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帰国1ヶ月

あっという間に1ヶ月たった。
日本に1ヶ月いて、驚いたことを、覚えているうちに書きとめておこうと思う。

■「失礼しました」の使い方

複数のお店でこんなやりとりがありました。

店員さん 「ポイントカードはお持ちでしょうか?」
私    「持ってません」
店員さん 「失礼いたしました」


そのたびに、ねえねえ、と店員さんに尋ねそうになった。

「ポイントカードを持ってないのは私のせいで、あなたにはなーんの責任もないし、買い物でポイントが付くシチュエーションで客にカードの有無を尋ねるのも、いわばサービスだろうに、なぜ私が 『持ってません』 と答えたら、その返事が 『失礼いたしました』 なの? この場合、いったい何が 『失礼』 に当たるの? なんかすごーく罪悪感感じて、『いえいえ、こちらこそ、ポイントカードを持ってなくて、ほんとに失礼しました』 とか答えなきゃいけない気分になりそうなんだけど……」

4年前にも、店頭のやりとりで、「失礼しました」 って言葉がこんな風に使われてたっけ?
昔はもうちょっと、「謝るべきシチュエーション」 で使う言葉じゃなかったっけ?

あるいは、接客マニュアルの中に、こういう 「失礼しました」 の使い方がすでに定着してるってことなのかしらん。

■ビックカメラで見つけたイス

image.jpg

あまりに感動しすぎて、思わずiPhone で写真を撮ってしまった。
わざわざ 「お気をつけてご利用ください」 って、びっくり。
それとも、以前転倒事故でもあって、責任問題になったりしたのかなあ。
事故があった際の、責任回避対策、という気がしないでもないけど。
思わず、イスにむかって、「はい、分かりました。気をつけます」 と答えそうになっちゃったよ。

■ミョウガが6個98円だった件

私が3年間頑張って育てあげ、ようやく、日本への帰国間際にほんの数個収穫できた、あの涙と感動のミョウガ!
日本ではスーパーで6個98円で安売りされてたよ。
とほほほほ。
98円?
98円?
いくらなんでも、そりゃないぜ。

ワシントンDC界隈には、ミョウガが買える店は、まずほとんどなかった。
だからNY旅行に行く友人に、「巨大日系スーパーで、ミョウガ買ってきて」 と頼んだのだ。彼女が買ってきてくれたミョウガは、2個で6ドル。
当時1ドル100円くらいだったから、600円?

……それでミョウガを育てたっていうのに。
日本じゃあ、6個98円、だもんねえ。
あの涙ぐましい私の努力が、フフンと鼻で笑われた気分だ。

■人と目が合わない

これはすぐに消えていく感覚なんだろうけど。
帰国してすぐは、私の周囲の人がみんな、私を避けてる気がしてた。
誰をみても、目が合わないから。
ふっと目があって、なんとなくにこっと微笑みあう、というのがDC界隈でのフツーの街の光景だったので、同じ距離感で日本でもついつい人に笑いかけてしまう。
バス停や駅では、隣り合わせた人についつい話しかけてしまう。

そしたら、なーんか、目を伏せられちゃったり、避けられちゃったり、「なんだよ、この人」 みたいな顔で見られちゃうの。
最初は私、世の中の人に嫌われてるのかと思った。
結構、ショックだったんだ。

でも、そうだよねー。
日本ではあんまり、人にやたらと話しかけたり、そこで一時的に盛り上がったり、視線をあわせて微笑みあったりは、しないんだったよねー。
(あ、でも、アメリカでも場所によるらしい。マンハッタンあたりでは、他人と目が合わないように意識して歩く、と友人が言ってたっけな)。

ちなみに、むやみやたらに人懐っこくするこの習慣は、帰国後2週間くらいで、自然と収まりました。
やっぱり、人間って、なんとなく社会の期待するところを感じ取って、そんな風に自然と行動するようになるのねえ。


とまあ、若干の逆カルチャーショックは味わっておりますが、とりあえず、「酷暑のさなかに引越しを一人頑張る元駐在員妻」 の役回りはほぼ終えた感じです。

来月からは、いよいよ、「社内でも前代未聞。45歳の新入社員記者」 の日々がスタートします。
実はものすごーーーく緊張してたりするんだけど。
「元の場所に戻る」 というよりは、 「新しいことを一から学びなおす」 くらいの心がけで、頑張ってみたいと思います。
以上、中間報告、でした。

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非公開コメント

お帰りなさい~
月曜日、お会いできるのを楽しみにしています!

安心しました

ああよかった。
ブログが全く更新されないから、心配してました。
また飲もうねぇ。

でも、結構この界隈じゃ、私も知らないおばさんに話かけちゃったりするし、私も話かけちゃうときあるよ。
下町はある意味アメリカンなのかしら。。

びっくり!

>来月からは、いよいよ、「社内でも前代未聞。45歳の新入社員記者」
>の日々がスタートします。
そうなの~?!
よほど惜しい人材なのね。
新人って、署回りから始める訳じゃあないよね。

お疲れ様でした。想像を絶する忙しさだったのだと思います。
更新楽しみにしていました。
読んでいたら、たった1年半しか離れていない日本がものすごく懐かしく、愛おしく感じました。
ミョウガー、今いっちばん食べたいものです。
来週MDのお友達が持ってきてくれるとか?
ものすごく楽しみにしています。
フレッシュマンの日々の更新も楽しみにしています。

アメリカなう読みました

思わず店頭で猫の絵に惹かれて買いました

内容も勿論面白い!

お仕事頑張って下さい

寅子

ただいま~、ってこの前会ったけど。
また会いましょう!

ゆうこりん

なるほど、町によっても、ちょっとずつ違いますよねえ。あと、きっと時代や世代によっても違う気がするし。

おがたさん

署回り、はさすがに……。回られた刑事さんも、45歳のおばさんが来たら、ちょっと嫌かも~。
昔いた職場に配属されるようです。即戦力を当然期待されてるわけで、4年のブランクがかなーり不安。

ゆちさん。

でしょでしょ? ミョウガって、ツボですよねー。
3年かけてミョウガを育て、3年目にしてやっと6個を収穫した自分の努力を、私は決して忘れない気がします。へへへ。

墓石社長さん。

拙著、読んでくださって感謝です。
イラストが一番の魅力、の本で~す! (笑)
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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