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うれしい、身近に韓国スーパーオープン

今日は、何と言っても、「千日前のおばちゃん」 にガツンとやられた日だった。
千日前、といえば、そう。
千日前デパート。
火災になって有名になった、あのデパート (というか、そういう名のビル) のあった、大阪のとある地名である。
なーんてこと、大阪人しか、知らんわなぁ。
でも、ビル火災では今も最大の被害、じゃないかな。
確か、100人以上死亡したはず。
私なんか、子ども時代に、このビル火災の話を聞いて、あまりに怖くて、トラウマみたいになって、怖い夢を何度見たことか!

ことの始まりは、なまこ。
友人宅の和食系つまみの料理本を見ていたら、

なまこ酢

というのを見つけた。
途端に、私の実家では、なまこ酢こそが冬の訪れを告げる料理だったんだという記憶が蘇ったのだった。
我が父の、好物だったのさ。

で、「なまこ食べたい病」 にかかってはや数日。
sea cucumber が食いたいとアメリカ人の友人に言ったら、Yuck! (きもっ!) といわれた。
その場にいた中国人に 「それは何だ?」 と聞かれたので、
「海参」 と中国語の漢字で書いたら、中華スーパーに売ってる、といわれた。
が、よくよく興奮して聞いてみたら、乾燥なまこで、それは漢方のごとき存在らしい。
ちぇっ。

別の友人が、「Hマートで見たかも」 と言ったもんだから、この日曜日のスケジュールが決まってしまった。Hマートは、この辺りの大手韓国スーパーチェーン。
我が家からだと、30分くらいかかるところに1軒あるのだけれど、ポトマック川をはさんだヴァージニア州には、「スーパーHマート」 といって、Hマートのさらに大型店なるものがあるらしい。
なまこを探すならば、そこかも……。

わざわざ高速道を40分。
40キロほどかけて、出掛けたのだった。
結論。
なまこはなかった。
が、ホヤがあった。
ホヤは、これまた、なまこ酢に並んで、私の好物で、さばきたてのホヤにぎゅっとレモンなんかを絞って、日本酒を……と思ったけれど、とても生で食べるには怖そうだった。
残念無念。

失意の私の前にあらわれたのが、「千日前のおばちゃん」。
誰かというと、ざくろ酢を店頭販売している韓国人のおばちゃんで、我々一家が日本人と分かった途端、日本語ですさまじい機関銃トークを繰り広げ始めたのだ。
おまけに、別の場所で店頭販売していた自慢の大学生の息子にまで紹介してくれた。
千日前のおばちゃんによると、千日前に8年前まで暮らしていたという。
それから息子と2人、アメリカに来た。その時、息子は10歳ちょっと。目的は教育のためだ。
苦労人のおばちゃんを母に持てば、そりゃ、勉強するしかないよな。
息子は、土曜日はきちんと日本語補習校にも通い、日本語と韓国語を維持したまま、アメリカで大学生となった。おばちゃんによると、
「すごーくいい大学」 なんだそうだ。

これがまた、絵に描いたように良い息子で、いやはや。
やっぱり、おばちゃんの背中が偉大だったんだろうなぁ。

「どこに住んでるの?」 と聞かれ、実はポトマック川の向こうのメリーランド側のロックビルという街だと答えたら、びっくりされた。
「あんた、隣のゲイザーズバーグにHマートが開店したばっかりやで。そこに行ったら、大安売りや。お土産かてもらえまっせ」
(見事な大阪弁なのだった。さすがは千日前のおばちゃん!)。

驚いた。
わざわざ40キロも走ってきたけれど、なんてことない、自宅から15分のところに、新しく韓国スーパーができたって? それも開店してまだ3日?

あわてて、車に飛び乗った。
今度は50キロドライブで、開店したてのHマートゲイザーズバーグ店へ。
いやーびっくりした。
店、広い。
店、きれい。
店、安い。

例えば、生牡蠣。
その場で貝を開けてもらって、10個で1.99ドル。
普段1lb(450グラムくらい)で6.99ドルだかの、新鮮そうな鮭の切り身が、3.99。
ハウスバーモントカレーのルーが一箱1.99 (6箱買っちゃったよ。ははは)。
味付け海苔の、普段ならたぶん3.99くらいするのが、これまた1.99。
あれも安い、これも安い、と買いまくってしまった。
お店の店頭販売では、日本人の売り子さんにも2人くらい会った。
そのうちの、若い女性は、信州のオーガニック味噌を売っていた。
かわいかったので買った。3.99ドル。

「日本人の方ですか? ひえええ、珍しいですねえ!」 という。
ゲイザーズバーグは、実はあまり日本人がいないもんね。
でも、私は、実はこの街の図書館の英会話クラブの常連 (何しろタダだしね~) なので、週に1~2回はこの界隈に出没しているわけで、このロケーションの韓国スーパーは、実に実に助かるのだった。
味噌売り姉ちゃんによると、
「この地域のお客さんは、ベトナム人と中国人が多いから、そちらに今後シフトしていくんだそうです」
だって。
頑張って日本食材を買って、ぜひぜひ日本食材の品数も増やしてもらおう。
そしてできるならば……いつか、生で食える、なまこを、空輸してください。
頼みます。どうかどうか。

ああ、なまこ酢が食べたい。
ちなみに、Hマートでかつて、生のなまこを見た、という友人に
「それ、赤だった、黒だった、青だった?」 と尋ねたら、
「……たぶん、赤茶色」

こ、こわっ。
だ、だいじょうぶだろうか?

今夜の夕飯は、牡蠣と鮭の切り身を入れた、味噌仕立ての鍋。
うまかった~。
日本酒を買いに走りたい衝動にかられた、そんな夜。

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おお!ありがとう!

バーモント、お買い上げいただきありがとう
ございます♪
うちの会社、実は米国で豆腐なんかも販売していますよ。日本では知られていないけど・・・

米国の人はカキは食べるのになまこは食べないのね。
食感変わらないと思うのですが。
プロフィール

おぐにあやこ

Author:おぐにあやこ
名前■おぐにあやこ
生年■1966年 ひのえうま
仕事■07年秋まで新聞記者。仕事を辞めて渡米。11年、新聞記者に出戻り。
趣味■読書、歌、旅
目標■ちょっと背伸びして、
 疑問符を感嘆符に変える事
苦手■勧善懲悪


著書■
▼「薬(ドラッグ)がやめられない 子どもの薬物依存と家族」(青木書店)
「ベイビーパッカーでいこう 赤ん坊とザックかついでスペインの旅」(日本評論社)
「魂の声 リストカットの少女たち」(講談社)
「いいじゃない いいんだよ 大人になりたくない君へ」(共著、講談社)
「アメリカなう。」(小学館)
「アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた」(径書房、ミズノスポーツライター賞)
「?が!に変わるとき  新聞記者、ワクワクする」(汐文社、読書感想画中央コンクール課題図書、高校生の部)

訳書■
「自傷からの回復 隠された傷と向き合うとき」(みすず書房)

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