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★カーニヴァル化する社会(著・鈴木謙介)

★カーニヴァル化する社会(著・鈴木謙介)

図書館で借りたら、「あれ、一度読んだぞ、これ」と気付いた本。
ああああ、反省。

第一章でフリーターやニート問題を通した現代社会論、第二章で情報社会に置ける「監視」、第三章で携帯電話と「自己への嗜癖」について語られていて、確か最初に読んだ時は第一章を読もうと本書を手に取った記憶があるのだけれど、今回は圧倒的に第三章を楽しく、興味深く読んだ。

「自己の嗜癖」について、「確固たるアイデンティティに基礎づけられることを必要としない社会ゆえにこそ生じる、不可避な現象」と説明し、「こうした社会では、『本当の私』や『本当の愛情』や『本当にやりたいこと』を望めば望むほど、それが手に入れられず、結果として立ちすくんでしまわざるを得ない」と語り、その理由を「最初からそうした『本当のもの(=アイデンティティ)』が手に入らないところに、個人化の本質があるから」と分析する。

おもしろいと思った。
完全に理解してるか、と言われたら自信がないんだけどねー。
イギリスの社会学者アンソニー・ギデンズの「純粋な関係性」という概念を用いて説明しているんだけど、これは原典をあたっておこうかな、という気になりました。

あと、最近の「感動ブーム」あるいは「感涙ブーム」の類を取り上げ、「自己目的化する感動」とばっさりやっているのは共感できました。

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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