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★12歳の友情論(著・橋本甜歌)

★12歳の友情論(著・橋本甜歌)

本の帯によると

「天才てれびくんMAX」で活躍中のカリスマ小学生・橋本甜歌が初めて明かす、学校、仕事、恋愛、家族、そしてトモダチの話。

なんだそうで。
職場に送られてきたのをパラパラと読んでしまったのは、タイトルのせいかな。
小学生の女の子の友達関係のビミョーさって、ちょっと気になるじゃない?

結論からいうと、「ご興味のある人は立ち読みでどうぞ」って感じ。
「友情論」の部分はほんの少しだし、今ドキの小学生の生態観察としても物足りない。
だって、なんか私たちが小学生だったころ(つまり四半世紀以上前)、まったく同じこと考えてたぞ。
そういう意味では、この著者はものすごくフツーの女の子で、実は子どもって「変わった変わった」と言われてるほど変わってないんじゃないの? と教えてくれる本ではある。

例えば以下のような記述がそれ……。


・(人気のテレビドラマを見られなかった日の夜は)友達に電話して、「ねぇねぇ、今日のドラマ、どうなった?」って聞いて、乗り遅れないようにする。

・友達いないと生きていけないって思う。

・(いじめられていたときのことを振り返って)その頃はどっちかっていうと優等生で、仕切りやで学級委員とかやってるタイプ。みんなに笑われるのがイヤで、すごいまじめにやってた。今は笑われたほうがおいしいと思ってるけど。(この「おいしい」の言葉の使い方がいいよね)

・芸能界で稼いでるお金とか、貧しい人たちにあげたいってこと。アフガニスタンとか。テレビで見るような貧しい国に。ボランティアとかもやってみたい。友達の前では「誰があんなんやるんだよー?」みたいなかんじに言っちゃうけど、ほんとはちょっとやってみたい。こういうのやりたいって、ちょっと恥ずかしくて。学校で「芸能人になりたい」って言わずに「OLになりたい」って言うのと同じ感じ。優等生っぽい、まじめっぽいこととか言うのとか、出来そうにないことを言ったりするのとか恥ずかしい。学校でのウチのキャラはそーゆー系じゃないから、ボランティアとかはいえない。

・ウチは、学校では、女らしくしたらキモいって言われるから、スカートはいたりもできないし。

ほらね、本当に四半世紀前とまったく同じ。

本の中で唯一ドキリとしたのは1枚の写真。
著者がランドセルを背負ってる白黒写真。
日頃、お化粧した大人っぽい表情のほうを見慣れているからか、いきなりランドセル背負われちゃうと、違和感を通り越して、淫靡な感じがして、著者さんに申し訳なくさえ思ってしまった。
このアンバランスな感じが、まさに小学校高学年の女の子の危うさなのかもなあ、とか思ったのでした。


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橋本甜歌

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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