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カナディアンロッキーの旅 3

人間の欲望というのは、たぶん、際限がないのだろう。
旅の懸案だったビッグホーンシープを、旅の2日目には見てしまい、それどころか、さして期待していなかったピカやビーバーも見てしまった息子は、いまや、トナカイ探しに燃えている。

昨日は、トナカイがよく出没するという場所にも行ってみたが、結局会えなかった。
調べてみると、カナダの東海岸では、トナカイを見に行くツアーなんてのもあるほど、トナカイがよく見えるらしく……我が家の来年夏の旅行先は、そこしかないのではないか、なんて話まで、まだ旅が終わってないうちから浮上している。
まったく、もう。

一方、あれほど憧れ、恋焦がれたビッグホーンシープのほうは、ジャスパーでは道路脇に普通に見られることが分かってきた。
なにしろ、道路標識が、これ。

blog_sign.jpg

ビッグホーンシープが出るから、規制速度は守ってね、ってわけ。
ホンマかいな……と車を走らせていると、

blog_bighorn.jpg


こんなのがウヨウヨ。
野生動物を見たら、一定の距離を保って、野生動物が人間に慣れないよう心がけねばならない、というのがルールだから、一生懸命距離をとろうとするんだけど、下手したら、向こうから近づいてくるんだもの。
あんた、人に慣れすぎ。

でもまあ、いまや、トナカイ探しに躍起になってる息子のほうも、「あんた、野生動物が見つかることに慣れすぎ」、という話なんだろうな。

トナカイ探しの途中、息子が言う。

「しかし、サンタと一緒にいるトナカイって、どうして空を飛べるんだろ」
「だいたい、赤鼻のトナカイっていうけど、ほんとに鼻が赤いトナカイっているのかな」


6年生の少年に、さて、どういう返事をしたら良いものか。
アメリカの国立公園をめぐるなか、レンジャープログラムにいくつも参加し、今では親より野生動物に関しては詳しくなっているはずの息子が、一方で、「日本のサンタの絵本に出てくるトナカイって、カナダのトナカイと角の形が違うんだけど、あれって別の種類だろうか」 とか本気で言うのだから、こちらはもう、口ごもるしかないのだった。


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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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