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奥日光の紅葉の森を歩く、の記事

2日前だったか、掲載された記事です。
あれこれ思いながら、奥日光の紅葉の森を歩きました、というようなルポ記事。
奥日光の紅葉の森を歩く。

そしたら今朝になって、尊敬する上司の一人から、電話がかかってきて、言うのです。
「紅葉モノは、2度目だなあ」
おお、よく覚えていらっしゃる。
……って当たり前です。
なにしろ、「選挙ももうすぐやし、おぐに、紅葉の森でも歩いて、選挙のことを考えてこいや」 と私に命じたのは、ほかでもない、この上司さんでしたから。

ちなみに、あの時の記事はこんな感じ
私にとっても、忘れがたい記事です。

ところで、この上司さん、今朝の電話でこう言うのです。
「最後の4行が、おぐにのこの4年間の変化なんやなあ」 と。

げげげ。
最後の4行に注目するか、やっぱり。
……って感じ。
実は今回の紅葉記事は、最後の段落に何を書くか、をひたすら悩み続けたからです。

最初に勢いで書いたのは、こんな文章でした。

奥日光の木々はこの秋も、いつもと同じ色とりどりの葉を揺らしている。
違っているとしたら、それは人間のほうだ。


でもなあ……と悩んで、書いては消し、書いては消し。
最後は、おいおい、人間のはしくれとして、あんたはそんなに告発調で書ける立場なのか? などと自問したり、そもそも、人間の思い入れなんて身勝手なもんだしな、と反省したりして、結局、最後の一文を丸ごと削除しました。

奥日光の木々はこの秋も、いつもと同じ色とりどりの葉を揺らしている。


ところが、うーん、これでは、森を歩いた時の思いは、やっぱり伝えられないなあ、と。
それで、最後の最後に落ち着いたのが、最終原稿のこれだったわけです。

人の思いのあれこれとは無関係に、奥日光の木々はこの秋も、いつもと同じ色とりどりの葉を揺らしている。

ちょっと淡白でも、書き過ぎるよりはいい、と思いました。

上司さん曰く、「つまり、この4行に見る4年間のおぐにの変化は、一言でいうならば、『安定感』 かもなあ」。
思わず正直に、「いや、単なる 『加齢』 じゃないですかねえ」 と答えました。

原稿を書いている間、ずっと心にあった、「書き過ぎたくない」 という思いは、今回のテーマに限るものなのか、ほかのテーマでもそう感じるものなのか、まだ自分でもわかりません。
さてさて、どっちへ行くのやら、という感じです。

写真は、この日に見たツリバナの紅葉。

tsuribana.jpg



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これがツリバナなんですね。私も広葉樹の森、特にブナ林が好きです。紅葉もいいし、新緑の時もいですねえ。森を歩いていて気付くのは、その湿度です。雨の多い日本で森が、保水に貢献していることを実感します。
そうですねえ、私は森の回復力を信じたいです。そして最後の文をもう一度味わううことにします。

同じでないのに同じように見えることが、
問題の本質なのでは?
しょせん、安全な東京の人だと思いました。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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