間で専業主婦志向が少し高まっているとされるので、出生率は高まるかもしれない」、ってこの記述、どう思います? このあたりで、段々とこの本を読む気がなくなってきたのでした。
*P193 ついでにここも引用しておこう。なぜ、家庭内暴力が増えたか、という著者の論考。フェミニズムの台頭で経済的自立している女性は新たな行動をとれたが、「専業主婦のように抵抗したくともそれができない女性は、精神的ないらだちを高めることになった。そのいらだちの発散先が児童虐待であるし、子どもをもつことへの拒否である。夫が妻におよぼす家庭内暴力は、妻がいらだちを募らせて夫に非協力的になる姿に接した夫が、今度はいらだちを感じて、妻への暴力に走ることになるのである」だって。
 すごいよね。妻が夫に「非協力的」だから、夫は妻に暴力を振るうようになったんだぞ、と言ってるわけで。

ということで途中で読むのをやめた。こういう人とだけは子育てを一緒にしたくないもんだ、と思ってご経歴を見たら、立派な先生だったけど、もう70歳近い方なのだもの、世代ゆえのお考え、ってことなんだと納得。

■「働きながら、社会を変える。 ビジネスパーソン、『子どもの貧困』に挑む」 慎泰俊

とっても正直な書きっぷりが好感をもてました。色々な意見もあるのでしょうが、私には、「自分でちゃんと生業を持って、稼いだ上で、できることを社会に還元していく」というスタイル、好感がもてます。

p10 out of the box,つまり外からの客観的で独創的な視点の大切さ。納得。
p25「極度の貧困を持続可能なかたちで終わらせるために必要な年間支出は、先進国にいる人々の所得のたった2.4%」。そうなんだ。
p88 著者は、自身の半生やそれゆえに抱えてきた悩みについて、別に書いていないけれども、それでも、色々な思いを乗り越えてきたからゆえの、この活動だったんだな、と思わせる場面が随所に出てきます。中でも、茨木のり子さんの詩「汲む」の引用には、なるほど、これに響く人なんだ、と共感をいだきました。
p92 児童養護施設で、いったい、自分たちに何ができるのかと悩んでいた著者と、施設側の方との会話が面白い。施設にしてみれば、お金がない……というのは最も解決するのが難しい問題。一方、著者にしてみれば、公的な特別加算などの仕組みを教わった途端、「すごくないですか? 施設を新設したら、職員4人分、一人だいたい500万円として、毎年2000万円くらいのお金がもらえるってことですよね?」。で総工費4億円として、そのうち7割は国から補助がでると聞いて、「1億2000万円があれば、4億円の施設を立てられて、さらに2000万円のお金が毎年もらえるってことですよね」と瞬時に返す。頭の中でざっくり計算し「1万円が10万円にばける仕組み」と言い当てる。おまけに福祉医療機構から満期20年で無利子でお金を借りられると知り、「20年の間、毎月50万円ずつ集められたら、4億円の施設と毎年2000万円の補助金に変わる。めっちゃいい仕組みじゃないですかっ」となるのである。さすがは投資のプロ。餅は餅屋。こういうのを読むと、やっぱり、色々な人が自分の仕事を持ちながら、社会を変える方向に力を持ち寄り合うのって、大事だなあ、と思う。

最後の章に、パートタイムで「社会を変える」活動ができそうな団体も紹介している。また活動の方法においてのコツも列挙されている。「多様な仲間を集める」というところ、心より納得。

■「合唱指導テクニック 基礎から実践まで」 清水敬一

 宗教曲を歌うことの意味、自分なりの納得の仕方を求めていた時に、読んでみた本。この本のコラムの中に、「キリスト教の知識」という項目があります。合唱音楽は、文化としては西欧で生まれたもので、教会の宗教行事とも深く関わっているのだから、キリスト教の知識を増やすことは理解の助けになる、というお話。「そこまで入り込めない、という人々(私も含めて)にとっても、西欧文化の中核にあるキリスト教文化は、それだけで尽きぬことのない興味を与えてくれる世界です」とも。
 ま、色々悩みましたが、日本に帰国してだいぶたって、いわゆる日本の「宗教」と、一神教における、「RELIGION」とは違う、ってことを頭で理解して以来、少し楽になったかな、という感じです。これについては、あらためてブログでエントリーを一つ書こうと思ってます。

