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アメリカでは初のそば打ち

私は、小学生くらいまでは、結構、ざるそばが好きだったらしい。
デパートの食堂なんかでも、ざるそばばかり食べていた、と父に聞いたことがある。
それが、中学生くらいになると、うどん派に変わった。というか、そばは、まずい、と思うようになった。
それ以来、大人になるまで、喜んで蕎麦を食べたことは一度もなかった。
それが何の因果か、新聞記者になって初めて赴任したのが、信州、つまり蕎麦どころ。

嫌々付き合いで食べた打ちたての蕎麦に、愕然としたっけ。

何これ? 私が食べたことのある蕎麦と全然違う!

つまり、私が食べたことがあったのは、乾麺か、ゆで麺。
打ちたての蕎麦なんて、それまで食べたこともなかったのだ。
このあたりが関西の哀しいところ。
関東ならば、どこにでも手打ち蕎麦屋があったろうにね。
私が子ども時代は、そんな店、関西になかった気がする。
いや、あるいは、あったとしても、庶民の関西人家庭には縁がなかったということか。

とにかくそういうことで、信州に4年間務めて以来、「蕎麦は手打ちに限る」 と決めている。乾麺を食べたのはたぶん、10回に満たないと思う。乾麺しかない時の年越し蕎麦とか。そういう時だけ。
そもそも、自分で、蕎麦の乾麺を買ったこともない。
家で蕎麦を食べるとすれば、いきなりそば打ちにはまった義父がよく打ってくれた手打ち蕎麦だけだった。

生まれて10年間、たぶん、ほとんど乾麺やゆで麺の蕎麦を食べたことがない息子は、実は大の蕎麦好きだったりする。
「やっぱり蕎麦が食べたいねえ~」
ある時、そんな話になり、またまた、私の病気に火がついた。

打ってやる~、絶対蕎麦を打ってやる~

そば打ちは、一度だけ、義父の道具を借りて教わったことがある。
蕎麦粉自体は buckwheat flourの名でアメリカでも売られていることがわかった。が、日本の蕎麦打ち用の蕎麦粉とはきめの細かさが全然違うこともわかった。それで、結局、日本から蕎麦粉を取り寄せることにした。
アメリカの駐妻日本人仲間のご主人が日本にご出張された時、宿泊先のホテルに、ネット購入した蕎麦粉2キロを送りつけたのは、はい、私です。

そんなわけで、近々、こちらのご家庭を招いて、手打ち蕎麦パーティーでもやろうか、となったわけだけれど、さすがに一度も打たないまま、いきなりお客さん向けに打つというのもツライ。
それで今日は、試しに親子2人分の蕎麦を打ってみることに。

参考にしたのは、尊敬するTシェフご推奨のサイト。
手打ちそばの作り方

小麦粉(本来は中力粉だから、オールパーパスでもよかったんだけれど、とにかく腰の強い蕎麦が好きな親子なので、ここはブレッドフラワーを使っちゃった)を100グラム、ホールフーズで買った粗挽きの蕎麦粉を20グラム、日本の蕎麦粉を100グラム、という感じ。
アメリカの粗挽き蕎麦粉は、少し足すと、田舎蕎麦っぽくなって、うれしいかな~、と思って。
(でも、茹でる時、とんでもなくアクが出てきてびっくりした~)。

つまり、蕎麦粉の割合はせいぜい6割弱、ってわけね。
素人はこのあたりから試すのが一番だそうな。

ジプロックに粉を全部入れて、かしゃかしゃ振って、よく混ぜて、ボールに入れたら、後は水を入れて……。
そば打ちは計量が命、だそうですが、ははは、我が家の計りは故障中。誤差がなんと20グラムも出ちゃう。アウトだよなあ。
ということで、水の量は、カン頼み。
最初は全然、一つにまとまらなくて、後で水を足しちゃった。亜流です。

おまけに我が家の問題は、そば打ち特有の、あの長い麺棒がないこと。
せいぜいパン作り用のだもの。
それで、結局、300グラム弱のこの生地を、さらに半分に分け、2度に分けて伸ばした。
あらら、こりゃラクチン。つまり一人分(ちょっと多め)ずつ、伸ばす感じね。

ところがところが。
これだと伸ばしてもせいぜい、一片20センチ程度の四角にしかならない。うーむ。
どんなにじょうずに切っても、長さ20センチの蕎麦。これが折りたたんでる折り目でぶちっとちぎれたら5センチ以下に……。ああああああ。
普通の菜っ葉を切る包丁で、ざくざくと適当に切ったら、繊細な細い蕎麦ではなく、存在感のある太めの麺がいっぱい混じってしまった。
まあいいか、家庭用だし。

結論からいえば、のどごしはとても良かった。
味もまあ、おいしかった。
やっぱり、麺は、打ち手がどんなに下手でも、やっぱり手打ちに限る~。
と、親子で自画自賛。
でも、まだまだ客には出せないなあ。
なぜなら、見た目が悪すぎる。

太い。
短い。
香りが貧しい。

の3拍子。
香りは、蕎麦粉の割合を目標8割まで上げていくしかないなぁ。
「太い、短い」は……、包丁やら投資するつもりもないし、腕もそう上がると思えないので、もう少し一度に伸ばす量を増やして、長い麺にしてみようかな。
小さなボールとパン用の麺棒で、コソコソと蕎麦打ちする、アメリカ駐妻暮らし、なのでした。
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おめでと

アメリカで初挑戦、おめでとう!なんでもやってみるおぐにのガッツに乾杯です。

そばはもっぱら食べる方なので、うつのは一回しかやったことないです。
プロがやるとどうしてあんなにきれいにのびるのか、と思うよねえ。

でも、めげずに頑張ってくださいませ~。

練習あるのみでしょうか

いつも、楽しく読ませてもらっています。
そば打ち難しいですよね。
今年に入り、何度か挑戦していますが、まだ、うまく打てません。
水が多すぎて、メンが柔らかかったり、少ないとまとまらず。
何度も挑戦するしのが上達への早道なんでしょうね。
また、うまく打てたときの記事楽しみにしています。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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