スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「DIVE」は小学生に早いか?

まずった。
アメリカに来て1年半を過ぎ、もはやカタカナすら忘れ、書けない文字がある息子に、少しでも日本語の本を読ませたい、という一心で、つい、勧めてしまった。

「カラフル」 以来、大ファンの森絵都さんの、「DIVE」1~4巻。
スポーツものだしね、息子でも、漫画感覚で読めるんじゃあないか、と。

そしたら、見事にはまってくれた。
「母ちゃん、これ、おもしろいよ」 と1巻をものすごい集中力で読破。
現在、2巻の前半にいる。

息子が、登場人物の中では、「要一」 が一番好き、というのだが、数年前にこれを読んだ私は、すっかりあらすじなど忘れちゃっていて、「要一」 がどういうヤツだったか思い出せない。
それで、今、一気に、1~4巻を読破してみたのだった。

要一、は、なんというか、重たいキャラクターだった。
スポーツマンタイプではなく、一つひとつ、考え込んでしまうタイプで、圧倒的な努力家タイプで、いわゆる、スポ根モノでは必ず脇役に回る運命の、「根っからまっさらな、荒削りだけれどどこかキラリと光る、天性のスポーツ少年」 とはまるで逆の、高校生だった。
なんで息子が、こいつに思い入れたのか、ちょっと聞くのが怖いのだった。

それはそれとして。
ま、ま、まずい! とびびったのは別の話。
2巻の、息子が読みかけている箇所から、ほんの数十ページ先に、高校生の少年がカノジョとやたら毎晩セックスするシーンが出てくるのだ。
………。
小学生に勧めちゃいけない小説だったんだろうか。

息子には、昆虫やら動物を飼う中、交尾についてはそれなりに教えてきたつもりだ。
特に、カタツムリの交尾というのは強烈だった。
なにしろ、2匹のカタツムリが、それぞれに雌雄同体らしく、びよよーんと長い長い生殖管を伸ばし、お互いに相手の穴に突っ込むという、実に凄まじい光景。
おまけにこれが、何時間も続くのだ。
ひええええ。
この光景を前に、とりあえず、5歳とか6歳だった息子に、「昆虫の結婚」 について、ひとくさり語った記憶はある。

しかし。
人間については、なかなか、語ることもできず。
性教育には手つかずのまま、11歳を迎えてしまった。
うーむ。
困った。

しかし、今さら、「続きは読むな」 というわけにもいかないしなあ。
こうなったら、知らぬ存ぜぬを決め込み、息子が4巻まで読み進めるのを見守るしかなかろう。
でもって、「母ちゃん、セックスって何?」 とか 「性欲って何?」 とか聞いてきたら、大真面目な顔で、説明を試みるしかなかろう。
が、11歳ともなると、きっと素直に、「これって何?」 と聞いてくれない可能性のほうが高いし、そうなれば、父親の出番とばかりに、夫に何らかの 「男同士の会話」 をしてもらうしかないか。

あれこれ思うけど、まあ、いいや。
おもしろい小説だしね。
つまらん雑誌や、友だちとの会話の中であれこれ知る前に、小説でちょっとくらい耳年増になるのも悪くなかろう。

実は、森絵都さんの小説では、「カラフル」 のほうは、まだ、怖くて、息子に勧められていない。
やっぱり、自殺、というテーマを、息子に読ませるのが、親としては怖くて。
下手に、「なぜ生きているのか」 とか 「自分って何なんだろう」 とか、早いうちから悩む少年にしたくなくて。自分がそれで苦労したもんだから。

しっかし、まいったな。
「DIVE」 のほうは、ただのスポ根だと思ってたんだよな~。
そっかー。セックスシーンがあったとは。
それも、結構、しつこく。
いやはや。
まいったまいった。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

うちも11歳

そ、それは困るね~(笑)
うちもビミョ~な年頃だからそういうことに悩みます。親としてはサンタクロースみたいに、できるだけ真実を説明するのを遅らせたいし、友だちからふきこまれるのから守りたい。でもいつかはちゃんと解説(というか本かなにかを見せる?)しないといけないんだろうなぁ。。

No title

DIVE!って、そうでしたか~(笑)。

それなら、「一瞬の風になれ」の方が良かったのかな?
そういうシーンはほとんどなかったと思うし。

うちのムスコの性教育のメインはロケット少年!です。
ムスコの学校は、結構、きちんと性教育もやってくれてたよ~。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSリンクの表示
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。