■「ブラック・カルチャー観察日記 黒人と家族になってわかったこと」 高山マミ

 プロの写真家が、黒人男性と結婚し、親戚づきあいまでして初めて見たブラックカルチャー。ものすごく興味深かったです。実際にアメリカに暮らして、見知っていたこともあったけれども、実際に親戚づきあいまでしなければ分からないような深い部分がたくさん描かれていて、発見の多い本でした。単なる素人の体験記でよりずっと興味深く、深いものに仕上がっているのは、書き手がプロの写真家さんで、目の前の物事へのアプローチの仕方や観察眼もまさにプロフェッショナルだからだと思います。
 以下、興味深かった点の抜き書き。
*クリスマスプレゼントの包装紙に雪の中で遊ぶ白人の女の子。これは黒人の親戚への贈り物の包装紙には選べない。キャラクターであれば、シュレックのように緑色であれば、白人でも黒人でもラティーノでもアジア系でも誰でも飛びつける。著者によると、これがシュレック大人気の一要因、だと。なるほど。(メリークリスマスの代わりにハッピーホリデイズと挨拶するのと同方向の、より包括的な物へ、という指向性ですね。ディズニーキャラクターも、最初は白人一辺倒だったのが、多様性を帯びていったわけです。でも、今なお、キャラクターの話す英語のアクセントの調査を見てみると、アジア系、ラティーノ系、ドイツ系など、アクセントとキャラクターの属性においては、ステレオタイプ化がよく見られる、と他の本で読んだことがあります)
*「彼はアンクルトムだよね」という言葉は、白人にNOといえない黒人、白人社会に迎合し、うまくやっている黒人への揶揄として使われている。(黒人社会における、「アンクルトム」への批判は知っていたけれど、これは知りませんでした)。
*当然、「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラについても同じ。マルコムXがこの映画を批判したこともあって、スカーレットに憧れた、という黒人女性を著者は知らない、と書いている。なるほど。
*「エボニー&アイボリー」に対しても。最初、曲が発表された時、黒人はあまりに低レベルな「人種を超えてみんな仲良く」な歌詞に吹いた、という。おもしろいのは、マイケル・ジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」はOKなんだって。著者は、センスの差だ、と指摘している。
*オバマの1期目の選挙について。オバマ勝利宣言のあった2008年11月4日、著者はシカゴのグランドパーク会場にいた。集まったのは総勢20万人。著者はこれを大きく3つに大別する。メイン会場に入る、チケットを持っている人。1年間、ポケットマネーでオバマ陣営に寄付し、サポートしてきた人で、99%が白人だった、と。次に、チケットを持っていない人。会場近くの広場で大きなモニターの前で盛り上がっている人が5万人くらいいた。最後に、そのどちらの会場にも入らない、会場の外で盛り上がる群衆。はしゃぐ外組。世界中に流れた、喜ぶ黒人たちの映像は、こちら側だった、と。著者は、メイン会場にいた者たちを「肌の色ではなく制作優先で大統領を選んだ白人サポーター」と説明し、外組の黒人たちを「肌の色優先で選んだ人」として対照的に取り上げている。もちろん、肌の色に関係なく、オバマを選んだ黒人、逆に政策重視でヒラリーを選んだ黒人もいた、と書いている。このあたりの雰囲気は、当時アメリカにいたので、ものすごく納得できたのだった。
*黒人に向けられる偏見の一つが、「黒人なら歌がうまく、踊れるはずだ」という偏見。これは私も、友人のゼポリアから何度も聞かされた。特に、アメリカの外、留学先のスペインなどでは、何度も何度も、「歌って」「踊ってみて」などと言われたと言ってたもの。
*「黒人は水に浮かない?」という刺激的な一章も。このタイトルも、アメリカに暮らした人ならば、これだけで色々な体験を思い出すと思う。公立小にはプールが普通ない。私立の会員制プールはたいてい白人ばかり。だから泳げる黒人はとても少ない。これは私も見聞きしてきた。でも著者の指摘になるほど! と納得したのは、公営の、誰でも入れるプールが地域にあったとしても、黒人の母親は誰も、子どもをプールに連れて行きたがらない、という事実。その理由は、黒人女性は髪を濡らすのを極端に嫌うから、だって。こちらは思いもつかなかった。なるほどなあ。
*シカゴの映画の名作「ブルースブラザーズ」を見ているシカゴの黒人はあまりいない、という事実。
*黒人はなぜ、ベンツなど高級車を乗り回すか、という命題。これも、私は知りませんでした。車は名刺代わり、なのだと。アメリカでは、プロファイリングが進んでいて、高速道路なんかでも、黒人男性ばかりで車を走らせていると、ものすごい頻度で職質を受けてます。そんな現実を白人は知りません。一度、通っていた大学の授業で、この話しになった時、黒人学生は「おれも、俺の親戚もやられた」といい、白人学生は「そんな話し知らなかった」とびっくりしてましたっけ。また、黒人男性がよく語る話しとして、「エレベーターに乗ってると、同乗した白人女性が身構えるのが分かる」という話。大学の研究室では、尊敬を集める大学教授であっても、ひとたび大学の外でエレベーターに乗ると、性犯罪でも起こすんじゃないか、という目で見られてしまう、というのです。著者は本の中で、黒人男性が高級車を乗り回す理由について、「安全でまともで信頼できる黒人」であることの証明として、高級車に乗る必要があるからだ、と見破ります。「白人がおんぼろ車に乗っていたら、エコだなあ、とおもわれるだけなのに」とも。レストランなどで、黒人のほうがずっとフォーマルな服装をしているのも同じ理由だとも。確かに、「こんなところでも、どこでも短パンか?」と思うような服装をしているのはたいてい白人ですもんね。
*同じ理由で、黒人のほうが、酔っ払って、大声で騒ぐことが少ない、と著者は指摘します。白人は酔っ払って大声で騒いでも警察が飛んで来ないけれども……と。「ただし、しらふの時は黒人は大声で路上でしゃべる」という記述に、思わず、笑ってしまいました。
*黒人男性と付き合う他民族・人種の女性が必ず感じるのは、黒人女性からの「私たちの男を取らないで」的視線だ、というのも、私はまったく知らないでいたことでした。異なる人種間の結婚については、しょうしょうデータを調べたので事実として知ってましたが。
*アメリカの女性は、日本人女性より一般的に料理をしないが、それでも白人女性は料理をすることに抵抗感はない。黒人女性は、料理する=悪、と考える傾向がある、と著者は指摘する。それは長い歴史の中で、黒人女性=メイド、というステレオタイプ化があったことへの反発ではないか、と。これも、すごく納得。日本女性は「手作り」を誇るけれども、黒人女性はパーティーで、「自分が作ったのではなくケータリングであること」を誇る、というのもすごーーーく考えさせられました。
*黒人女性が、祖母から母、そして娘へとついでいくカルチャーは「文句」だと著者はいう。怒りと文句が、黒人女性社会での必須アイテムだと。文句に文句で応じて盛り上がるのが、カルチャーなのだと。こういうのって、確かにある。だいぶ違うけど、アメリカで暮らしていた時、一番つらかったのは、大阪風の「自分がいかにダメかをいい連ね、笑いを取って、『私だってさ』とダメさ自慢で盛り上がる」というのが、まったく成立しなかったこと。あと、母親の井戸端会議でも、日本だと「うちの子なんて……」「うちの子だって、あのバカが……」などと子どもの愚痴で盛り上がる。お互い、子どもを悪く言っているようで、案外、子どもへの愛情表現だったりする。アメリカでこれをやると絶対に理解してもらえない。あちらは自慢で盛り上がるから。「うちの子はこれができるのよ」「素晴らしいわね! うちの子はこんなことが得意なの」「それって素敵!」みたいな。あれにだけは大阪人としてはついていけませんでした。
 以上。
 この本、とってもお勧めです。

