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息子、初のお泊まりキャンプ・中

日曜日から金曜日までの5泊6日の野球キャンプには色々なイベントが組み込まれていた。

午前と午後は、メリーランド州アバディーンにある、カルリプケンの野球場 (これまた素晴らしい施設だ!) で、ポジションごとの練習やら、チームごとの練習試合。
一方、夜のイベントは、

・ボルティモアの水族館
・プロのアメフトのチームがいつも試合しているフットボール場で、タッチフットボールのトーナメント。
・プロ野球試合観戦
・ピザパーティー

など、これまた、盛りだくさん。

しかし、この5泊6日のキャンプで、一番のイベントといえば、やっぱりこれだろう。

大リーグ球場でプレイする。

最初に聞いた時は、ウソだろ、と思った。
何しろ、普通に球場が主宰する 「球場ツアー」 なんかに高いお金を払って参加したって、「芝生には絶対に触らないでください!」 なんて注意され、フィールドの隅のほうを若干歩かせてもらえる程度だ。それなのに、子どもたちが、大リーグ球場でプレイできる???

どう客観的に見ても、息子が将来、大リーグの球場でプレイすることなんて、もう一生、あるはずもないわけで、親のほうが、興奮しちゃったのだった。

案の定、キャンプ主催者であるリプケン・アカデミーのほうも心得たもので、「保護者のみなさんは、外野席から見物ください」 だって。いわば、野球キャンプの保護者参観、ってわけだ。
もちろん、行ってきましたよ。ビデオとデジカメの両方を抱えて、ボルティモアのオリオールズの球場まで。

オリオールズのカムデンヤードは、その美しさが有名で、全米でも屈指の人気球場だったりする。
火曜日、1時間以上ものドライブの果てに、球場正門の前にたどりついてみたら、ひええええ、ものすごい親の数。
なんとこのキャンプ、息子が申し込んだ10-12歳だけでなく、8-9歳のデイキャンパーや、13-15歳の子も同時に練習するので、昼間のキャンパー人口はなんと約300人!
東海岸だけでなく、西海岸からの参加者もいる人気で、ほかにもメキシコあたりからも参加しているらしい。今回は 「47州5カ国からの参加」 とか言っていた。
恐るべし。

そんなわけで、親のほうも熱心なもんだ。
200ミリ、300ミリとも思える望遠レンズ持参の親多数。
ママだけでなく、パパの多いこと多いこと。
……って、あなた、平日の朝なんですけど。
みなさん、お仕事なんて休みまくって、わざわざ、「息子の一大イベント」 に駆けつけたってことらしい。

外野席からでは、ほとんど豆粒にしか見えない子どもを必死に追う親たち。
子どもはここで初めて、前日の実力テストの後、それぞれのチームに配属される。
場内アナウンスで、1人ひとり、子どもの名前が呼ばれ、チーム名が発表される。
息子の名が呼ばれた。
チームは、Reds、だ。

チームごとに、ベンチ前に集まっている300人の子どもの中から、ホームビデオの望遠機能を使って、どうにかこうにか息子を探し出す。
親の執念、というヤツである。
ようやく見出した息子は……ああ、なんとも所在なげ。
1人、ぽつんとチームメートから離れ、きょろきょろしている。
だ、大丈夫か?

カムデンヤードでの練習は、3チームごとに8種類の練習を15分ずつこなしていく、という流れだ。
息子のチームはこんな感じ。

1、球場内のバッティングケージで、プロのオフィシャルボールを使って打撃練習。
2、記者会見場で、数人のオリオールズの大リーガーを相手に質疑応答し、カルリプケン氏にサインをもらう。
3、フィールドに上がり、トスバッティング
4、大リーガーがいつも投げてるブルペンで、投球練習!
5、外野越えのフライを捕る練習
6、外野フライを捕る練習
7、球場整備の道具室見学。
8、いよいよ、内野でノック。ダブルプレーの練習など。

なんとうらやましいんだろう。
私が代わりに参加したいくらいだよ。
……っていっても、私じゃ、外野フライなんか、取れないけどね。
何しろ、人数が多いので、ブルペンで投げるのだって1回ずつだし、外野フライだって1回ずつしか捕れないんだけど、それでも、野球少年にとっては本当にドキドキする体験だったと思う。

ブルペンに向かう途中で、息子が外野席の私に気づいた。
その時の写真がこれ。

blogdugout.jpg


ブルペン練習の後、2人一組でキャッチボールをする段になって、息子ともう1人の少年のイキが妙に合っているのに気づいた。そしたら案の定、キャッチボールの後は、ずっと息子とその少年は一緒に行動していた。

blogfriend.jpg
(息子の隣にいるのは、ジョシュア。実は、宿泊所のルームメートでもあった。
 キャンプを通じて一番仲良くなれたのが彼だったらしい)

何となく、「仲良しの友だち」 もチームにできたみたいで、親としては、ホッ。

へええ、と驚いたのは、キャンパーたちの野球のレベル。
トライアウトも何もないキャンプだし、上手な子から下手な子まで色々だろう、とたかをくくっていたのだけれど、見たところ、そう下手な子はいない。
内野から高く高く上げられる外野フライを、ほとんどの子が難なく捕っていく。
時には、すごい突っ込んで、スライディングキャッチする子も。
頑張りすぎて、けがして運ばれる子も……。

blogoutfield.jpg
(外野越えフライを追いかけ、走ってる息子。豆粒ほどの大きさ)

あとで息子に聞いたところによると、チームメートのほとんどが12歳で、どこかのトラベルチームに所属している子も多かったらしい。
「おまえ、あのトーナメントに出たの?」 「俺もあの時いたんだぜ」 みたいな会話がよく交わされていたらしい。

午前の練習が終わって、カルリプケンと大リーガーと一緒に記念撮影、という段になって、親は退場させられた。

blogpicture.jpg
(後部1列が大リーガー。真ん中の白シャツが、鉄人カル・リプケン・ジュニア)。

ちぇっ、残念!
でも、ま、いいか。
とにかく、野球さえあれば、息子はどうにかなりそうだし、友だちもできるんだ、ということだけはちゃんと見せてもらったもんね。

母ちゃんは、あと数日の自由な夜を謳歌するぜ。
(ははは、毎晩飲み歩いちゃったよ)

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プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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