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★ララピポ(著・奥田英朗)

★ララピポ(著・奥田英朗)

最初に読んだ「最悪」でも痛感したけど、ほんと、この人は「ダメな人」「情けない人」を描くのがうまい。
この本に登場する人物は誰も彼も、いわば「負け組」。

対人恐怖症の30代のフリーライター。優柔不断ゆえにトラブルに巻き込まれていく20代のカラオケボックス店員。AV・風俗専門の20代のスカウトマン。純文学界に劣等感をぬぐえない50代の官能小説家。こんな男たちに、やっぱり哀しい女たちが絡む短編集……と思いきや、一つ一つの物語が全部つながっているのね。

基本的には、登場人物がやたら自慰とセックスばっかりしていて、この本自体がちょっと出来の良い、工夫された官能小説みたいで笑えるんだけど、それでも、本の最後のほうで「ららぴぽ」というタイトルの意味が明かされた時、ちょっとだけしみじみしてしまう。

「世の中には成功体験のない人間がいる。何かを達成したこともなければ、人から羨まれたこともない。才能はなく、容姿には恵まれず、自慢できることは何もない。それでも人生は続く。この不公平にみんなはどうやって耐えているのだろう」

なんて文章とともに。

別に「必読」なんて思わないし、重厚で救いのないいつもの奥田小説と比べる気すらしないけど、やっぱりこの人は「だめだめちゃん」を書かすとうまい。
ほんと、実際に面と向かったら口も聞きたくないような卑劣で卑屈な男まで、愛すべき存在のように書いてしまうんだから。



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今日、「いいじゃない いいんだよ 大人になれない君へ」を
購入させていただきましたv-221
ず~っと欲しかったんですけど、お金が無くて買えてなかっ
たんですけど、ちょっと臨時収入があったので即行で買っち
ゃいましたe-266
今日早速読みたいと思います☆

ちょいとそうかなぁ

奥田氏の作品を重厚ですくいがないと論評されるとちょっとそうかなぁと思います。真夜中のマーチからの読み始めですが「ドタバタのけなげさ」という受け止め方なんだけど・・・。
「ガール」つうのは面白かった。

あずささん。

読んでくださるとはうれしいです。
ぜひ感想も教えてくださいませ!

冷奴さん。

「重厚ですくいがない」は私にとってはすごい褒め言葉です。
でもなるほど、「ドタバタのけなげさ」ですか。言い得て妙かも。

☆感想☆

買ったその日に読み始めその日に読み終わっちゃいました☆
リスカを止めて1ヶ月経っているので、結構冷静に内容を受け
止めることができました。
読みながら改めて考えてみると毎日のようにリスカをしていた
頃の私は本の内容と同じ様な気持ちだったなぁと思いました。
また、この本を読む1週間前に曾祖母が亡くなり『死』と直面し
ました。死因は老衰だったんですけど、曾祖母が亡くなったこ
とで少し前まで自分が「死にたい」とか「消えたい」って言って
いたことが馬鹿らしくなっていて、更に本を読んで「しにたい」と
か「きえたい」って簡単に言ってはいけないなぁと改めて思いま
した。水谷先生・岩室先生・小国さんの意外な一面が見れた気
がして面白かったです。

あずささん。

>更に本を読んで「しにたい」とか「きえたい」って簡単に
>言ってはいけないなぁと改めて思いました。

水谷さんもね、それを言いたかったのでしょう。
苦しい時はSOSだしても「いいんだよ」というのも水谷さんだけど、一方で、「一人でも多くの子どもと寄り添いたいから死にたくない」と願いつつも病気からは逃れられない自分に、「死にたい」と繰り返す子どもたちを見て、「自分病」と思ってしまうんでしょうね。

あずささんに大切なことを身をもって教えてくださったおばあさまのご冥福をお祈りいたします。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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