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息子が 「ベイビーパッカー」 を読む日が来るとは

息子が、「アメリカなう。」 を読みながら、ガハハガハハと笑っている。
そうか、面白いか? ねえねえ、どこが面白い?
うれしくなって、そう尋ねたら、息子の答えは……。

「俺が出てるところと、イラスト」

ちぇっ。
そういうことか。

ならば、とふと思いついて、別の本を薦めてみた。
「あんたが登場する本、といえば、むしろ、こっちのほうが露出度大きいよ」

ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅
(日本評論社、2000年)
もはや、品切れ重版未定、という名の絶版状態。
図書館でしか手に入りません。
わが家にも、ほんの数冊残るだけ。
(ありえない話だけど、自分でイラスト描かされた)。

息子は早速読み始めた。
オトナ向けの本でも、小難しい本じゃなければ、漢字も苦にならない歳になったんだなあ。
「こりゃ、面白い。俺がずっと出っ放しだ」 だって。
アホか、そもそも、あんたとの旅行記なんだから、当然だろ。

でも。
スペインを息子と2人で旅行したのは、もう12年以上も前になるんだなあ……。
あと1週間で、息子が13歳だなんて。
冗談みたいな話だ。

あの本を書いたときの私って、出産するまでずっと会社人間で、仕事大好きで、それが出産でキャリアが寸断されるようで、いきなりの育児休業にも焦るばかりで、夫ばかりが仕事を楽しんでいるように見えて、その不公平さに余計にストレスためちゃったりしてたんだよなあ。
それで、ええい、ええい、絶対に夫をうらやましがらせてやる!!! ってそれだけのために、スペイン3週間の旅に出かけたんだったっけ。

旅の中で少しずつ心がほどけて、
自由になって、
子どもがいるからできないことがあるように、
子どもがいるからできることもあるんだ、ってことを、
すんなりと納得できるようになって。

あれが、私の子育てと仕事の両立の、原点になったんだっけなあ。
うわあ。えらい昔話みたいで、ちょっと焦る。
あれから12年。
気付けば、今度は夫の転勤を機に、会社を辞めちゃってるなんて。
あの時の私は、そんなこと、全然想定してなかったもんね。

実は、私のもとには、最近でもポツリポツリと、この本を読んだ読者さんからメールが舞い込むの。
「子どもを生んだばかりの身には、本当に勇気と元気のわいてくる本でした。ネットで検索して、ブログを拝見したら、本の中では赤ちゃんだった息子さんが、今はもう中学生? なんかものすごくビックリしました」
みたいなメール。
ほんとだよね。
私も、なんか、ビックリだ。

生後6ヶ月の赤ん坊だった息子が、13歳を迎える1週間前に、この本を読んでるってこと自体に、
なにより、ビックリ、なのだ。

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なつかしいですね!
私もあの本にはずいぶん元気をもらいました。
その後私も子供つれてスペイン行きました。
おぐにさんみたいな自由な旅にはならなかったんですけどね、いい思い出です。
また行きたいなあ。

思わず…

思わず、amazonで中古本取り寄せちゃいました。
やっぱり原点を読まねば(笑)

このブログ愛読者のrinmamaです。一度だけ、とある会でお会いしました。(帰り際に愛読者だと告白して怖がらせたものです…笑)
「アメリカなう。」手に入れました!この本にサインして欲しいんですけど~(*^^*)
実は二冊手に入れたので、娘のピアノの先生であるKSさんへお渡ししようかと思うのですが…おぐにさんもよくご存知の…。ダメですか?

 そりゃそうだ、ボンはずっと出っぱなしだ。あの旅行が小国さんをぐぐっと変えたんですね。イラスト得意だと思ってました。

うちの子ももう2年生です!

おぐにさんをまねして、1歳3ヶ月の息子を連れてカサレスいってから、うちも5年半たったんです~。
小学2年生になって、かわいさの中にも生意気さが目立つ時期になりました。

このごろは仕事に追われて、なかなかゆっくり親子の時間がもてないけど、きっとあの旅行で何かしらの絆ができたのかもしれません。
あんなにべったりな時間はなかったし、これからもないだろうな~

こんにちは

はじめまして、突然失礼します。

札幌で新米母ちゃんをしている山口県出身の宇野きみ子といいます。

先日、札幌の図書館でたまたま「ベイビーパッカー」の本を借りて読みました。

ワタシも長男がちょうど6ヶ月。毎日抱っこヒモにぶら下げて散歩してます。チャリもこぎます。

おぐにさんの本を読んだおかげで、なんだか少し楽になれました。

ワタシも息子のコウタと2人でどっかに行ってみようかしら。

ありがとうございました。
プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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