■単身急増社会の衝撃 藤森克彦

 こちらのほうが、先日読んだ「無縁社会」の本よりずっと読み応えがありました。なぜ単身世帯の増加が問題なのか。個人のライフスタイルにすぎないのではないか。この問いに対して、著者が挙げた理由は、1、一人暮らしは同居家族がいないという点でリスクが高い。病気や要介護状態になった時、手遅れになりかねない、2、失業や病気などで働けなくなった時、貧困にすぐ陥るリスクが高い、3、他者と交流が乏しい人が一人暮らしをすれば社会的に孤立するリスクも負う。孤独死の問題。
 これに対しては当然、自己責任じゃあないか、本人の選択じゃないか、という意見がある。これをふまえ、著者はいう。「生涯単身で生きることを覚悟している人には、そのリスクを認識し、現役時代から経済的な側面や人的ネットワークなどの面でリスクに備えることが望ましい」と。一方で、「一人暮らしはどこまで選択なのか」という問題も提起する。「配偶者と死別し、子どもと同居できない高齢者」や「親の介護のために結婚できなかった人」まで、本人の選択とはいえないだろう、と。
 以下、覚えておきたい点の列挙。
*北欧・西欧諸国の単身世帯比率は日本より高い。日本の特徴は2030年の段階で、50、60代の男性の単身比率が急に増えること。
*単身世帯では低所得者の割合が高い。貯蓄も低い。貯蓄現在高150万円未満の割合は、男性では、30~60代ですべて20%以上。一方、女性では30代のみが20%以上だが、40代以上は十数%。
*男性で単身世帯が急増傾向にあるのは、未婚男性が増えているから。なぜ、男性より女性のほうが未婚率が高くなるかというと、男性のほうが再婚率が高く、その場合に未婚女性と結婚することがあるから。未婚女性とバツイチ男性とのカップル、確かに、逆のパターンより多いのかも。
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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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