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★魂萌え(著・桐野夏生)

★魂萌え(著・桐野夏生)

477ページ、ノンストップで読破してしまうおもしろさ。
それでいて、桐野小説ですから一筋縄ではいかない読後感。
やっぱり桐野さんの書く女たちはすごいです。

定年後の夫と平穏に暮らしていた59歳の主婦がいきなり夫に先立たれ、おまけに夫の死の直後、夫の不倫が発覚し、いやおうもなく嵐のような「第二の人生」に突き落とされる、という話。
この本を読んで、「年を取るのが怖くなる」人もいれば、「年を取るのも悪くないぜ、ひっひっひ」と思う人もいるんだろう。いや、たぶん、誰もが両方を感じるんだろうな。

この内容に、オレンジやらピンクのダリアが咲き乱れるというこの装丁画。迫力です。若者の「萌え」なんてぶっとんでしまうような、深淵かつ迫力満点の「中年萌え世界」。
私もあと20年ないんだよなあ。

60歳を目前に、もう一度読み直してみたいです。その時、どんな風に感想が変わっているかとても興味深いです。


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『OUT』もすごかったけど「魂萌え!」ってのもすごいよね。けつをまくったら女が強いのは永遠の真理ですが、年寄りのけつまくりってのは手がつけられない。男はなんでけつがまくらないのかを考えさせられる本でもありました。

冷奴さん。

中年男の「けつまくり」小説、ってなかったでしたっけ?
なんかそういうのをここ数年間に読んで、すごく新鮮に感じた記憶があるのですが、思い出せません。桐野さんの「女がどんどん軌道を外れていく」系の話の迫力は、もう、他に類を見ないですよね。この本は、読後感もよくまとまっているし。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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