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カレッジ授業報告2010秋1

今年春は、色々以上があってカレッジの授業を取らなかったのだけど、秋はまた一つ、取ってみることにした。
これまで、社会学、アメリカの政治における人種とエスニシティー、家族と結婚の社会学、とニッチな方向に向かってたのだけど、今回は趣向を変えて、王道というか、基本に立ち返るというか、

American Government


ってのを試してみることにした。
なんだかんだいっても、アメリカの政治について概論をざっくり知っておきたいと思ったのが一つ。
また、アメリカのカレッジの授業というのは新しい情報をどんどん取り込んでくれるので、案外、王道みたいな授業のほうが、この国の状況やら抱えている問題などを広く浅く見渡すことができることがわかってきたから、というのが一つ。

そこで今回は、学生に超人気の先生の授業を取ってみることにした。
大学の教官を学生側が評価するウェブサイトでは、普通、「楽に単位を取らせてくれる」 という教官に人気が集まるものだ。が、その中で、「試験は難しいし、勉強しないとなかなか単位は取れないけれど、でもこの人は教えるために生まれてきたような人」 という評価を受けている先生がいた。
これが、Sember先生 だった。

ところが、彼の授業を申し込もうとして、びっくり。
まだまだ、ほかの先生の授業はがら空き状態なのに、sember先生の授業だけはもう、ほとんどが満員御礼。
空席があってもわずか1、2席のみ。
大慌てで、空席わずかの授業に滑り込んだ……はずだった。

もう3期もパートタイム学生をやってきて、まさかこんな大ポカをやらかすとはねえ。
なんと私、せっかく登録した授業の、授業料の払い込み期限をすっかり忘れていたらしく、はっと気づいたときには、時すでに遅し。
授業登録はカレッジ側から一方的にキャンセルされちゃっていて、再度申し込もうとしたら、すでに満員御礼。
結局、登録を受け付けてもらえず、トホホな結果となったのだった。

とりあえず、その授業のウェイティングリストに名前を登録した後、Sember先生にじかにメールを書いた。
アメリカ生活で学んだことなんだけど、満員御礼とか、期限終了とか言われても、あきらめず、熱意を派手に見せたら、道が開けるどころか、その熱意がむしろ歓迎されちゃったりすることも多いのだ。

以下が今回書いたメール。

「私は日本のジャーナリストです。この国を理解するために、アメリカの政治状況を概観したいと思い、受講を希望しております。
 先生の授業をいったん登録したのですが、コンピューターのトラブルかなんらかの事情で、うまく登録できていなかったようです。それに気づいたときには満席でした。子どもの世話などを考えると、この授業の時間帯が唯一私が受講できる時間帯であり、また、周囲の多くの人から、『アメリカを理解したいなら、Sember先生の授業を受けるべし』 と勧められたこともあり、ぜひ、先生の授業を拝聴したいと考えております。
 私の場合は、単位取得が目的ではなく、あくまでこの国を理解したい、というのが動機ですので、聴講という形ででもかまいません。
 英語は決して流暢ではありませんが、これまでこのカレッジで受講したクラスの成績はすべてAです。また、これまでも授業から学んだアメリカ事情を日本のメディアに伝えることで、多くに日本人読者のみなさんからもご好評を得ております。
 受講にお力添えをいただけますと、とてもうれしいです」

ははは。
100%ウソではないが。
でも、どう考えても誇張だらけの、大げさ自己アピール。
まさかこれが後で自分の首を絞めることになる、なんて、このときは全然思わなかったんだな。

Sember先生からはすぐに返事が来た。
「あなたが授業に参加することを許可します。もしも、授業登録の際に、私のメールや署名などが必要でしたら、いくらでもおっしゃってください」

やっぱり、この国って、派手にアピールした者勝ちなんだなあ。
こういう体験を重ねているうちに、アメリカ人はどんどん、派手に自己アピールする技を磨いていくんだろうなあ、としみじみ。

そんなわけで、あれこれ手順を踏んだ上、授業に参加できることになったのだった。
ところが……。
クラスの日程をながめてあらためて気づいたこと。
わ、わたし、期末試験の直前に5回も授業を連続して休むことになるじゃん。
……ってことは、どうあがいても、まともな成績なんて取れっこない。
下手したら、落第じゃーっ。

いえね。
いまさら、学位とるわけじゃなし、成績なんてどうでもいいのよ。
成績がAでも、Bでも、Cでも、もっと言えば、たとえ落第したとしても、私はなーんにも失わないんだし。

ああ、でも。
私は、Sember 先生に書いてしまったのだ。
「私はカレッジで受講したすべての授業で成績Aを取ってきましたっ!」 と。

あんな、中学生の勘違い優等生みたいなアピール、しなきゃよかった~っ。
今になって、頭を抱える私なのだった。
とほほ。

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プロフィール

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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