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次なる目標、手打ち蕎麦

そもそも大した和食党でもなかったはずなのに。
手に入らないとなると、急にほしくなるもんなのだ。
アメリカに来てから、そんなことの繰り返し。

★ラーメンがむちゃくちゃほしくなった。
→チャーシューを自分で作り、中華スーパーで買った麺で、ラーメンは手作りできるようになった。

★塩鮭がむちゃくちゃ食べたくなった。
→塩漬け、塩抜き、干し、の3工程の手間をかけたら、日本よりおいしい塩鮭が食べられるようになった。

★餅がほしくなったが、こちらで餅を買うと高い!
→15000円の餅つき器を、義父母が渡米する時に、持ち込んでもらった。すでに1升分の餅を軽くついたと思う。「元は取れた」と喜んでいる。

★うまいうどんが食べたくなった。
→うどんは簡単に打てる。ということで、渡米直後は週に1度は手打ちうどんだった。最近、簡単にできるせいで、逆に飽きて、あまりやってないな。

ほかにもいろいろ、課題が浮上するたび、異常にもえちゃって、必死になって、解決策を編み出してきた。結局のところ、そういう 「理科実験」 が好きなのだ。
決して、料理好き、なのではなく。

もはやウォシュレットまで手に入れてしまった私にとって、新たな目標はこれ。

手打ち蕎麦が食べたい!

そもそも信州に4年もいたでしょ。
それまでは私、完全なうどん党で、そばなんておいしいと思ったこともなかった。ところが信州で蕎麦屋に入ると、これはもう、前提条件として 「手打ち」「打ち立て」「そば湯付き」 なわけ。例外なく。
そんなわけで、すっかり、蕎麦が好きになった。
乾麺の蕎麦は、あれはやっぱり、別の食べ物だと思うなぁ。

あれこれ調べているうちに、アメリカでも、buckwheat flour  の名前で蕎麦粉が売られていることが分かった。なーんだ、案外簡単に問題解決か、と思ったら。そうでもなかった。
アメリカで売られている蕎麦粉はどうやら、日本で、そば打ち用に売られているものとは、粉自体が全然違い、まず圧倒的にキメが粗く、デンプン質の多い部分なども一緒くたに粉になっているため、ベタベタとした食感となり、あのツルツル感がえられないどころか、手打ちしようものなら、ボソボソになり、ベタベタになり、ちぎれまくって、非常に無惨なことになる、というのである。

参ったな。
やっぱり、蕎麦粉は日本から取り寄せるしかないのか。

……ともっていたところ、我らが韓国スーパーに、「soba」なるものが売っていた。

blogsoba.jpg

Fresh Buckwheat Noodle.
訳して、「生そば」。
ああ、高まる期待!

打ち立てほどではなくても、最近の製麺技術は日進月歩。市販の生麺のうどんなんか、かなりすごいのもある時代である。
生そば。
いけるかも~!
1キロ5食分とあるが、1束はかなり大きい。7食分というところか。これで6ドルちょっと。
乾麺に比べたら高い出費だけれど、「生」 の魅力にはかなわない。
つい、購入してしまったのだった。

その日、息子に見せた。
ジャジャーン!
息子、大興奮!
「母ちゃん、今から、蕎麦を食おう。ざるで頼むぜ」

大量の湯を茹で、粉をはたきながら、韓国生そばをパラリパラリと投入。
見る見る、湯の色が変わる。
その色が、なんというか、白くない。
あえていうなら、ベージュ色。
こんなそば湯、見たことないが……。

不安を押さえながら、さっと茹で、冷たい水で締めようとして、仰天!
水の中で、ゆであがったばかりの蕎麦が見る見る色を変え始めたのだ。

蕎麦の色から、ベージュ色へ……。
なんだ? これ?

息子がチュルチュルと味見して、冷静に言った言葉がこれ。

「母ちゃん、こりゃダメだ。蕎麦というより、むしろ冷麺だな。こうなったら、冷やし中華にしよう」

かくして予定変更。
私は、あわてて錦糸卵を焼き、キュウリやらハムを千切りにし、さらに醤油と砂糖と酢とごま油で冷やし中華のタレを作った。
あああ、ざるそばが遠のいていく……。

それでも、息子の助言通り、計画変更し、冷やし中華にしてみたら、これはむちゃくちゃうまいのだった。いけますねえ、これ。
実は我が家では、日本食材店に売ってる冷やし中華に手を伸ばすのが悔しくて、中華スーパーに売ってる中華麺で冷やし中華を作ろうとし、とんでもないことになった経験もあるわけで、意外なものが冷やし中華の麺に転用できるとわかって、それはそれでうれしいのだった。

そんなわけで、手打ち蕎麦への道、遠し。
とりあえず、まずはアメリカの蕎麦粉を少し買ってきて、研究することにしようっと。
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がんばれ~

アメリカって何でもあるようで、そば粉はないのねえ。

こちらにいると当たり前のことを、もっとありがたがろうと思いました。
とはいえ、コメのできない地域の食べ物なんだけどね、そばもおやきも。

そば!

年末にお得意先(女性)から「主人が今年初めてうった」という手打ちそばをいただいたがゆでたらぶちぶちとこまかくちぎれてしまった。後でそば打ちが趣味の人にその話をしたら「初めて打ったそばを人にあげるとはすごい度胸だ。」と言われました。むずかしいのね。

そば粉、手に入るといいね~。

>日本食材店に売ってる冷やし中華に手を伸ばすのが悔しくて
わかります・・・わかりすぎます!!
高めの値段を出すのが悔しい、という思いもさることながら、アメリカに住んでいるのに、割高に提供される日本ブランドの食文化のみにしがみつくのがいやだ、というようなプライド?でしょうかねぇ。楽しんでいる反面、ロスもあるんですよね(^^;)

いまは日本に帰国して、なーんにも考えず、なんの葛藤もなくおいしく日本食を食べられて、米国での食生活のことを、遠い出来事のように思い出しています。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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